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バツイチ女がマッチングアプリで2000いいねを獲得するまでの話.23〜モテ足りない〜

妖怪・チョコボールで相当なダメージを食らったわたしは、そこで懲りて辞めればいいものをマッチングアプリを併用することにした。
生来の負けず嫌いがこのまま引き下がったら女がすたる。
もう迷いはなかった。

そんなわたしが選んだのはクロスミー。
すれ違い機能のついたアプリだった。
どんな人と、いつ、どこで、何回すれ違ったか分かる、というアプリだった。
なんというか、コンセプトがロマンチストな女向け?
相当追い込まれていたので、とりあえず登録ゥ!

モテ足りない。
もっとチヤホヤされたい。
正直言って学生時代はかなりモテたほうなので、今の結果に全く納得いっていなかった。
「わたしがこんなはずはない…!」(悲しいほどに高いプライド)
一番大きな原因としては顔を一部隠していることだと思いつつも、知り合いにバレたくないので顔を全部晒すわけにもいかない。

仕方ないので、自撮りしまくって盛れた角度の写真を生成した。
その写真を使ってみたらすごく伸びた。
これはいいぞ。
プロフィールも「さみしがりやな方です♡」とか書いてみた。
なんかやらしいけど…
さすがに「さびしんぼう」だとなんだか卑猥極まりないのでやめておいた。

当時他のアプリにはすれ違い機能はなかったので、中身が超女の子なアタイにはクロスミーはすごくよかった。
「えっ、この人ともう10回もすれ違ってるの!?えー家近いのかなー、わーこの人いいかも!」
なーんて少女モードで一人キャッキャしたものです。

しかし、すれ違いどころか1-1.5キロ圏内にいる人をすれ違い認定していたと思うんですよ、たぶん。(わたし調べ)
マッチングした人が近所だったので実際会って聞いてみたら、お互いが駅にいたタイミングと全く合いませんでした。
だから実際は袖が触れ合うほどの距離のすれ違いではなかったのでは、と思っています。笑

ま、そんなことはさておき、順調にさまざまな男を釣り上げられるようになった中で出会ったのがコンサル会社に勤めるケントでした。
当時すごいムカついたんで、申し訳ないけど君は本名で晒してやる。
どうせ読まないだろうし、バレたところで悪いのは君だ。

好みの顔というわけではないけどイケメンだし、長身だし、稼いでるし、爽やかな感じ!
メッセージもこざっぱりとしていて好印象。
お互いに渋谷近辺でよくうろうろしていたので、ケントがいい店があるよ、と予約してくれた。
確か決戦の舞台はアヒルストアだった。
プロフィールの写真はとても鮮明で、加工した様子もない。
はじめて自分の「こんな人!」を全て満たす人でテンションはぶち上がった。

もう約束の日まで楽しみで楽しみで、毎日ケントの写真ばかり眺めていた。

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これがアヒルストア。
なんか違う気もするな…けど奥渋の店でした。

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