Katsuya SAITO

NPO法人Kacotam学び支援事業ディレクター、ときどきサーバー屋さん。元・中等教育…

Katsuya SAITO

NPO法人Kacotam学び支援事業ディレクター、ときどきサーバー屋さん。元・中等教育業界中の人。「記録に残るのではなく、記憶に残るもの、心に残るもの」

マガジン

  • かんがえる・こうどうする・たのしむ カコタム

    • 233本

    Kacotamのメンバーが、思いおもいに活動に関わるアレコレを書いていきます。

  • 学級通信・教科通信【過去記事】

    教員時代に発行した学級通信や教科通信からオープンにできる記事を公開しています。これから高校生の君。今、高校生の君。教壇に立とうとしている人。教壇に立ち始めた人。教育に何らかの形で関わろうとしている人。などなど誰でも気軽にご覧下さい。

  • Kacotamで大事にしていることが見える記事

    • 5本

    Kacotamで大事にしていることが見える記事を集めました

  • カコタムシステム開発室

    認定NPO法人Kacotamのシステム開発室のあれこれ

  • 中高生のオープンスペースゆるきちを知る

    • 64本

最近の記事

2023→2024

 年末には1年を振り返り、年始には1年を見据えて、文章をしたためるというのが、大学生ぐらいのころから恒例になっていたが、どうも最近崩れていることに、noteの連続投稿チャレンジの告知を見て、ハッとした。 2023年を振り返る  COVID-19との戦いが概ね終わったけれど、その余波はしっかりと残っているような気がしてならない1年だった。  2023年やりたいことに、「北海道の道の駅巡り」を入れたけれども、日帰りか0泊2日で行ける範囲を網羅した頃には、予定が立て込み始めて

    • 明日から冬休み――有意義に過ごせよっ!!

      ※学級通信「挑戦者」vol.148(2014年12月25日発行)より 1.よく学べ! 冬休みの課題が各科目から出ているハズ。まずは最低限これをしっかりやって、課題テストでしっかり「点数をとる」こと。努力を成果であらわすべし。 もう3ヶ月もすれば諸君はきっと2年生になる。努力していればOK という1年生の立ち位置から、「成果」を出し始める2年生になっていこう。加えて、年末年始はいろんな親戚やいつもは会わない人々にあう時季。そういう人とのたわいもない会話とか,その人たちの立ち振

      • 全体研修を通して伝えたかったこと〜学習支援のNPOにて〜

         札幌市を中心に、ひとり親世帯や生活保護世帯等を主な対象に、「環境に左右されない楽しい学びの場をすべての子ども・若者へ」を使命として、学習支援や居場所づくりをしているKacotam。  新型コロナウイルス感染症の大流行もあり、しばらく対面での実施ができていなかった、全体研修(必修)が、先日久しぶりに開催できた。  今回、研修を主幹する中で、研修に込めた想いを記録として綴っておこうと思う。 代表講話 代表から、最近のKacotamのことこれからのKacotamのことを紹介。

        • 私的AOAO SAPPOROの歩き方

           2023年7月20日にグランドオープンした、都市型水族館AOAO SAPPOROに行ってきました。 人工海水製造機がお出迎え  チケットを手にして入場口方向へ進むと……最初にお出迎えしてくれるのは、人工海水製造機。生き物ではない……。メカがお出迎えしてくれる。  AOAO SAPPOROは、各フロア毎にコンセプトがあって、入場口のある4階フロアは、 なんだそうな。展示室というよりは、バックヤード感のあるフロア。  入場口から、次フロア(5階)へ続くエスカレーターへと

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          5本
        • カコタムシステム開発室
          16本
        • 中高生のオープンスペースゆるきちを知る
          64本
        • 北海道公立高校入試・解答解説
          2本

