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k-yama
2021年2月21日 01:15
聴こえていますか。私はこの「虚船」で無限の宇宙を旅しています。いくつか、淡い桃色の約束を携えて。桜の咲くころにきっと会いましょう、徒然、空白の時を彩った交々の話に花を咲かせましょうと、空(くう)で指を切った大切な人が両手、両足に指では足りないくらいいるのです。視界は、出航の日と変わらず良好であります。人類の罪を可視化した無数のデブリが、宇宙の爛漫な風景を汚している様を私は目に焼き付けて