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みんなの俳句大会 数珠つなぎ賞

昨日、十六夜杯みんなの俳句大会のみんなの賞が決定した。

最後までドキドキハラハラの展開で、西野圭果さんと鮎太さんが同点で受賞された。史上初の二人同時受賞である。面白かったー!

西野圭果さんと鮎太さんの受賞の喜びはこちら


明日は十六夜審査員6名による審査員賞と三賞(大金賞、金賞、銀賞)発表。それに先立ち、今夜20時から「ぱんだごろごろ賞」が発表される。

みんなの俳句大会には、たくさんの受賞機会がある。
 ①みんなの投票で選ぶ「みんなの賞」
 ②公式審査員が選ぶ「審査員賞」及び「三賞」
 ③みんなが勝手に選ぶ「勝手に賞」
 ④特別審査員が選ぶ「数珠つなぎ賞」

なかでも数珠繋ぎ賞は、個人的な思い入れが強い。

きっかけは、アポロ杯でみんなの賞を受賞したとのむらのりこさん。
自閉症スペクトラム、発達性強調運動障害を持つお子さまの成長を詠んだ一句の授賞は、(出来すぎなくらい)ドラマティックであった。のりこさんは、そのような子供のことをもっと広く知ってもらいたいというきっかけでnoteをはじめられたと言う。俳句大会が、その想いを少しでも後押ししたのであれば、こんなにうれしいことはない。


事務局は、次の大会で「とのむらのりこ賞」を贈っていただくことを打診した。優しい気持ちや応援したくなる気持ちをつなぐ一句を選んでくださいと。以来、「やさしさ」のバトンタッチが続いている。


これまでの受賞作品を並べると、

顔上げてプールサイドのママ探す

とのむらのりこさん
(アポロ杯みんなの俳句大賞)

葉を奏で鶺鴒誘ふ車椅子

はらっぱのりすさん
(白杯とのむらのりこ賞)

長靴や雪道小径父のあと

こたつぶとんさん
(沙々杯はらっぱのりす賞)

くたびれて卒業祝うランドセル

これでも母さん
(宇宙杯こたつぶとん賞)

純白のヴェールの陰で夏が往く

ぱんだごろごろ
(鶴亀杯これでも母賞)


ハンディキャップの克服、ご両親との忘れられない思い出、お子さんの成長、卒業、結婚等、個人的な経験に基づいた美しい句が並ぶ。まさに人の数だけドラマあり。

数ある句の中からたった一句だけを選ぶ賞だけに、バトンを受けた特別審査員のみなさんは大変時間をかけて吟味され、思いを込めてバトンを送ってくださっている。1対1での授賞式がとても感動的なので、是非、過去の授賞・受賞記事を読んでいただきたい。

とのむらのりこ賞授賞式(白杯)

はらっぱのりす賞授賞式

こたつぶとん賞授賞式

これでも母賞授賞式


前回「これでも母賞」は、お嬢さまの結婚式のことを美しく詠まれたぱんだごろごろさんの一句。これでも母さんの「for ぱんだごろごろさん」は、それを受けて書かれた素晴らしいショートショート。こちらもご一読を。

今夜20時、「ぱんだごろごろ賞」発表


今日の記事におっちーはない。


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