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人生フラフラロンドン日記 ~Week 118~
ロンドンに来てから118週間が経過。また放置してしまっていた。時の流れが早過ぎて焦ってしまう。また急ぎます。
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1.
Faye Websterが作る「ほろ苦いけどちゃんと甘い」音楽が本当に大好き。新譜から旧譜まで流れるようにラストの「Kingston」へ。超ハッピー空間でした。 pic.twitter.com/9kDc3igqJM
— 𝙆𝙖𝙚𝙙𝙚 𝙃𝙖𝙮𝙖𝙨𝙝𝙞 (@_mam_e) May 15, 2024
2年ぶりのFaye Webster。公演のギリギリでチケットが回ってきたので慌ててKOKOに行ってきた。最後に観たのは一昨年のPitchfork Festivalで、その時はMICHELLEを目当てに行ったから、あまり聴いてもなくて、ライブ中にヨーヨーをするという不思議なお姉さんの印象しかなかった。ただその年末にリリースされた『Car Therapy Sessions』での既存曲のアレンジがあまりにも良すぎて、ズブズブとハマっていったので、あの時もっとちゃんと聴いていればという気持ちを持ったままだった。チケットも早々とソールドしていたので、半ば諦めていた時にリセールという鶴の声。
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会場は若い女の子で埋め尽くされていて、その勢いには少し圧倒されてしまった。でもFayeが作る「甘いけどちゃんとほろ苦い」音楽は確かにそういう年齢層向けなのかもしれない。KOKOの雰囲気も相待って、終始素晴らしい幸福感に溢れていた空間だった。終演後、出待ちをしていたら、一眼あった瞬間に「それBrain Deadじゃん〜」から会話が始まったの笑ってしまったな。でもそのために着てきたから、気づいてもらえて嬉しかった。てか気づくんだな。どれだけBrain Deadが好きなんだ。未だに来日したことないという結構意外なアーティスト。日本に行きたいよ!とは言っていたから、次は日本で観れることを願ってる。
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2.
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見ているだけで頭がこんがらがるOffprint London。Tate ModernでアートブックフェアのOffprintへ。3日間開催で、意図せず2日間行ったのだが、それはそれで正解だった。なぜならあまりのブースの広さに、初日は場所を把握することだけで精一杯だったからである。アートブックと言ってもその形態は様々で細かなZINEから、図録のように分厚い写真集まで幅広く「ブースを巡る→自分の好みの品を見つける→購入する」といった一連のフローをこなすことさえ初見には難しいように感じる。しかしそれは裏返せばディグりがいがあるということだ。畑違いでアートに明るくない自分でさえも、時間が一瞬で過ぎてしまうぐらい楽しいブックフェアだった。何より制作者、取り次ぎの流通業者含めて人の手から買えるのは、なんでもオンラインで買えるこの時代にはとても素敵な体験だなと思う。なぜかこの日に人生で初めてした三つ編みをとても褒められたことも含めて。
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3.
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このロンドン生活で初めての「音楽の殿堂」へ。初のロイヤル・アルバート・ホールをLaufeyで達成。いつも外から眺めていたこの建物に入れるだけで嬉しかったのだが、音も素晴らしく良くて、やはり「音楽の殿堂」に相応しい豪華絢爛なヴェニューだった。中でポップコーンが売っていることも面白い。
昨夜のLaufeyのRoyal Albert Hall公演、ここ最近行ったライブで1番良くて、今朝はLaufeyしか聴けてない。どこまでも音が伸びて行く「Goddess」で思わず鳥肌が立ったし、新世代の歌姫だと実感しました。サマソニに行く人は絶対に観て欲しい pic.twitter.com/Qke75QZec6
— 𝙆𝙖𝙚𝙙𝙚 𝙃𝙖𝙮𝙖𝙨𝙝𝙞 (@_mam_e) May 17, 2024
肝心のLaufeyだが、ライブを通して彼女の人柄にイチコロに惚れてしまった。往年のスターのような迫力と年相応のチャーミングさを兼ね備えていて、そのギャップにやられずにはいられない。ジャズとクラシックに影響を受けている彼女の楽曲が、こんなにも若者に支持されているのは音楽以上に彼女のキャラクター性もあるのだろう。過去の名曲のような雰囲気を持ちつつ、決して古めかしくならないからこそ驚きで、こんなにも下火のジャンルでも、彼女のようなライジングスターが現れるから音楽はいつでも面白い。
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美味しい和菓子をいただきました
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