俺もジャンプを売る側になった
私がまだ小学生のころ、近所の個人商店でジャンプを買っていた。
田舎に住んでいたので、近所といっても自転車で30分はかかる。
ジャンプのためにチャリを飛ばし、夏の田んぼのあぜ道を、汗をかきながら走った。
そしてようやく店にたどり着くと、入りたてホヤホヤのジャンプを見つけて、すぐさまカウンターに向う。
田舎だからカウンターのおばちゃんとも家族ぐるみの仲である。
「いつもありがとうねえ」
そんなこと言われながら、お金を払い、ジャンプを受け取った。
そうしてまた、家でジャンプを読むた