「月と歩く」
少し遅くなった買い物からの帰り道
暗くなった空に、まん丸お月さま
だいぶ寒くなりましたねぇ
世間ではもうクリスマスの飾り付け
そんなことを話しかけながら
冷たくなった指先に息を吹きかける
柔らかく照らされた明かりは
まるで寄り添ってくれているようで
わたしはお月さまを道づれに
ほとほとと夜道を歩くのです
【詩集】「満月音函」つきの より
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