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Kacotamの拠点型学習支援(スタサポ)とは

 札幌市を中心に、ひとり親世帯や生活保護世帯等を主な対象に、「環境に左右されない楽しい学びの場をすべての子ども・若者へ」を使命として、学習支援や居場所づくりをしているKacotam

 2019年5月時点で以下の活動がありました。

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 2020年に「からんこえ」、2021年に「東京支部」「あうるねっと」「KacoNavi」「ポル」の活動が加わりました。

 その中でも、関わるメンバーと利用者数が一番多いのが、拠点型学習支援の「スタサポ」です。ちなみに、スタサポは、何かの省略表記ではなく「スタサポ」という固有名詞です!

拠点型学習支援「スタサポ」

 ひとり親家庭や生活保護世帯等の子どもを主な対象としています。一部の拠点では対象を限定せずに実施したり、個別の状況に応じて柔軟な対応をとったりしています。
 また、スタサポの実施形態への参加に困難がなければ、発達障害等がある場合でも受け入れをしています。

 教材は、利用者自身が普段使っている教科書、ワーク等を使用します。特にないという場合は、拠点にある教材を利用することももできます。教科・科目についても五教科が中心ですが、簿記や技術家庭科、小論文など様々なものに対応しています。

 基本的に、一人の子に対して、一人のメンバーがつく個別学習形式です。担当するメンバーは、基本的に毎回変わります。担当の指名はできず、拠点コーディネーターが、子どもの状況と参加できるメンバーの特性から都度担当割を作成しています。

 札幌市(6カ所)、江別市(1カ所)、苫小牧市(1カ所)、東京都(1カ所)で、公共施設や他団体等の施設等を借りて各拠点月1〜4回開催しています。

 利用料は拠点毎に異なり、0〜500円となっています。事前に利用申込・登録を完了していれば、参加した回のみ利用料を支払えばよく、テスト前の期間は少し多く参加し、それ以外はあまり参加しないという必要度に応じた使い方がしやすくなっています。また、月謝制ではないので、ご家庭として子どもに参加を強いることなく、子どもの意思を尊重しながら継続を促しやすいのではないかと思います。

拠点毎の特色

 スタサポは、拠点毎で会場のつくりが違う(時間で借りている場所なので)ことや、参加しているメンバーが異なりKacotamとして学習指導の方法を統一していないこともあり、雰囲気が拠点毎にすこしずつ異なっています

 また、拠点毎にミニイベントがあるところもあります。例えば、エルプラザ拠点(札幌市北区、JR札幌駅最寄り)では、月1回ほど、メンバーや外部ゲストによる「カコタイム」というミニ講演会が行われています(2020年4月より新型コロナウイルス感染症対策のため休止中)。L-Base(苫小牧市、JR苫小牧駅最寄り)では、「お菓子タイムSPECIAL」という、休憩時間にちょっと豪華なお菓子を作って食べることがあります。

 自宅から近いところや曜日・時間帯で通えるところを選択されることが多いですが、複数の拠点が候補になる場合には、各拠点に参加してみて、雰囲気のよりマッチするところを選択していただけたらと思っています。

スタサポの特色

 スタサポでは、単純に分からない問題をできるようなるという「勉強」の面の困りごとの解消だけではなく、進路のこと、学校生活のこと、家庭でのことなど、いろいろな相談ごとにもメンバーが真摯に向き合っています。

 学習支援に参加するメンバーは、〜30代まで(団体内の平均年齢が23歳ぐらい)で、少し年上のお兄さん・お姉さんといった感じです。原則一対一の個別形式ということもあり、「勉強」以外のお話もしやすくなっています。

 詳しくは、Kacotamの学習支援のまとめ記事を参照していただけたらと思います。

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利用を希望される方は、 https://kacotam.com/learning_support から❗

ボランティアとして活動したい方は、 https://kacotam.com/member#member_join から❗

寄付で支援してくださる方は、 https://kacotam.com/contribution から❗

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次回、 訪問型学習支援「学ボラ」をご紹介します。


この記事が参加している募集

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