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この街の風景|詩


「この街の風景」

なん倍速かの街の風景に佇む
そこに息づく音なんて無かった

星がみたいと、そう思った
切り取りのないおおきな空で
背の低い草のうえに寝転んで
気に入った星にひとさし指のばす

白から降りてくる梯子をみた
何処へつづくとも知れないそれ
信じた者だけが逝けるという
地球ごと呑み込まれて眠りを誘う

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