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老人ホームですが、なんとか人財確保できています

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離島の限界集落に立地する老人ホームたまんなゆうゆう。たいへんではあるのですが、なんとか人財を確保できています。その戦略を紹介していきます。
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2020年5月の記事一覧

【連載13 なぜ離島の限界集落にある老人ホームが人財を確保できているのか?】次世代を育てる(つぎのターゲット)

【連載13 なぜ離島の限界集落にある老人ホームが人財を確保できているのか?】次世代を育てる(つぎのターゲット)

こんにちはカドジュンです。そろそろこの連載もいったん終わりが見てきました。今回お話しするのは、次世代の育成についてです。

まず振り返れば2000年に介護保険が始まり、経営や採用にブームが起こりました。折しも就職氷河期から続く一般企業や公務員への門も狭かったため、介護職員もそこそこ充足して困る状況ではありませんでした。さらに小中高のカリキュラム、教育実習などにも介護体験が取り入れられ、若い世代の介

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【連載12 なぜ離島の限界集落にある老人ホームで人財を確保できているのか?】フォームを変える②(移住マッチングサイト)

【連載12 なぜ離島の限界集落にある老人ホームで人財を確保できているのか?】フォームを変える②(移住マッチングサイト)

こんにちはカドジュンです。前回から弊社の採用戦略の大きな柱となっている移住者についてお話ししています。4年前から、移住ターゲットのSSエリアである首都圏でのチャネルを模索していました。しかし具体的な話は省略しますが、なかなかパシッとくるものはなかったです。

そんななか、2017年総務省から出向していた五島市の振興部長塩川さんから、SMOUT(スマウト)という移住をマッチングするサイトを紹介されま

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【連載11 なぜ離島の限界集落にある老人ホームで人財を確保できているのか?】フォームをかえる①(採用戦略修正)

【連載11 なぜ離島の限界集落にある老人ホームで人財を確保できているのか?】フォームをかえる①(採用戦略修正)

こんにちはカドジュンです。2回にわたって2018~2019年を振り返りました。育成方針として「失敗しないと職員は成長しない。取り返しのつかない失敗以外は取り返せる」と考えています。先代理事長のトップダウン時代の反省は生かされているつもりです。2019年の事業目標を立てていた時も公言していました。過去も含めて試行錯誤(トライ&エラー)を大事にして向上(grow up)しよう。転んでもただは起きないと

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【連載10 なぜ離島の限界集落にある老人ホームで人財を確保できているのか?】インターバル②(Growup!)

【連載10 なぜ離島の限界集落にある老人ホームで人財を確保できているのか?】インターバル②(Growup!)

こんにちはカドジュンです。前回からインターバルとして、いったん2018年度までの振り返りをしています。苦境に立たされたなかどうしたのか?そして、どうなったのか?をかんたんに振り返り、2019年度の取り組みを説明します。

前回、採用が上手くいきすぎて人件費の高騰を招き、悪夢の27年度(2015年度)介護報酬改定、人口減少の影響も受けたと書きました。そのため、2018年度は経営的に底を打った年でした

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