病気、怪我、生まれてから死ぬまで、医療にかかわらずに生きる人はいません。
もしかしたら、明日は私が患者になるのかも。
だからこそ感情移入しやすいのかもしれないですね。
生と死、あるいはこころや体の不調を扱う現場を舞台に起こる事件、普段知ることができない医療従事者の思いや葛藤、そして解き明かされる謎――。
今回お届けするのは医療ミステリの魅力をふんだんに詰め込んだ5つの物語です。
知念実希人『傷痕のメッセージ』(角川文庫)
息をのむ展開と瞠目のラスト! 医療×警察ミステリの新地平!!
下村敦史『黙過』(徳間文庫)
移植手術、安楽死、動物愛護……“生命”の現場を舞台にしたミステリー。あなたは必ず騙される――『闇に香る嘘』を超える驚愕!
小松亜由美『遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト』(角川文庫)
有栖川有栖氏、驚嘆! 天才解剖医のメス捌きと推理のシャープさに圧倒される。
秋谷りんこ『ナースの卯月に視えるもの』(文春文庫)
元看護師の著者が送る、命の物語
仙川環『カナリア外来へようこそ』(角川文庫)
医療ミステリの注目作家が贈る、心温まる新感覚医療小説!