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旅日記 23年2月 宿毛に行こうと初めは思ってもいませんでした


1日目

はじまり

2月のある日、2日間の休みがあったので
目的地を決めずに、だけど四国に無性に行きたくて、
行くことだけを決めて、とりあえず早朝に港まで来ました。

私の中でおなじみの周防大島の伊保田港、
家はAM5時前に出ました。

私、四国好きなんです。
愛媛では松山、宇和島、八幡浜、今治、西条などへ、
香川でもうどん巡り、高知では市内はもちろん、四万十、大歩危、
アビスパ福岡を追いかけて徳島の鳴門など、
四国各地へはずいぶんと行きました。
今回はどこに行こうか迷います。

一度行った素晴らしい思い出の場所も良いけど、
まだ行った事の無い、未踏の地に行くのもいいし。
うーん、悩みます。

乗船

8:10
柳井港から来た船は、この山口県周防大島町にある伊保田港から、
徒歩での乗船は私を含めて数名、車での乗船は2台ほどでした。

柳井港から出発した周防大島フェリーは、
この伊保田港に途中で寄港します。
エンジンを吹かせながら伊保田港を出港。
しらきさん号?丸?

しらきさん。
この船の名前は周防大島にある白木山に由来してるようで、
地元出身である星野哲郎先生が名付けたとのことです。

逆光でまぶしい。

思えば室戸や宿毛などには行った事が無いと思いながら、
アクセスや宿なども加味しながら、船の中で寝ころびながら、
iPhoneで調べてもまだ迷う。
四国カルストにはいつかキャンプで行きたいと思ってます。

往復きっぷ、帰りのを無くしたら地獄。

柳井から三津浜港への直行は防予フェリー、
伊保田港に寄港する船は周防大島松山フェリー、
運営会社が違うようです。

■伊保田港
↓08:10〜09:30
↓周防大島フェリー しらきさん号 三津浜港行
■三津浜港

9:30より数分前の到着で下船しました。

三津浜

愛媛県松山市、三津浜港に到着しました。
まだ迷いながら、とりあえず松山の街なかへ出なければ話にならず、
と伊予鉄道の三津駅へ向かいます。
松山市の三津浜という土地は古い建物も多く、
街並みを歩きながら見るのも楽しいです。

石崎汽船旧本社。
以前来た時よりおしゃれな店も増えてます。
三津浜港からゆっくり歩いて15分くらい。

伊予鉄道(いよてつ)三津駅に到着しました。

ここからは少し電車で松山市街へ。
どの列車もオレンジ色の車体。

■三津
↓ 09:49〜10:01
↓ 伊予鉄道高浜線 横河原行
■大手町

鉄道に詳しい人はこの駅が好きみたい。

yahooの乗り換え案内では「古町駅で降りるべし」となってましたが、
手前の大手町駅で降りてJR松山駅まで歩きました。徒歩5分くらい。
もう何度も松山には来てて多少土地勘もあるので、
脇の甘い誘導に惑わされない私です(ちょっと威張る)。

三津浜港から約40分くらいで到着。

到着しました。
いつまでも変わらない、少し古さを持つJR松山駅です。

構内の天ぷら屋さんで揚げたてを買って列車に乗り込みます。
そういえば練り物のことを「天ぷら」っていうの、
東日本ではそう呼ばないんでしたっけ。

揚げたては多少時間が掛かります。

■松山
↓ 10:18〜11:40
↓ JR特急宇和海9号 宇和島行
■宇和島

車掌さん。

特急列車に乗ります。
最近L特急って聞かなくなりましたね。

特急を自分の意志で乗るのって大人になってから。
特急=特別急行だけにいつも特別感があって好きです。
そして。いただきます。
内子座にもいつか行ってみたいです。
わらのマンモスともすれ違い。
ミカン畑越しに豊後水道、宇和海が見えます。

松山を出発して1時間20分ほど、愛媛県は宇和島駅に到着しました。
まだどこに行くか決定していません。安定の優柔不断男。
宇和島にステイするか、進むか、いろいろ考えました。
決めました。

闘牛の街。

宇和島

ほづみ亭の鯛めしは最高。

もう決めたんです、
宇和島の誘惑には見向きもせずに進むことを。

駅から街中を進み結構歩きました。

バスに乗るんです。高速バスを。
高速道路に乗るかわかりませんが、それなりのバスを。
そのつもりです、愛媛県を南下します。

バスセンターって都会にしかない印象、わくわくします。

ほうほうと、見ながらうなづき時刻表。
便数は多くないけど結構出てるじゃないかと、
安心しながら時間まで待つことに。

以北&以南。
大阪行きは7時間掛かるらしい。

直接大阪へ行けたりもするんだなと。
バス一本で行けるとしたら鉄道を使うより、
もしかして便利なのかもしれないですね。

さて、どこへ行くのでしょうか?クイズ状態。

しっかり行き先が撮影できてない私の写真下手さ。
カメラの設定、シャッタースピードをしっかり下げないとですね。
解ってはいるけどいつも忘れます。

蛭子さんと太川さんはどこですか?

