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31歳、気がついたらアフリカにいた。商社→ミドリムシ→創業2年目ベンチャーでの新たな挑戦



1.はじめに

これまでSNS含めあまり自分自身のことを発信してこなかったのですが、今生きているこの瞬間の感情を残しておきたい、そしてそれが誰かの何かのパワーにつながったら嬉しい、という思いで、アフリカでの奮闘記をnoteに綴ることにしました。(※個人の意見を綴っています)

2.何者か

今やっていること

株式会社アクセルアフリカ というアフリカ進出コンサルの会社で、事業開発マネージャーとして3月よりケニアで働いています。

代表の横山さんが2年前に創業した会社で、社会課題解決型のビジネスに挑戦する企業や人を繋ぎ、アフリカの様々な社会課題を新しいビジネスを通して解決することがミッションです。

これまでやってきたこと

日本と米国の大学卒業後、商社にて営業・トレーディング・新規事業立ち上げに従事し、その後ミドリムシの会社でバングラデシュ事業・ESG&サステナビリティ関連の業務に携わってきました。

軸はビジネスx社会課題解決

幼少期にトルコで見た物乞いの子どもたちの光景や、その時感じた感情が、今の価値観のベースとなっています。
ボランティア活動ではどうしても根本解決にならないのではと感じ、アメリカの大学で2年間ビジネスを体系的に学びました。売る力・利益を生む仕組みを創る力を培うために商社で修行し、途上国の現場で事業に携わるべくミドリムシの会社に転職しました。

3.なぜアフリカに

ビジネスx社会課題解決

「ビジネスで社会課題を解決する」を実装したいからです。

昨夏ケニアに来た際に、Mpesaで便利なキャッシュレス生活ができる一方で、スラムでの現状があったりと、まだまだ様々な社会課題が存在していると感じました。自分の目で見て、現場で泥まみれになりながら、具体的に「誰の」「どんな課題を」「どのように解決するのか」を見つけて、事業を通して現地の人と一緒にインパクトを出していきたいです。

わくわく

「知らない世界に飛び込んでそこで起きるイノベーションを肌で感じたい」と思ったからです。

昨夏ケニアのスタートアップを視察した際に、若い方の圧倒的なエネルギーを感じ、刺激を受け、未来を考えるとわくわくしました。現地の起業家も同じ年代かそれより若い世代も多く、どのようなイノベーションがこれから起きるのか、自分の目で見ていきたいです。

動くなら今

「人生は一度きり。今挑戦しないと後悔する」と思ったからです。

人生100年時代と言われていますが、自分の寿命は誰にも分かりません。時間は有限なので、体力的にも全く見知らぬ土地で働くなら今しかない、と決断しました。毎日様々な挑戦をしていきたいです。

4. なぜAxcel Africaに

きっかけはスタートアップ視察ツアー

代表の横山さんとは、昨夏、前職の有給を使って1週間でケニアのスタートアップを視察するツアー に参加した際に会いました。
初アフリカ、初ケニア、刺激しかない1週間で、とにかくインプットが追いつかず、毎日が新しい発見の連続でとても楽しかったのを覚えています。
その時はまさかケニアで働くことになるとは思っておらず、その後、事業開発のポジションを募集されていて、エントリーし、ご縁を頂きました。

ビジネスx社会課題解決に共感

会社が大きくなればなるほど、より多くの社会課題の解決につながる、というビジョンに共感したのが最も大きな理由です。

できることが山ほどある

創業2年目という設立間もない組織だからこそ、事業開発だけではなく、HRやAdmin,Accountingのオペレーション構築や体制創りについても、自分で考動してできることが山ほどあり、面白そうだな、わくわくするな、と思ったからです。

経営を近くで

人や組織にも興味があり、10年以上ケニアでサバイブされてきた横山さんの近くで、経営がどういうものか学びたいからです。現地の方々とどのように事業を運営していくのか、自分自身もその中に入って、実践しながら吸収していきたいです。

5. 働く上で大事にしたいこと

Pay it forward

これまでの人生で、本当に様々な方に支えて頂き、ここまで生きてきました。社会復帰ができないのではと思う程のこともありましたが、その度に助けて頂いて、今こうして挑戦できていることは本当に有難いことです。頂いたご恩を忘れないこと、返していく気持ちを常に持ちたいです。

自分を大事に。心身の健康が最重要

目の前の人のこの課題を解決したい、と強く思いすぎて、過去に行き過ぎた働き方をしてしまい、知らないうちに自身を削っていたことがありました。
自分を削るようなストレスからは回避する、まずは心身ともに健康であることが仕事をする上で最重要。うまくバランスをとっていく方法を模索していきたいです。

無力な自分を受け入れる

思っている以上に自分自身が無力でちっぽけな存在であることに改めて気がつきました。だからこそ、できることから、目の前のことから、1つずつ積み上げていくしかない。1つの失敗に落ち込んでいる時間はありません。トライ&エラーを高速で回しながら、周囲の助けをもらいながら、チームでより大きな社会課題に向かって、崖を登っていきたいです。

とにかく楽しむ

日本では当たり前にできていることでも、こちらでは、ハプニングがつきものです。イライラしがちですが、楽しんだもの勝ちだと思うので、適度に肩の力を抜いて、こんなこともあるんだな、面白いな、くらいで楽しむ心の余裕を持ちたいです。

6.これからやりたいこと

日本のスタートアップ・企業をもっとアフリカに

まだこちらに来て数週間ですが、すでにこの地で事業を展開する可能性を感じています。また、日本企業が持つ優れた技術や経験、人は、アフリカの地で必ず貢献できることがあると強く思います。
事業を始める上での資金調達についても、助成金を活用する等方法はたくさんありますので、もっと多くの企業に来て頂きたいですし、そのためのサポートをさせて頂きたいです。

アフリカ現地の起業家を増やす

大学を出ても、雇用が足りておらず、働き口がない若い方がたくさんいます。一方で、現地の課題感を一番理解しているのは、現地の方だと思いますので、現地の起業家の方を増やせるよう、事業開発のサポートや、こちらのスタートアップ等と一緒に、皆で起業家育成のエコシステム構築等をできたらいいなと考えています。

誰のどんな課題に寄り添いたいかを見つけて実装する

自分の足で現地の様々な人に会って、場所に行って、誰のどんな課題があって、どのような形で解決できるのか、を見つけたいです。新しい事業の種を見つけて、一緒にその課題に向かっていき、目の前の人の笑顔が見られたら、きっと私自身の生きがいにもつながると感じています。全く上手くいかない可能性ももちろんありますが、とにかくたくさん動いて、動いて、動いていきます。

なんだか決意表明のような、よく分からない出だしになってしまいましたが、今後、アフリカ生活でのハプニングも含めて、日々の感情を自由に発信していきます。お読み頂きありがとうございました。