見出し画像

初めて個展を開いてみたくなったあなたへ  0から分かる開催の12ステップ

私の周りで「個展をやった」という話を知人や、
親戚の11,12歳の子がやったなんて聞いた時には、
心のどこかで「うらやましいな〜」「私だって・・・」と思っていました。

そんな経験、ありませんか・・・?

でも根がめんどくさがりな自分は、「準備がいかにも面倒そう・・・!」と思って引け腰でした。


初の写真の個展を開催してみた(「一瞬の光」)私が感じたこととしては、

  • 準備自体はじつはそんなに大変ではない(こだわり始めたらもちろんキリはないのですが・・・)

  • でも個展をやるためのプロセスの情報が散らばりすぎていて、その情報収集に時間がかかった(個展をやられた方の体験談がとても参考になったものの、たくさんサイトをはしごした)

という感じです。

なので、
このnoteのコンセプトは

「個展開催の思考から実行まで100!」

この記事を読んでいただいて、

  • 個展へのハードルが下がった!

  • 本来したかったはずの作品作りや個展という時間・空間作りに時間を
    かけられた!

となっていただけたら嬉しいです。

この記事は、販促などを狙っていない、
ただ趣味で個展をやりたいという方向けです。
有償の方向けには集客なども大事になってくるので、
こちらの記事などが全体の流れが掴めていいかなと思っています。

「個展をやりたい!」と思っている方はぜひこのまま読み進めて
ください!

「個展、気になるけど大変そうだし、どうしようかな〜?」と思っている
方はぜひその旨、コメント
にください。
「個展をやって私が得たもの」的なことを書けたらいいなと
思っているのですが、そのモチベーションとさせていただきます。

では、いざ個展開催の旅へ

1:ただ、ただ自分のために個展を開いてもいい

心の中から湧き上がる「個展を開きたい!」という、
とくに理由のない、衝動のような気持ちに、
「なんとなくで個展を始めていいよ」と言いたい。


技術がなくたっていい
たくさんの人に観てもらえるかどうかも関係ない

やってみたいと思ったその時が、
個展を開くのにベストなタイミングだと思う。

2:コンセプトを考えよう

「コンセプトってどう決めるんだろう?」「決める必要があるのかな?」と思っていたが、個展のタイトルにもなりうるコンセプトを決めることは
避けては通れなかった。

でもどうやって考えるんだろう?と悩んでいた時に、
人から教えていただいた考え方が下記の図。

この「自分の世界」と「周りの世界」の重なるところが、コンセプト
だという話。
なるほど!でも具体的には?


a.自分の世界とは?

自分が開きたくて開くのだから、
自分が飾りたい写真からコンセプトを決めればいいと思う。

お気に入りの写真を何枚か並べると、なんとなく似たような
雰囲気になった。
それが自分の表現したいこと、みせたい世界のヒントになっている。


こんな問いかけをしてみるといいかも

・共通していることはなんだろう?
・何を伝えたかったのだろう?
・何に心動かされてシャッターを切ったんだろう?
・なんで私は写真を撮ろうと思ったんだっけ?
・個展をやりたいと思ったのはどうして?

b.周りの世界とは?

ただ、自分の世界をそのまま世に出しても伝わりきらないかもしれない。
自分の世界を相手に伝わるように翻訳するのが周りの世界の言葉
他の個展や作品展のタイトルを参考にしてみて、どんな表現をしているかを見てみると、イメージが湧きやすい(と人から教えていただいた)

こんな問いかけをしてみるいいかも

・どんな種類のタイトルがあるかな?
 ・作品のモチーフ・被写体をストレートに伝えたもの
 ・詩的なもの
 ・1回聴くだけでは、意味が捉えづらいもの
 ・日本語?英語?
・自分が気になるタイトルにはどんな法則があるかな?
 ・気になるものにはどんな共通点があるかな?
 ・その共通項はどんなところから来るんだろう?
 (例:日本語のタイトルが多いな・・・頭にスッと入ってイメージが
    付きやすいからか!)

