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深い海の底で見つけたもの 〜個人事業主として屋号を変えた理由とは〜

今年に入り、わたしは自分の事業をさらに成長させるために、思い切って屋号を変える決意をしました。
また、そのためには、第三者の視点が必要だと感じ、かねてから「いつかお仕事をしてみたい」と、尊敬を寄せていた方に、思い切ってコンタクトを取ることにしました。

業界のトップランナー、コピーライター兼クリエイティブディレクターの安田さん

今回コンタクトを取った方が、株式会社 桜 代表の安田健一さんです。

彼とは十数年前、わたしがデザイナーだった頃にお会いしたことがあり、作品や、特にコンセプトに触れるたびに感銘を受けていました。

そしてある日、完全に心を掴まれる出来事が起きました。

それは、当時、デザイン事務所で仕事中にいつも流れていたラジオ番組でのCMを耳にした時のこと。
娘との絶妙な心理的な距離感を保ちながらも、父親の奥深い愛を感じるそのCMを聴いた時、感動的なストーリーに触れ、仕事中にもかかわらず、思わず涙を流してしまいました。
調べてみると、そのCMは彼が手がけたものだと知りました。
また、その当時、すでに国内外でのクリエイティブの賞なども数多く受賞されており、以来、密かに「いつかこの人と一緒にお仕事ができたらいいな!」と願うようになりました。

十数年ぶりにわたしからの思いがけない連絡を受けて、驚いたようでしたが、快く今回の依頼を引き受けてくれる、と言ってくれた時は感謝と安堵の思いでいっぱいになったものです。
しかし、実際にご一緒する過程で、彼の仕事の進め方、プロフェッショナリズムに、一層感激することになりました。

私にとっての”内省”とは…?

安田さんとの初めてのセッション。
わたしは、自身のサービスの内容や、どんなことが提供できるのか、といったところをヒアリングされるのだろう、と思い、色々と資料をかき集めてセッションに臨んだのですが、彼のアプローチは、わたしが考えていたものとは全く異なるものでした。

彼は、まず、私の生い立ちや価値観、ビジョンを丁寧に引き出しながら、私が何を大切にしているのか、これからどんな人々を支援していきたいと思っているか、それはなぜなのか?など、わたしという人間をまるっと含めて、深く探ってくれました。
毎回のセッションで、ホワイトボードは、わたしから飛び出した無数の言葉で埋め尽くされ、わたしも言葉に出すたびに、どんどんと過去の想いが甦り、自分が大事にしている部分などにも気づくことができました。

そして、ある時、安田さんは、私が話をする中で、よく「自然」に喩えること。
また、クライアントさんと向き合う際に、いかに深く内省してもらうか、ということを伝える際に、「深掘る」「潜る(ダイブする)」と表現していることをフィードバックしてくれました。
そして、「深掘る」と「潜る」ことの違いは何か?と尋ねてくれたところから、どんどんとイメージが広がりました。
 
私にとって深く内省することとは…

地面などを黙々と掘っていくのではなく。
海の底へ深く、深く、潜っていくイメージだな、と。

キラキラと輝く水面から、ディープブルーの海の底へ潜っていくことは、好奇心を駆り立てられることでもあると同時に、不安だし怖いことでもあります。
 
でも、自分の内側を深く見つめ、蓋をしていたところに触れ、覗いてみる。
そのプロセスは、私の中は、まさに自分自身という海の中にダイブしていく、ことなんです。
 
そうして、勇気を出して、深い海の底へダイブして、自分自身の真相部分にたどり着くことができた時。
人は、本当に深い気づきを得られ、その後、とても軽やかに浮上し、飛躍していく。
これまでのセッションでも、そういう方を、何人も見てきました。


真珠(PEARL)の発見

そのイメージが一気に見えた時、興奮して話が止まりませんでした。
一気に話し出すわたしを止めることなく、安田さんは横でじっと耳を傾けてくれて。

最後に「なるほど。では、深く潜ったクライアントさんと門脇さんは、そこで一緒に何を見つけられるんですか?」と尋ねてくれた時に、いよいよ核心部分にきていることがわかりました。
 
私自身も静かに心の奥深くに集中してみて、ふと閃きました。

あぁ、そうだな、そこで発見できるものは、真珠…かもしれないです。
その真珠こそ、クライアントさんの真の強みや大事な価値観、または向き合うべき本質的なテーマなのかもしれないです。
それは勇気を出して深く潜ったからこそ、発見できたり、手に入れることができたもので。
だから私はクライアントと一緒にダイブして、その真珠を見つけるためガイドになりたいんだと思います。

と答えました。

「なるほど。真珠。PEARLなんだね。」と答える彼。
ついに、屋号の核にたどり着きました。
 
その後、わたしが何気なく話していた中で、実は沖縄出身だったことが分かると。
「それって…うまくいきすぎでしょ!なんなのその展開!!」って。ひと盛り上がり。
着地するべきところにたどり着いた心地がしました。


こうして、安田さんとの数々のセッションを経て、新しい屋号「PEARL career consultant」という美しい屋号が生まれました。
この名前は、クライアントさんと私が共に見つけたい真珠(PEARL)の象徴であると同時に、私のサービスにふさわしいものだと感じています。
 
これまで何度も目にしてきた、その人だけのPEARLを見つけた時の喜びや安堵感に満ちた表情。
ぜひ、あなたも、ご自身のPEARLを探しに深い海へと潜り、旅をしてみませんか?
私はそのガイドとして、全力でサポートさせていただきます。
 
詳しいお仕事内容については、こちらのnoteからご覧いただけます。


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