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今年のあけおめスイーツは~鏡餅風イスパハン!

ボナネー!ケイチェルおじだよ。

今年のあけおめスイーツは、ついに作ってしまいました、ピエールエルメのマカロン・イスパハン

イスパハンってめちゃくちゃ難しそうなイメージあったけど、レシピをよく見たらそうでもないなってことにだいぶ前から気づいてたんよ。マカロンさえ作れれば特別なテクはほぼ不要。ただ、最大のハードルは「材料を揃えること」に尽きる。

このマカロンに代表される「イスパハン」っていうエルメのお菓子シリーズは、フランボワーズ(ラズベリー)・ライチ・薔薇の3つの要素から構成される(中でも薔薇の香りが最も重要と思われる)。

まず、ラズベリー。先月のクリスマスの翌日に府中市内のスーパーでメキシコ産のラズベリーが売ってるのを見かけたんだけど、いざ4日後の30日に買いに行ったら売ってなかった!すっかり当てにしてたのに。翌31日に府中市内のスーパーや青果店を何軒か彷徨ってみたけど、もちろんどこにもラズベリーなんか置いてない。フルーツコーナーまでお正月仕様で、はいクリスマスはもうお終い!次はみかんや干し柿食えや!って感じになってた。仕方なくTOMIZで冷凍のラズベリーを買ってきたという次第よ。ラズベリー見かけたからあけおめスイーツはイスパハンにしよって決めたのに、早くも雲行きが怪しくなってきた。

続いてライチ。これは前にカルディかどっかで缶詰のシロップ漬けを買ってたので大丈夫。エルメのレシピも缶詰のやつを使ってるよ。

続いて薔薇。クリームに使うローズシロップローズエッセンスは元々持ってるのだけど、問題は飾りに使う食用薔薇。ネットで調べたら、エディブルフラワーが充実してるのは新宿伊勢丹らしい。ってことで、クリスマス前に仕事帰りに伊勢丹に行ってみました。同じ頃に新宿伊勢丹に行ってたおてだまさんとすれ違ったかもしれない。

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↑この2列しかなかった。左はナスタチウム?とかビオラの詰め合わせ。右がミニ薔薇。ミニ薔薇でもいいかなあ〜とは思ったものの、躊躇して結局買わなかった。

そんなわけで、肝心の材料が心許ないけど、作っていきましょう。

レシピはエルメ本の半量で。

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ちなみにピエール・エルメは自らインスタでイスパハンのレシピを公開してるし、NHK「グレーテルのかまど」のサイトには作りやすいアレンジレシピも掲載されてるよ。

↑バタークリームをレンチンで作るってだけで、それほど作りやすくなってるとは思えないけど(笑) 個人的にレンジ調理の方が難しいイメージあるので、エルメ本の通りに作っていきます。

薔薇のバタークリームの作り方

マカロンコック(皮)はいつもと同じなので省略。ポイントは薔薇のバタークリームかな。いわゆる「アングレーズベース」のバタークリームに、さらにイタリアンメレンゲを混ぜるタイプだ。アングレーズベースのバタークリームは作ったことないのでやや不安はあるが、まあ大丈夫だろう。材料はこちら。

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<イスパハン・薔薇のバタークリーム:スカッド>
イタメレ用の水:20g
イタメレ用のグラニュー糖:60g
イタメレ用の卵白:1個ぶん
卵黄:2個ぶん
グラニュー糖:22g
牛乳:45g
無塩バター:225g
ローズシロップ:15g
ローズエッセンス:2g

最初にイタリアンメレンゲを作っておきます。

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↑この後の作業にはハンドミキサーを2台動員。久々のブラウンさん登場だ。なお、注ぎ口付きの鍋を持ってないので、いつもイタリアンメレンゲのシロップは卵焼きフライパンで作ってる。これだと注ぎやすい。圧力鍋にはシュークルートが入ってし、いろいろ生活感溢れててすまん。

イタリアンメレンゲの作り方も省略。次にアングレーズソース。最初に卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまでよく混ぜたら、牛乳を沸騰させます。

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牛乳が沸騰したら卵黄のボウルに加えてよく混ぜる。

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↑ボウルつっても丼だけどな。

再び鍋(卵焼き器)に戻し、手早く混ぜながら85度まで加熱します。

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ここで混ぜが甘かったり温度が高くなりすぎたりすると炒り卵ができるらしい。1番の難所はここかな。

85度になったら適度なトロみもつくので、ボウル(丼)に戻し、余熱で固まらないようにハンドミキサーを回して粗熱を取ります。

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次にバターをハンドミキサーでホイップします。

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さすがに200gを超えるバターはホイップしようとするとかなり暴れる。

なんとかバターがフワッとして白っぽくなったら、先ほどのアングレーズソースを加えて混ぜます。

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できあがったバタークリームを、何回かに分けてイタリアンメレンゲに混ぜていきます。

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しっかり混ざったら、ローズシロップとローズエッセンスを加えて混ぜます。

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これで薔薇のバタークリームのできあがり。

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このバタークリーム、舐めてみたらめっちゃ美味しい!実はローズシロップとローズエッセンスって、それら単体だとイマイチ香りも味もよく分からなかったんだけど、バタークリームに混ぜると妙に高級感溢れる風味を出してくれるわ。バタークリームなのに、爽やかないい香りが口から鼻に抜ける感じ。バターのようなクドいものと合わせると爽やかさが際立つのかもね。

組み立て

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↑昨日のつぶやきに載せた写真です。コメント頂いた方でイスパハンだと分かった方はいらっしゃらなかった!?

マカロンコックに薔薇のバタークリームを絞って、縁に冷凍ラズベリー、中心にライチを乗せます。

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↑冷凍ラズベリーもライチも前日から冷蔵庫で水気を切っておいたもの。やはりラズベリーは丸1日冷蔵庫で林家ペーパータオルを何回か取り替えながら解凍したんだけど、無限に水分が出るわ。

さすがに不安だったので、クリスマス前にマドレーヌイスパハン作ったときに買ったフリーズドライのラズベリーを乗せたやつも作っとこう。

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↑結果としてこの機転が良かった。

ラズベリーとライチを乗せたら、再びクリームを絞ってコックでサンドし、冷蔵庫で一晩寝かせます。

そして翌朝。今日の朝ごはん。つまりは2022年最初に食べた物がこちらになります。

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お正月なのでやっぱり鏡餅風に(笑) 去年ユイじょりさんがやられてて、今年はおいたんもって思ってたんだよねー。

冷凍ラズベリーを使ったやつは案の定、下のコックがややグジュってたので、フリーズドライの方を採用。薔薇は食用じゃない普通の薔薇を飾りに。

一応、本物のイスパハン風にもしてみたよ。

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味はフリーズドライのものよりグジュった冷凍ラズベリーのやつのほうがプチガトーのケーキっぽくて美味しかったな。

やっぱり生のラズベリーじゃないから、本物とは全然味が違うんだろうけどね。今回はなんちゃってイスパハンになってしまったので、いつか完全再現を目指したい。

というわけで、

今年もよろしく美味しんぼ。

おわり。

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