3:コンセプトにあった会場・日時を決めよう

テラス席もあって、新しいお客さんも入りやすい素敵な場所だった

コンセプトがなんとなく見えてきたら会場を決めよう。
順番は会場を決めてからコンセプトでも、同時進行でもいいと思う。
(会場や日時が決まることで個展をやるスイッチが入るし、
「コンセプト」と作品づくりが行ったり来たりしがちで、
決め切ろうとするのには時間が少しかかるので。)

私の個展は、鎌倉の素敵な日本茶専門店、CHABAKKA TEA PARKSさん
開催させていただいたけれど、「どうしてここにしたの?」とあまりにも
聞かれたのでご参考までに。

・知らない人にも作品を見てもらえたら嬉しいなという気持ちがあり、
 カフェでできたら嬉しいなと思っていた
・元々鎌倉という街が好きだった
・一緒にやりたい人が近場に住んでいた
・お店のコンセプトや内装が素敵で写真との雰囲気も合いそうだった
・下見で訪れてみると、そのお店でちょうど個展をされている方に
 お会いすることができ、自分の写真展のイメージが具体的に湧いた
・駅近でいろんなお客さんが訪れてくださりそうだった

といった理由から、こちらのお店にさせていただいた。

こんな問いかけをしてみるといいかも

・誰に来て欲しいかな?
 ・ふらっと知らない人が訪ねて欲しい?
 ・知り合いだけ、知る人ぞ知る空間で濃密な時間にしたい?
・どんな写真を飾りたいかな?
・どれくらいのサイズ・作品数を飾れたら良さそうかな?
・いつやりたいかな?
・会場にどれだけこだわりたいかな?(予算)

会場探しに使ったサイトはSPACE MARKET

・掲載数が多い
・キャンセルポリシーが良心的(なことが多いと思う)
・絞り込みのカテゴリーが豊富
で使い勝手のいいサイトだった。

会場決めの時に確認しておくといいこと

ちなみに、会場を決める時、
下記をあらかじめ確認・決めておくと案内や準備がスムーズ!

・入りと撤収時間の確認
 初日・最終日は会場の準備・撤収があるので、何時から会場入りできる
 か、何時までに撤収する必要があるかを確認
・展示方法:壁に貼り付けるのか、吊るすのかなど
・会場の展示可能な場所の広さ
・お借りできる備品の確認:テーブルなどを借りることができるか
(ご来場くださった方への感想ノートやポストカードを置くためにテーブル
 をお借りできて、大変助かりました)
・ライティング:私はこれを本番に考慮できておらず、惜しかったな〜と
        思うが、もし現場を下見できるなら照明の当たる角度、
        調整できるかを確認しておくと◎!
        (私の場合は、作品にガッツリ照明があたってしまって
         反射してよく見えない・・・ということが起きた)

4:来て欲しい人、知って欲しい人に共有しよう

 FBの告知画像の一部:とにかく早く世に出したかったので完成前の粗々な作品

案内のスタイル

どんな人に、どれだけ来ていただきたいのかによって、
告知への力の入れ方、やり方はさまざまだと思う。

私の場合は、完全なる趣味かつ緊急事態宣言等は解除されていたものの、
コロナという状況もあり、
「ご興味を持ってくださった方がご自身の意思で来てくださること」
大切に、基本的にはaのプル型にし、数人にだけbを取るスタイルにした。(もちろん感染症対策のお願いと実行はしつつの実施)

a.基本的にはFB等で告知し、ご興味を持ってくださった方にお越しいただく 
b.FB等で繋がっていないけれど、ご興味お持ちいただけそうな方への
 個別連絡

a.FB等、対マスのご案内

会場と日時、個展のタイトルの仮案ができた、開催1ヶ月半前にFBで
初告知。

思いがけない「いいね!」の数と「行きます!」というありがたい反応に、「まずい、人に見せられる作品ではない・・・!なんとかせねば・・・!」と後から震え上がり、本気スイッチが入る

ありがたいご縁で、2つのコミュニティで個展への挑戦を
プレゼンさせていただく機会にも恵まれた。

プレゼンをさせていただいて良かったことは数多くあれど、
主なところはこんな感じ。

・プレゼンを通して個展をやりたいと思った背景や、何を伝えたいのか
 など、自分で見つめ直せる機会となった
・FB告知だけでは繋がることもなかったであろう、長野や奈良からお越し
 くださる方との新たな出会いにも繋がった
・リアルタイムでの応援の声を多くいただけることで、実施への自信、
 オンライン個展開催へのモチベーションに繋がった

b.個別のお声がけ

FBで繋がっていなくともご興味をお持ちいただけそうな方や、
来ていただけたら嬉しいなと思う人にはそっと声をかけてみた。

相手にとっていい時間になるのか、確信が持ちきれない中で声をかけるのは
ちょっと勇気がいる

それでも、私の場合は、来てくださる方の顔が思い浮かぶだけで、
準備に向けたモチベーションも湧いた
ので、
「じつは来て欲しかったけど日程が埋まっていけないんだ…」という
悲しいお返事にならないうちに、早めにお声がけするのがおすすめ…!