        記事

          【学習支援の現場から】目的であり手段である学習支援

           2023年6月22日 北海道新聞 朝刊 第13面(くらし) の特集「願いはここに」に、Kacotamの代表が取り上げられた(WEB版も無料会員登録で読める)。  Kacotam(カコタム)は、札幌市(北海道)を中心に、経済的理由や家庭環境等により十分な学習環境にない子ども・若者を対象に学習支援・居場所づくりをしている。 Kacotamの学習支援・居場所づくりを的確に説明するのはとても難しい ボランティアとして(途中から職員として)関わって88ヶ月目❗でも、「Kacota

          【学習支援の現場から】目的であり手段である学習支援

          とある一言から振り返る活動の「今」

           先日、団体内のオンラインミーティングで、ふとした拍子に出た一言。 「カコタムは貪欲」  札幌市(北海道)を中心に、経済的理由や家庭環境等により十分な学習環境にない子ども・若者を対象に学習支援・居場所づくりをしているKacotam(カコタム)。  ボランティアとして関わり始めたころは、スタサポ・学ボラ・リラーニング・スクールサポート・受験カコタム ぐらいしかなかった。  今は、スタサポ・学ボラ・リラーニング・受験カコタム・ポル・あうるねっと・ゆるきち・からんこえ・カタチ

          とある一言から振り返る活動の「今」

          Azureへの移行プロジェクト

           認定NPO法人Kacotam(カコタム)は、札幌市(北海道)を中心に、経済的理由や家庭環境等により十分な学習環境にない子ども・若者を対象に学習支援・居場所づくりをしています。ざっくり言うと、「学習支援のNPO」です。  職員やボランティア向けのメンバーポータルシステムや、利用者ポータルシステムを独自開発して運用しています。  先日、Microsoft Azureへのインフラを移行しました。 NPOなら 年3,500米ドル分のクレジットの寄贈を受けらる! ポータルの運用初

          Azureへの移行プロジェクト

          エンジニアとしての2022年振り返り

           2015年10月、サーバーエンジニアに転職してから早いもので7年が経ちました。NPOの職員をすることにしたことで、会社の方はフルタイムからパートタイムになりましたが、NPOの方では、主たる事業自体のマネージャー的なポジションをやりつつ、システム周りの担当も兼務していて、フルスタック(!?)エンジニアとなっています。 情報処理安全確保支援士 に登録 2022年のエンジニアとしての大きなイベントは、「情報処理安全確保支援士(登録セキュスペ)」になったことです。  2021年秋

          エンジニアとしての2022年振り返り

          投石しまくった2022年

           札幌市(北海道)を中心に、経済的理由や家庭環境等により十分な学習環境にない子ども・若者を対象に学習支援・居場所づくりをしているKacotamでボランティアとしての活動開始から数えると7年目、職員になってからは4年目に突入した2022年。  2020年、2021年は、感染症との戦いを乗り切るので精一杯だった感がありましたが、2022年は少し静かな水面を揺らす、一石を投じまくった年だったような気がしています。  ボランティアとして参加し始めた2016年時点では、知っているメ

          投石しまくった2022年

          子どもの教育福祉系のNPOが利用者向けのポータルサイトを独自開発した話

           カコタムシステム開発室 室長の斉藤です。  認定NPO法人Kacotam(カコタム)は、札幌市(北海道)を中心に、経済的理由や家庭環境等により十分な学習環境にない子ども・若者を対象に学習支援・居場所づくりをしています。ざっくり言うと、「学習支援のNPO」です。2012年1月 団体設立、2014年3月 NPO法人化、2019年4月 認定NPO法人の認定を受ける。この間 延べ12,000人以上の子どもがKacotamの学習支援を利用してきました。が、常勤職員は 2019年2月

