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人生フラフラロンドン日記 ~Week 26~

ロンドンに来てから26週間が経過。熱波が再び襲来。前回の40度とまではいかないけども暑いことに変わりはない。家の作りのせいなのか窓を開けっぱなしにしていても、籠った熱が逃げていかない。どうにか出来ないのか。後はドア問題、僕のパワーでは開け閉め出来なくなってしまったので、いよいよ窓からの出入りが本格化しています。友達に写真送ったら不審者と言われた。かなしい、自分でもそう思う。

Netflixで配信しているウッドストックのドキュメンタリーが面白かったです。映像の3割くらい裸の男女で笑ってしまった。海外でフェスに行くと思うけど、日本のフェスって本当に綺麗だなと思う。リアムも絶賛していたので是非。

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足繁く通っている大英図書館の展示室に初めて入った。ここ最近は色々なことを理由に、展示とか全く行っていなかったけれどやっぱりもったいなかったな。久しぶりにわくわくする感覚があって、美術館でも博物館でも興味があるものにはちゃんと足を運ぶべきだとしみじみ思いました。ちょっとひと段落したらもっと観光をしようと思う。マグナカルタの実物を見たら高校時代にずっと遊んでいたCivilizationを思い出した。久しぶりに遊びたい。

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Rex Orange Countyを観に行った。2度目の熱波襲来中の週末のライブだ。日本は台風に襲われている中、イギリスでは雨不足だなんて地球はおもしろいな〜。渡英してまもない3月リリースの『WHO CARES?』が本当に素晴らしく、まだまだ慣れない生活の中でいつも鳴っていたような気がする。朝、希望を持って「KEEP IT UP」を再生しながら家を出て、無力さに落ち込んでは「WHO CARES?」を聴いて帰ってくる生活を本当に送っていた。普通に元恋人との遠距離恋愛に慣れなくて音楽にすがりつく悪い癖も出ていた。親指くんMVに乙女のようにキュンキュンしていた。

ポップアップショップで本人に会ったのは今でも覚えている。本当に存在するのか〜ってうっすら思っていた。そんな本人は遠いステージの上にいるんだから尚更実感がない。カラカラになりながらライブを観ていたけど盛り上がりが凄かった。何を演奏していてもみんな大合唱、録画するスマホはほぼ全曲で上がっていたのも含めてファンの熱狂さにびっくりしてしまった。ポップスターってこういうことを言うのか。

グラストのライブ映像が好きで、未だによく見ているんだけど、その中でもお気に入りの「Television / So Far So Good」が聴けたことは嬉しかったな。「誰か探しているなら僕とかぴったりだけどどうかな?」って歌詞が大好きで仕方ない。

日本人が多く住む街ってことで今回の会場があったアクトンの名前を聞いたことはあったけど、普通に遠過ぎて笑った。みんな本当に南に住んでください。全ては南から始まるってトムミッシュも歌っているし。これから渡英する人に「(住んだことはないけど)南は避けましょう!」ってアドバイスしているTwitterの人を見るたびに少しモヤモヤする。

野生のピザにも遭遇しました。なぜこんなことに…。

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ロンドンに居を構えてから半年を越えた。たった6ヶ月でさえ、嬉しいことも悲しいことも山ほどあった気がする。ひどい時には25年生きてきて初めてうっすらとした希死念慮と対面した。ありえないくらい心がズタボロだったことに自分で気付けるようにもなっていた。というかメンタルが弱過ぎてウケる。今も落ち込むことは多いけど元気です。魔女宅?

ともかく、イギリスでは来る前には想像していなかったことが沢山起きている。もちろん嬉しいこともそう。グラストに行けたことだったり、ライターをかじり始めてもっと音楽が好きになれたこともそう。もがいてばかりだけどちゃんと成長している気がする。自分は「普通に良い人だし、もっと素敵な人間になれるな~」という変な自信も最近身に付いた。

僕は悔しいことが許せない人間なんです。器が小さいから。「なんで自分がこんな目に」って思ってしまうような出来事が大嫌い。だから悔しいと思わなくなるぐらい大きな人になるのが30までの目標。自分の気持ちには正直でいたいし何も諦めたくない。振り返るとアホな自分が愛おしくて、人生が楽しい。イギリス生活はまだまだ続く。

小籠包のように中身がある人になろうよねってこと


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