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アンチワーク哲学【ホモ・ネーモ】

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「労働なき世界」を実現するため「アンチワーク哲学」を紹介するマガジン。なぜ、誰1人労働しない世界が可能なのか? を徹底的に考察しています。
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#未来のためにできること

血縁というフィクションを破壊し、フリーセックスのように子育てをしよう

血縁というフィクションを破壊し、フリーセックスのように子育てをしよう

最近、妻とコスプレセックスするのにハマっている。どんなコスプレなのかを書くと性癖がバレるので書かないが、とにかく人様には見せられない格好でセックスをしている。

付き合って8年。結婚して5年。子どもが2人いるとなると、セックスは月に1回かそこらになる。だが、コスプレという起爆剤を導入することで、ここのところ4日連続でセックスすることに成功した。やはり新鮮味は大事らしい。

昨晩、2回目の射精を終え

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新しい労働哲学が難解な理由

新しい労働哲学が難解な理由

※今回の記事は、初学者向けの補講授業のようなものなので、既に理解している人は居眠りしながら読んでくれて結構である。

僕は労働なき世界を目指す「新しい労働哲学」の布教者なわけだが、世間一般に流布する俗流アンチ労働主義とは、似て非なる主張をしている。

だから、「労働なき世界」といった見出しだけを見て飛びついてきた俗流アンチ労働主義者は、僕の議論を読めば読むほど「ん?なんかよくわからんな?」となる可

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自由をKPIにする

自由をKPIにする

ヴィーガン思想について誰かと話すと必ず返ってくる発言がある。「でも、卵とか牛乳は、鶏や牛を殺して作るわけじゃないし、食べてもいいんじゃないの?」というものだ。

彼は家畜のことを「飯食って寝て、とにかく生きていれば満足する肉の塊」とみなしている。畜産現場がどれほど過酷かを知っているか知らないかは置いておいて、ともかく「生きているのだから何はともあれOKでしょ?」と考えているのは確かだろう。

この

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教育サービスとは情報商材である

教育サービスとは情報商材である

この情報、衝撃的だった。

1971年には18歳以下の子ども1人あたりの教育費は年間2.4万円だったのが、いまや37.1万円である。物価を考慮に入れていないとは言え、1971年から物価は2~3割程度しか上昇していないことを踏まえると、やはり異常な数値である。

そして18歳を過ぎた後の、大学の学費。これも1971年ごろから比べると5倍くらいになっているらしい。つまり、この50年で、日本人が教育に費

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多くの日本人のブルシットジョブ論がいつも微妙にズレているのはなぜか?

多くの日本人のブルシットジョブ論がいつも微妙にズレているのはなぜか?

「そうそう無意味な仕事多いよねー、ウチの会社も1円にもならないような無意味な会議や資料づくりばかりで‥」

ブルシットジョブについて話すと出てくるこのセリフは、微妙にブルシットジョブ論からズレていて、僕はいつも歯がゆい想いだ。

恐らく、ブルシットジョブ論がいう「無意味」と、この人が言う「無意味」は違う。

この人のいう「無意味な仕事」とは、会社が金銭的な利益を得ることに直結しない仕事を意味してい

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貧困の解決策がいつも「教育」なのは正しいのか?

貧困の解決策がいつも「教育」なのは正しいのか?

コバルトを採掘するコンゴの子どもたちや、シリコン鉱石を掘るウイグルの子どもたち。その悲劇を繰り返さないために「教育を!」と叫ばれることが多い。

たしかに教育を受ければ、素手で汚染物質にまみれた鉱山を掘るような仕事をしなくて済み、クーラーの効いたオフィスで事務仕事ができる可能性が高まる。

だが、これは問題の解決にはならない。コンゴ人の一部がオフィスで仕事をしたとして、じゃあ誰がコバルトを掘るのか

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