なんて偉そうに言いつつ、私が開催をご案内できたのは、
相手にとってもいい場になりそうなことが見えてきた直前だった。

直前は直前で「いまさら急に言われても困らせてしまうかな・・・」という
悩みが尽きないのだが、ご案内したら喜ばれたので、
まずは深く考えすぎずにご案内してみるが吉

5:写真を選ぼう

写真選定中の状況

写真管理・編集ソフトはどうする?

写真を選ぼうというテーマなのだが、
その前に写真選定のためのソフトの話。

個展をやるとなって初めて写真の編集・管理というものが大事らしいと
気づいた私が選んだソフトは、AdobeのLightroom
(私が使っているのはフォトプラン(20GB))

編集ソフト単体で見ると、無料〜有料まで色々なものがであり、
「どれにすればいいの!」と選べずに困っていた

ただ、編集初心者の私は、使うとなった時
たくさんの記事や書籍で紹介されているソフトがよかろうということで、
カメラで大変お世話になっているstudio9さんおすすめ
Lightroomに行き着く。

最も鉄板な編集ソフトの1つだと思うけれど、どうやらそれだけでなく
管理・整理が非常に便利らしい。

フォルダ分けなどをする必要がなく、カメラの情報から撮った日時は
もちろん、レンズの種類や撮った設定でもフィルタリングができる

詳しいLightroomの使い方はstudio9さんの記事や、後で紹介する
レタッチの書籍も参考にしていただければと。

写真選定のステップ

本題の写真選定については、大きく分けて3stepあるのではと思っている。

【写真選定のステップ】

1. 個展のコンセプトに基づいてざっくり絞り込む
2. 写真のクオリティや構図でさらに絞り込む
3. 個展のストーリー作りをする中で最終的な掲示作品を決める

正直、私は対面の開催時はstep3については我流・なんとなくでやったが、
(入り口に掴みとなる代表作を持ってきて、店の奥側にじっくり見て欲しい写真を配置、色の印象が強いので似たような色の作品が続かないよう調整等)
後から「組写真」という言葉があることを知り、オンラインでは
PHaT Photoさんの記事を参考に3で書いた「ストーリー作り」をした。
(上の記事に関連したもので、他の組写真の型も紹介されているので、
ぜひそちらも一緒に見ていただけたらと)

上記ステップに沿って、Lightroomを使って、こんな順番で絞った。


1.  個展に出せたらいいなと思う写真をザクザク★3つにレーティング
 (Macでは「3」を選択)
2. ★3つの中から、構図やピンボケ、ブレなどでいまいちだなと
  思うもののレーティングを外す
3. 残った★3つの中から、作品のコンセプト・ストーリーに合いそうな
  ものを★1つにする
4. レタッチしてもどうしても納得いかない作品は★3つに戻す
5. レタッチが終わったものを★2つにする

レタッチが終わると、★2つに作品群がレーティングされており、
★3つに作品の候補群が残っている状況。

6:レタッチに挑戦しよう


このnoteではレタッチの技術などの話は記載せずに、

 a.レタッチへの葛藤
 b.レタッチ初心者におすすめの書籍

について語りたい。

a.レタッチへの葛藤

私がレタッチ(=編集)をするにあたって、2つの壁があった。

1. (レタッチに挑戦する前)やり始めるとキリがなさそうで、怖い
2. (レタッチしている最中)え?元の画像と違いすぎていない・・・?
  どこまでレタッチってOKなの?

レタッチという言葉を知っている方の中には、共感いただけるところもあるのではと思っている。

まず1の「レタッチに終わりがない説」は、やってみて感じたことは
半分その通りで、半分間違い
だと感じた。

前提として、2にも通じる話だが、レタッチとは写真を「記録」ではなく、
「作品」として仕上げたいために行うものだと私は捉えている。

そうであれば、その「作品」で
・何を伝えたいのか?
・見てどんな感情や気持ちを持ってほしいのか?

といったゴールが先にあって、そのための手段としてのレタッチだという
ことが、やってみて分かった。

なので、
・ゴールイメージがちゃんとできていなければ、終わりはない
(そもそも目的が指定されていなければ、迷子になるのは当然)
・ゴールイメージさえあれば、終わりはある

ということが分かった。

美しい波の絵の個展をされていた方が
「これ以上色を重ねても変わらないって時がくるのでそこでやめるんです」とお話をしてくださった時があったのだが、レタッチもまさにこれ。

ゴールイメージがはっきりしている作品は、どれだけ色々いじっても、
さっきの方がいいものだったというタイミング
が来た。

こうしてレタッチをしていると、
正直元の写真とだいぶ違うということが出てきた。

2の「元の写真と変わりすぎていて、騙している感がある」という
気持ち
だ。

これについては、いろんな受け取り方があると思うが、
私の中では写真とは「記録」ではなく「作品」を見せたくて
個展をするのだという軸、
「その時の自分にはこう感じていた・見えていた」ということが大事だと
いう気持ちでブレないようにした。

