クラロワ | 2019年4月15日は、アースクエイクが登場した日。グララララ!
おつかれさまです、kabutomです。
「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)の歴史をカジュアルにふりかえるシリーズ企画「 #クラロワ今日は何の日 」。今回は、4月15日①です。
【2019年4月15日】クラロワにアースクエイクが登場した日。グララララ!
2019年4月15日は、クラロワにアースクエイクが登場した日です。
4月12日に公式Twitterが謎の画像で新カードの登場を匂わせたのち、4月14日の「TVロワイヤル」で「アースクエイク」について情報解禁。そして、間髪入れずに4月15日のアップデートでゲーム内に実装されました。
アースクエイク(Earthquake)とは?
アースクエイク(Earthquake)は、ユニットよりも建物に与えるダメージの方が大きい、”建物特化型”な呪文です。効果範囲は地上だけ。まあ、地震ですからね。
兄弟タイトル『クラッシュ・オブ・クラン』(クラクラ)由来のカードということもあって、両方プレイしている人は4月12日の”謎の画像”を見ただけでピンと来たようです。
クラロワでリリースされた時点のアースクエイクの性能は、こんな感じでした。(※数字は大会レベル:Lv9のもの)
毎秒ダメージ:61
タワーダメージ:61
建物への毎秒ダメージ:244
効果時間:3秒
”おかしい”ところが2つあって、まずタワーダメージです。通常の攻撃呪文には”制限”がかかっていて、通常ダメージの30%くらいしかタワーを削れませんが、クエイクは制限されることなく100%攻撃が通ります。エリクサーコストに対するタワー削り性能がエグイいコスパな訳です。
そして、建物へのダメージは、なんと通常ダメの4倍。グラ、グラ、グラと3秒揺れればどの建物もほぼ半壊状態です。大砲以外の建物は4コスト以上ですから、相手がクエイクを持っている場合は建物を出すだけでエリクサー損を重ねることになります。えげつない…
かくして、クエイクの登場により、”建物不遇時代”が決定的なものになったのでした。
カードの歴史(2019年~2023年)
このカードの歴史を、バランス調整を中心に振り返ってみましょう。(クラロワ攻略メモ Wiki)
2019/04/15 リリース
2020/03/02 上方修正(地中にいる時のテスラも攻撃できるように)
2020/05/05 上方修正(ダメージ:+11%)、下方修正(建物へのダメージ:-25%)
2020/06/02 上方修正(移動スピードスローダウン効果:35%→50%)、下方修正(攻撃スピードスローダウン効果:廃止)
2021/02/11 上方修正(建物へのダメージ:+16%)、下方修正(タワーダメージ:-15%)
2022/04/08 緊急修正(タワーダメージ:-23%)
クエイクの歴史で大きかったのは2020年6月の調整です。リリース時のクエイクは、相手の①移動スピードも②攻撃スピードも遅くする効果がありました。これが、約1年後の2020年6月の調整で②攻撃スピードのスロー効果が廃止されたんですね。やっぱり両方だと強すぎたのでしょう。
◇
2023年4月時点で、アースクエイクの性能はこんな感じです。(※数字は大会レベル:Lv11のもの)
毎秒ダメージ:82
タワーダメージ:54
建物への毎秒ダメージ:287
効果時間:3秒
タワーダメージは100%→65%、建物へのダメージは400%→350%と、リリース時より丸くなりはしましたが、依然として”建物特効”なカードであり続けています。
よく使われているデッキ(2023年4月)
このカードはどんなデッキで使われているのでしょう?(RoyaleAPI)
2023年4月時点、クエイクが使われているのは、ほぼほぼホグライダーデッキのみです。使用率1位が迫撃ホグ、同2位巨スケホグ、同3位テスラバルキリー型と、おおきく3タイプのホグデッキが、サブユニットを変えつつ何度もランキングに登場していました。
”高回転”を正義とするホグデッキにとって、(主な攻撃呪文より低コストな)3コストで相手の防衛施設を突破できるクエイクは欠かせない相棒なのでしょう。タワーにホグが通らない相手は、クエイク削りに切り替えることもできますしね。
ホグ以外のデッキがないかランキングを探したところ、唯一対抗できそうだったのはアチャクイ入りのロイホグデッキでした。アチャクイが強すぎた時代、本当にみんながみんなこれを使っていました。今はその波も落ち着きましたね。
ホグ以外でもう1つ見つけたのは、ディガポイミラーデッキ。初めて見ましたが、4スぺですか! こりゃあカード回しが大変そうだ…
よく使われているデッキ(2024年4月)
現在このカードはどんなデッキで使われているでしょう?(RoyaleAPI)
2024年4月の時点でクエイクはほぼホグライダーデッキ専用呪文と化していました。競技シーンなどでロイホグクエイクを見ないこともないのですが、マルチではほぼホグクエイク一色!
