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【就活中の大学生必見!】元証券マンが語る、証券会社新卒1年目の仕事とは?

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 初めての方は、こちらの自己紹介記事をぜひご覧下さい。


 これまでの株価分析記事の一覧はこちらです。


 普段は割安株を中心に、銘柄分析記事を連載形式で投稿しています。


 今回は、趣向を変えて、僕自身が新卒で入社した証券会社について、実体験をもとに解説していきたいと思います。


 以前も一度、証券会社(証券マン)の実態について記事を書きましたが、本記事では新卒社員の働き方にスポットを当てて、詳細を見ていきたいと思います。

 以前の記事はこちらをご覧ください。




①新入社員のノルマとは?

 いきなり生々しい話になりますが、証券会社の営業マンとして入社した新卒社員は、1年目にどのようなノルマを与えられるのでしょうか?


 僕が入社した証券会社の新卒1年目のノルマは、主に以下の内容でした。


(1)新規口座開設(3月末時点の口座残高100万円以上)を12件
(2) 資金導入 6,000万円
(3) 商品販売 6,000万円


 これだけ見てもあまりピンとこないかもしれませんが、すべて達成できた人間は2~3割程度だったかと思います。

 100万円以上の入金をしてもらわないと口座開設にカウントされないというルールがなかなかキツかったです笑


 いずれにしろ、与えられたノルマはこなさなければならないため、上記のノルマを達成することを目標として、1日の動き方が決定されます。

 では、新卒社員1年目の1日の動き方を見ていきましょう。





②新卒1年目の1日のスケジュールは?

 それでは、新入社員の1日の動きを見ていきましょう。

 ちなみに、僕が入社した証券会社では、GW明けから各自営業店に配属され、6月から営業がスタートしました。

 営業が始まってからの1日の流れは以下のようになっています。


 7時に出社。
 日経新聞の内容確認、各種マーケット情報の確認を行います。

 9時から課内で新聞読み合わせ。
 各自気になった記事をピックアップして自分の意見を交えながら発表し、どのようにセールストークに活かすかを検討し合います。

 10時から営業開始。
 各自割り当てられた担当エリアに向かいます。最初の2ヵ月程度は新卒社員は全員飛び込み営業を行います。

 17時頃帰社。 
 課内MTGにて進捗を報告。今後の営業方法について相談を行います。

 18〜19時に退社。


 
 非常にざっくりですが、こんな感じです!

 朝が非常に早いのが特徴ですね。
 おかげで満員電車とは無縁の生活でした。

 さすがに1年目なので残業はそれほどありませんでした。(朝の労働については、8:30までは時間外手当ての対象外とされていましたが。笑)


 




③担当エリアの決まり方

 一口に営業といっても、その担当エリアはどのように決まるのでしょうか。

 おそらく、各証券会社や支店によっても若干違うと思いますので、僕がいた本店営業部を例に説明致します。


 本店営業部では、新卒社員それぞれが、支店から比較的近い地域を被らないように担当エリアとして割り当てられました。(多少であれば希望も通ります)

 僕は特に希望したわけではありませんが、秋葉原・御徒町エリアを担当しておりました。(同じ本店の同期は、神田、お茶の水、銀座、赤坂など)


 ただ、本店とは別に「上野支店」もあったので、僕が担当していた御徒町などは完全に上野支店の担当エリアと被っていました。笑

 もし、すでに他の支店のお客様だったり、現在進行形で営業を同時に行っていることが判明した場合は、基本的には早い者勝ちというルールだったので、後から営業をかけた側が引くことになっていました。

 この辺は支店が多い証券会社ほど、やりづらいポイントだと思います。




 


④具体的な営業手法について

 それでは次に、具体的にどのような動き方で営業活動を行っていたかを見ていきます。


 
 まず、担当エリアの地図を印刷し、最寄り駅の隣のビルから順に飛び込み営業をかけていきます。

 飛び込み営業のスタイルはとてもシンプルで、ピンポンを押して、相手がいれば自己紹介及び名刺交換を依頼します。

 不在であれば自己紹介シート(A4)名刺をポストに投函して次の会社に営業をかける、ということを延々と繰り返していました。


 一つのビルを上から下まで当たり切ったら、地図上のビルを塗りつぶし、隣のビルに営業をかけていく、というスタイルです。笑

 ビルといっても、丸の内にあるようなガチガチのセキュリティーのオフィスビルではないので、簡単に中に入れます。
(なんなら扉に鍵すらかけていない会社さんも結構あります。笑)


 2~3か月もすると、さすがに担当エリアの大部分について飛び込みが完了するので、そこから先は電話営業(テレアポ)と飛び込み営業が半々程度のアプローチに切り替わります。

 いきなり飛び込みの比率をゼロにすると手を抜いていると思われる可能性があるため、午前中はテレアポを行い、午後は引き続き飛び込み営業を行うというスタイルが多かったです。笑

 多い日は1日60件の飛び込み、又は200件の電話などをこなしていました。笑

 今思うとゾッとします。





⑤まとめ

 非常に簡単にですが、証券会社1年目の働き方について見てきました。

 おそらくどの証券会社も大差ないと思いますので、あなたが現在大学生で、証券会社への就職を検討しているのだとしたら、この記事の内容をよくよくイメージしてもらえると嬉しいです。


 それでも証券マンになることを目指すのであれば、得られるものも数多くありますので、応援したいと思います。

 この記事が何かの参考になれば幸いです。

 次回の記事もよろしくお願いします。




 本記事の内容がよかったら、これまでの記事もぜひご覧ください。


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ここまで読んで頂きありがとうございます。

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