          子どもの教育福祉系のNPOが利用者向けのポータルサイトを独自開発した話

          関わる人が安心して過ごせる場所をつくるということ

           10月第4週。学校が「こども」にも「おとな」にも「しんどいもの」になってしまっている現状を伝える記事が配信されていました。 自分にとっての「学校」 いろんなことがあったけど、自分にとっては「学校」はとても思い出深く大事な場所の一つです(教員の道に進むことを決めた要因でもあります)。  何か特定のグループに属するみたいな感じだったわけではないけれど、学校の中でそこここに、「居場所」と思える「場」があったように思います。 クラスだったり、部活動だったり、委員会だったり、放課

          関わる人が安心して過ごせる場所をつくるということ

          令和4年度(2022年度)北海道公立高校入試 理科 設問分析と個人的講評(速報版)

           世間はひな祭りな3月3日。北海道では公立高校の入学試験(学力検査)が行われました。微妙な天気だったけど、なんとか無事終わった模様?  長らく、1教科60点満点だったのが、100点満点になったり、作題方針に変更があるというようなことで、ドキドキしていた受験関係者が多かったんじゃないだろうかと思われる。斉藤も例外ではない。  それなりに出題傾向に変動があった教科もあったので、細かい部分はじっくりと見ていく必要がある気がするけれど、ひとまず理科をざっと見て、ざっと設問毎のすご

          令和4年度(2022年度)北海道公立高校入試 理科 設問分析と個人的講評(速報版)

          学び支援事業ディレクターとしての3年目を振り返る~楽しい学びの場づくりへの挑戦録!?~

           北海道札幌市を中心に「環境に左右されない楽しい学びの場をすべての子ども・若者へ」をミッションとして掲げ、学習支援と居場所づくりをしている認定NPO法人Kacotam(カコタム)の職員となり3年目が終わろうとしています。少しこの1年(2021年3月~2022年2月)を振り返ってみます。 1年目の終わりに書いた記事 2年目の終わりに書いた記事 続・見えざる敵との戦い 5月以降の大半の期間が、まん延防止等重点措置・緊急事態宣言の期間が断続的に続いたこともあり、以下のような集

          学び支援事業ディレクターとしての3年目を振り返る~楽しい学びの場づくりへの挑戦録!?~

          年末年始でも必要な場

           年末年始ぐらい、家でのんびり過ごしたいという欲望が満ちあふれている人の世。でも、「家にいたくない」という人も少なくないようで……。  札幌市を中心に学習支援を行っているKacotam(カコタム)が運営している「中高生のオープンスペースゆるきち」は、年末年始の特別開館で賑わっています。  2020/2021年の年末年始にも特別開館を実施していましたが、こちらは利用予約がびっちり埋まってしまって、利用調整が発生するほどでした。そこで、2021/2022年の年末年始特別開館は

          年末年始でも必要な場

          教員とエンジニアの交差点~アセスメントの大切さ~

           元高校教諭、元/現エンジニア(サーバー技術者)というちょっと不思議な経歴で学習支援のNPOで常勤職員をやっています。  学習指導において重要だと思うのが、学習者の状況を適切に把握できているかどうかということです。集団授業だと、「わかりやすい教え方(指示)」をしているかどうかは、授業の評価に影響すると思いますが、個別指導(一対一)の形式の場合、重要なのは、誰にでもわかりやすい教え方で教えることよりも、どれだけその子にあった教え方ができるかだと思います。  その子にあった教

          教員とエンジニアの交差点~アセスメントの大切さ~

          Kacotamの「視野が広がる環境づくり」とは

           札幌市を中心に、ひとり親世帯や生活保護世帯等を主な対象に、「環境に左右されない楽しい学びの場をすべての子ども・若者へ」を使命として、学習支援や居場所づくりをしているKacotam。  学習支援というと、数学や英語などの教科学習が一般的ですが、Kacotamの学習支援(学び支援)では、「視野が広がる環境づくり」という区分で、教科学習以外の様々な体験学習等を提供しています。 子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト とても長いので、通称「カタチ化プロジェクト」あるいは

          Kacotamの「視野が広がる環境づくり」とは