ガーン、高速バスで無いとは。。。
完全にどこからどう見ても路線バス。
ゆったりとしたシートに座り、海を眺めながらの旅が。
まあ、たまには蛭子さん気分もいいかな。と思い込むことにします。

路線バスではなかなかお目にかかれない金額の切符。
右手に宇和海、どんどん進みます。
道路脇には柑橘類が植えられています。
さすがミカン王国。

■宇和島バスセンター
↓12:25~14:14
↓宇和島自動車 宿毛営業所行 


■宿毛駅

おおよそ定刻で到着、約2時間も乗りました。
ローカル路線バスの旅、目的地に到着です。

私と同じように約2時間、乗り通す方が数名いました。
センターに垂直に立つ何かが印象的な。

宿毛

高知県宿毛市です。
土佐くろしお鉄道・宿毛駅前に降り立ちました。
四国の中でもかなり南に位置します。
昔から何かにつけ耳にする場所、宿毛。
例えば気象情報でも私の目に耳に、よく現れます。
特別な目的は無いですが、ちょっと今回来てみました。
今夜は宿毛に泊まります。
宿は駅から歩いて10分くらい。

ホテルアバン宿毛。

この宿にした理由はいろいろありますが、まずお値段が安かった。
当時(23年2月)全国旅行支援のクーポンが使えて880円引き、
3520円で宿泊ができ、高知県内で使える2000円分のクーポンも頂きました。
さらにウェルカム的な取り組みでおやつ、ドリンク、カップラーメンなど、その中からひとつ選んで頂くことができました。すごい。

部屋も清潔で広さもちょうどいい感じ。

自転車も貸してもらえました。
これもこの宿を選んだ大きな要素。
全国様々なビジネスホテルを年に何度も利用してると、
さまざま良し悪しを感じますが、トータルで最高と思いました。

サドル、高くし過ぎました。

キリンハウス

目的は無いと言いつつ、こちらには前から来てみたかったんです。

何屋さんでしょうか。
私は知っています(だから来た)。
ハンバーガーショップではなくて。

聞きそうで聞かないハンバーガーレストラン。
お店のドアを開け、正面のカウンター内にいた、
年配のお兄様にオーダーをしました。

いつからお値段が据え置きでしょうか。

事前に調べてはいたのですが初めて来た事、
そしておすすめをお聞きすると「おなか減ってる?」などと
優しくお声がけ、いろいろ教えてくださりオーダーを完了しました。

お店の中も素敵です。
ゆっくり待ちます。わくわく。

15時ちょうどくらいで店内は私ひとりだけでした。
それでもテイクアウトをする人が結構来たりで、
人気店であることを伺えました。

メニュー看板を眺めながら待ちます。

看板が見えますか、
私は「チーズバーガー」とフライドチキンを「スナック」で、
そして「コーラのL」を頼みました。
フライドチキンは量がまあまあな「ランチ」にする?と聞かれましたが、
時間も時間だったので一番少ないスナックを選びました。

コーラのサービスがすごい。
おいしそー!
なんて写真を撮ってると、

すぐにスナックも運ばれてきました。
一番量が少ないって言ってましたよね??
そしてアジシオ、笑。アレだったら掛けてねーって、最高です。

スナック360円。
コーンにかかってるのは自家製マヨネーズだったかな。失念です。

写真で伝わるかわかりませんが、
右は看板にあったようなフライドチキンでなくてナゲットですが、
大きなものが8個もあります。ポテトもいっぱいでした。

メチャクチャおいしいんです、このチキン。
ちょっとアジシオもかけたり。
チーズバーガーもおいしい。

本当は事前に調べてた評判のクォーターパウンダーを頼もうかと
思ってましたが、スナックの圧倒的さにお腹がいっぱいになり、
チーズバーガーで本当によかったかも、と思いました。

外装から親しみやすい雰囲気。
ごちそうさまでした。

結局残したチキン、ポテトはお持ち帰りさせていただきました。
お店の正面は赤の統一感で素敵です。必ずまた来ます。
宿毛、遠いけどな。。。

宿に戻る

再び借りていた自転車をこぎます。
スーパーマーケットに2件ほど寄りつつ、日も暮れてきました。
地方のテレビで天気予報を入手しつつ。

まだお腹に残ってる感じもありましたが、夕食にしました。
いつもの旅のように地元のスーパーで仕入れ。
土佐巻き、ブリと太刀魚のおさしみ、
そして高知の地酒・美丈夫。大満足でした。

