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ショートレビュー |[J2 第20節 東京V - 栃木]


2021 J2 第20節 @味スタ
東京V 2-1 栃木


◎ヴェルディは最終ライン+加藤をビルドアップのスタートとしまず前線へのコースを伺いながら縦へ預ける。それをワンタッチで叩いたりでサイドの上がりを使っていきたいところ。この流れで立ち上がりは左SB山口がクロスを上げ切れるシーンが立て続けとなり、序盤の先制点も期待できました。そんな中16分、マテウスからのゴールキックを狙い引っ掛け、中のバイタルへ、井出と佐藤も間に合わないまま手薄となっていた中盤から振り抜いた畑のミドルがネットを揺らし栃木が先制。栃木のスタイル的に完璧な得点と重要な先制点をゲットしました。前半、栃木の守備も集中していて、守備時は2トップの矢野とジュニーニョが縦関係になりジュニーニョはぴったりと加藤の見張り役。ここを消されるのはヴェルディにとっては痛手。戦前の読み通りポゼッション率等はヴェルディの圧倒となりましたが端戸への楔の少なさ(後ろのパス交換多め)などそのポゼッションの中身は怖さを与えるものではありませんでした。



後半、ヴェルディはワイドの小池と山下の左右を入れ替えたことで左サイド山下と山口が起点に。かなり効いていました。栃木はSBの裏を狙われるようになり結果的に2失点ともそこが直結。課題となるスペースでした。栃木は同点に追いつかれた直後、畑に替えて吉田を投入し、その吉田を右SBの位置、大島を1列上げる修正。4試合勝利無しの栃木は同点ゴールを狙いますが、時間が経過するにつれプレッシングの強度の落ちが目立ち栃木的には難しい展開に。ヴェルディは逃げ切って逆転勝ち。5連勝となりました。



★Pick up Goal!!!

63'  東京V 2-1 栃木 [OG]

◎ンドカのひとつ飛ばしのパスを山下がピタリと収めてインナーラップしてきたのは山口。山口のえぐりから中への折り返しは結果的に栃木、柳のOGに。ヴェルディの新たな強み山口の力強さが伝わるゴールでした。

(当ゴールは2:13から)


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