ホグが元々人気の主軸カードであるのに加え、評価の高い限界突破カード(進化ロケ子と進化ナイト)の強みを生かせるデッキゆえの人気でしょう。
その他の進化カードとしては、進化スケや進化テスラ入りのホグクエイクデッキも上位に来ていました。無課金・微課金だと進化カードの育成は大変なので、純粋なカード人気なのか、育ててある進化カードを使い続けているだけなのかは判断に迷うところです。
この4月には高回転に強い新タワーのダガーガールが登場しましたし、彼女に対抗すべく、この慣れ親しんだテンプレの型も少しずつ変わっていくんでしょうね。
◇
それでは、今回はこのくらいで。
また次の「 #クラロワ今日は何の日 」でお会いしましょう!■
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
+ 関連:アースクエイク登場後に建物カードはどう変わっていったか?
クラロワのバランス調整には「ディフェンスよりオフェンスを有利に」という方針が昔からあって、建物を置くだけで自陣に引きこもっているデッキが流行ることは元々良しとされていませんでした。
そこへアースクエイクが登場したことで”建物不遇時代”が確定してしまったのですね。
しかし、バランス担当としても、建物カードがまったく使われないというのも、それはそれでよくないと思っているようで、手を変え品を変え調整を重ねてきました。その履歴をにらめっこしてみて、見えてきた法則性が2つあります。
1つは、稼働時間を短くする方向性。言い換えれば、短時間でも仕事ができるようにする調整。建物がクエイクなどの呪文で壊されるのをある意味織り込んだうえで、短時間で壊されてしまってもそこそこの働きができるよう、生成速度や攻撃速度が少しづつアップされてきました。
もう1つは生成系の建物に、破壊時生成が標準装備されていったことです。もともとは墓石だけの特権でしたが、ババ小屋(2020年2月)、ゴブ小屋(2020年4月)、オーブン(2021年12月)、エリポン(2022年4月)に順次展開。ゴブ檻(2019年5月)やゴブドリ(2021年6月)は新カードとして登場した時から、破壊時生成を備えていました。
しかしまあ、この2つの対策をもってしても、みなさんご存じのように”建物不遇時代”は続いています。建物の夜明けは遠いぜよ……
+ 関連:当時の紹介動画
▽ドズル
▽きおきお
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
+「#クラロワ今日は何の日」とは?
「 #クラロワ今日は何の日 」とは、「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)の歴史をカジュアルにふりかえるシリーズ企画です。筆者kabutomの2023年を通した年間企画で、note・Twitter・Instagramで展開しています。
応援よろしくお願いします!
最後までお読みいただきありがとうございました。
noteではログインなしで、ハートマークから「スキ」できます。
あなたの1つの「スキ」が筆者の背中を押してくれます!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!(kabutom)
Good Game👍
余談。
地震→白ひげの連想で「グララララ!」と題に書いてみてふと思い出したのは、『デュラララ!!』のこと。少し前の作品だけど、みんな見たり読んだりしたことある? 先日、ニコ生で一挙放送をやっていて、ガラケーとかの小道具に時代を感じつつも、ぐっと見入ってしまいました。いろんな濃いキャラが交差する群像劇なのが最高だけど、登場人物が多い分、今からならラノベよりアニメのが入りやすいかもね。シズちゃん、最高!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?