おちょこ、旅にはいつも持参。



2日目

発覚

いつの間にか寝てました。朝4:40起きです。
夜も明けぬまま宿毛駅へ向かいます。
と言ってもまたバスで戻るだけなんですけど。

土佐くろしお鉄道でも来てみたいですよ、宿毛シティ。
いつかまた。

始発に乗ります。

6:07の右端を注目。

乗ります、、、ガーン。この日は日曜日、
日祝運休と赤い字で書いてあるじゃないですか。。。

現在時刻は5:50です。

結局この日の始発は7時07分という事で、
仕方ないけどあと1時間どうしましょうか。

誰もいない宿毛駅を徘徊します。

早朝健康ウォーキング

頭部の情報が過多。

知らなかったんですけど、
はたっぴーの由来にもある通り、
この地域は幡多地域っていうんですね。

南海トラフ地震にも備える看板等も多く見かけました。
島崎和歌子さんと三山ひろしさんは高知出身。
ケンミンショーでもよく見ます。
地元民のつもりで徘徊。

まだまだ時間があります。
これだけ歩くと気分はもう宿毛市民。

宿毛にもベスト電器があるとは!
それにしても宿毛駅のカッコ良さよ。

なんて時間をつぶしながらブラブラすると、
夜も明けてきました。

やっと乗れます。宇和島行き。

あばよ宿毛。楽しかったです。

また蛭子さん気分。
愛媛県最南端・愛南町なども通過しつつ。
豊後水道。
はたまた宇和海。どう呼べばいいのか。

■宿毛駅
↓07:07〜08:53
↓宇和島自動車 宇和島駅行き
■宇和島バスセンター

戻りも順調に2時間弱、
宇和島バスセンターで降りずに2つくらい先の、
宇和島駅との中間にあるバス停で降りました。

おちゃよりばし。

また宇和島

思えば初日は宇和島での宿泊も考えました。
いつかの機会に。

ホテル付きの駅。

宇和島駅に到着。
戻りも特急宇和海に乗ります。

10号に乗ります。
予土線、ホビートレインにもまた乗りたいです。
駅名板、宇和島は端っこ。

■宇和島
↓ 09:55〜11:20
↓ JR特急宇和海10号 松山行
↓ 1番線着
■松山(愛媛県)

朝ごはんにしました。
宇和島駅近くの地元スーパー(フジ)で購入したものと、
駅の土産物コーナーで買った大番です。

たらのめ天ぷら、はみだしサーモン、
宇和島銘菓の大番、おいしい。
子供達はうれしい。
肱川と大洲城。
右のホームに見える時計が素敵。
またお会いしましたね松山。

松山

この赴きある建物も近々改築するらしいです。
まだちょっと時間がある。
展望席ゲットだぜ。

■JR松山駅前
↓ 11:26〜11:51
↓ 伊予鉄道市内線5系統 道後温泉行
■道後温泉

いつも松山市内の街並みを見るのが楽しくて、
JR松山駅から道後温泉まで25分掛かってるようには感じません。

古いチンチン電車もまだ走ってますが、新しいのもカッコイイ車体ですね。

道後温泉

道後温泉本館到着ですけども改装中でした。
みんな写真を撮ってました。

本館が改装中だったので別館・飛鳥乃湯にきました。

浴室は本館よりも広く、とてもいい湯でした。
またたくさんの観光客が戻ってくるといいですね。
相変わらずイキフンある駅舎。
松山市の中心部に戻ります。

■道後温泉
↓ 12:38〜12:58
↓ 伊予鉄道市内線3系統 松山市駅行
■松山市駅

でゅえっとで昼食にしようと思いましたが、
土曜日はかなりの混雑で断念。

以前行った時は平日ですんなり入れました。
バスで移動すると高校野球の強い済美高校の前を通り、
噂の校訓を目にしました。
いよいよ(伊予だけに)戻ります。

■松山市駅
↓ 伊予鉄バス 三津港行
■三津一丁目

お好み焼きみよし

三津にある地元のグルメを。
肉玉台付そばにしました。
知ってますか?三津浜焼き。
触感も美味しい牛脂の他、広島のようにそばも入ってます。

これが三津浜焼き。
台付とかの詳しくは↓
ごちそうさまでした。

三津浜地区には多くの三津浜焼の店が多いです。
みよし(2店舗)、日の出、白石などには行ったことがあります。
全店制覇してみたいです。

狭い小径を歩き、港へ向かいます。
フェリーターミナルに到着。

乗船

帰りもしらきさんを迎えて。
再び1時間ほどの船旅です。
さよなら四国。またお会いしましょう。
瀬戸内の島々を横目に船は進む。
1時間ちょっとというのが丁度いいんですよね。

■三津浜港
↓15:05〜16:12
↓周防大島フェリー しらきさん号 柳井港行
■伊保田港

柳井港行きのしらきさんは周防大島、
伊保田港に寄港します。
今回もお世話になりました。車を積んで行ってみたいな。

おしまい

日程的に本当はどこかでもう一泊できたのですが、
今回はおとなしめに(?)一泊二日に抑えました。

四国はおいしいものが多くて、
昔の、以前の風景も残っている気がして、
懐かしい気分を毎回味わえます。

四国には宿題もまだ多く残している気がするので、
遠くないうちにまた来ます。
長くなりました。ではまた。


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