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『徳川家康』ブックカバーチャレンジDay3

さて。ブックカバーチャレンジ、今日も参ります。

このチャレンジは、読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。
ルールは2つ。
① 本の紹介は表紙画像のアップだけでOK
② 本の紹介と同時に、その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする

3冊目に紹介するのが、山岡荘八 著『徳川家康』です。全26巻という超大作でございます。

徳川家康

私が歴史好きになったのは、間違いなく父の影響です。
小学校低学年の頃の誕生日だかクリスマスのプレゼントには、歴史偉人シリーズのような百科事典を贈られ(当人の希望など、一切関係なしです^^;)、
日曜日家族団欒のTVタイムにも、必ずNHKの大河ドラマを強制的に見させられる、という。
影響というか、今思うと、もはや洗脳ですね。
そんな環境で育ったわけです。

それでも、父の歴史に関する知識は相当深く、興味深い話を色々と語ってくれたため、中学に入った頃は、学校の授業より、父の話の方が余程為になるし面白いなぁ、と感じた程です。

そんな父が、中でも戦国時代小説が大好きな私に勧めてくれたのが、このシリーズでした。一人一人の登場人物が非常に魅力的で、大の織田信長ファンになったのも、この作品がきっかけでした。


今私たちが生きる時代は、「人生100年時代」と言われていますが、
信長が愛した演目「敦盛」の一節では、「人間50年」と謳われています。


今の時代の約半分を自分が生き抜く期間と定め、
泰平の世の実現を目指し、乱世の世を生きた、もののふたちの生き様や美学からは、今を生きる自分にとっても、本当に学ぶことだらけです。

そんな大好きだった信長が本能寺で破れ散る場面も、この小説の中で有り有りとした描写で綴られています。
友人と京都へ旅行へ行く道中の新幹線の中で、ちょうどその場面に遭遇しました。
うたたねから目覚めた友人が、横で号泣している私に驚き、理由を尋ねられた私が、「信長が、死んじゃったよぉぉぉぉ。」と返答した際の、友人のドン引きした顔が忘れられません。


ちょうど父の命日でもある今日。
父との思い出が深いこの本を選びました。

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