もしレタッチをすることに迷いがある方はぜひここら辺の動画を見て、
自分がどう感じるか問いかけてみてほしい。

 
b.レタッチ初心者におすすめの書籍

学び方のスタイルは一人一人異なると思うので、
ぜひ自分に合うスタイルを模索してみてほしい。

私の場合は、
・いつでも・どこでも好きな箇所を好きなスピードで理解できる、
・手元で見ながらPCを操作できる

点で書籍から入るのが好きなので

1. 書籍で基礎を固める
2. 足りない個別の細かな技術は動画・webサイトで検索して理解する

という流れで学習した。
が、正直今回は2まで至る余裕はそんなになかったこともあり、
1の書籍を使い倒した。

色々買ってみて良かったのはこちら

私の場合はとくに「作品づくりが上達するRAW現像読本」に
お世話になった。

1. レタッチ段階で改めて主役や伝えたいことを考え直す
2. 「作品づくりが上達するRAW現像読本」を読み、
  上記を表現するために何を調整する必要があるのか理解する
3. 「作品づくりが上達するRAW現像読本」を読みながら調整をしていく
 (私の場合はこの1冊で今回の個展に関してはほぼカバーした)
4. 「作品づくりが上達するRAW現像読本」を読んでも表現方法が
  分からないものについては
 「Lightroomではじめる 風景写真RAW現像テクニック」から
  ヒントを得る

7:早めに印刷してみよう

「画面上では納得した色まで編集したのに、
いざ印刷してみたら色が違う・・・」という絶望に
「8:ポストカードなんて作ってみる」で陥ったので、
作品はもちろん、ポストカード等も含めて、
自分が想定しているスケジュールより2週間ほど前倒しで印刷してみることが理想。

私が本番の作品の印刷をお願いさせていただいたのは
「シャシンドットコム」さん

印刷会社さんは、あまり情報収集した上での選定ではなくて、
指紋や反射を抑えにくいと聞いた「ラスター加工」というもので、
お安めの値段で印刷してくださるこちらにお願いした。

正直、そんなに指紋や反射を抑えられたのか・・、
通常版で現像したことがないので実感がないが、
色の仕上がりは画面で表示していたものと非常に近く感じて、
私は大変ありがたかった


通常の写真印刷でよければ、もっと安く早く仕上げてくださるところも
あるかも
しれないが、調べ始めるとキリがなく、
頼んでみないと色合いの違いなども分からず時間も惜しい・・・。

ということで、私は今回に関しては、「シャシンドットコム」さん
お願いして良かった
と思っている。

8:ポストカードなんて作ってみる(お好みでどうぞ)


※ポストカードの写真


私が絵の展覧会などに行ったときに、作品そのものを買えない代わりに
ポストカードを買って帰って家で飾るということをしていたこともあり、
「ポストカードを作って、持って帰っていただこう!」となった。

(本来はご招待用や、宣伝用として作ることが多いが、私は集客する気0だったので・・・)

「Canva」という無料サービスを使った。

ざっくりとした作成ステップはこんな感じ(書くほどでもない・・・)

1. アカウントを登録
2. 作成したいサイズでファイルを作成
 (通常のポストカードは148mm*100mm)
3. 1枚目が表側になるので、写真を添付
  (ポストカード用に別途色を調整したものを使った)
4. 2枚目が裏側になるので、画面を分割して必要な情報を記載

正解のないmm単位の調整、色の調整が終わり、飛ぶように5時間経過、
いざ印刷!

「余裕を持って早めに仕上がって良かった!届くの楽しみ!」と
思っていたら、上がってきたものはこちら・・・

上:校正済みデータ/下:実物のポストカード

さ、さすがに違いすぎない・・・・?
あんなにこだわって色の調整をしたのに無に帰ったような絶望感・・・。

個展の実施まであとわずか5日、修正して納得できる色になる保証もなく、
もちろん費用は2倍になるが、ポストカードを持って帰っていただきたい
と諦めきれず、再挑戦。

出来上がったカードと画面を睨めっこして差分が何かを
手探りで探求してTake2を作成し、「頼む・・・!」と思いながら再発注
ドキドキしながら待っていたら、
お渡ししたいと思える仕上がりに到達・・・!直して良かった・・・。

左:最初の発注/右:泣きのTake2

ということで、事前にトラップだったことが2つ。
作品しかりポストカードなどもこだわりたい場合には下記もご参考に。

・印刷すると色が変わる前提で掲載する写真の色味を事前に調整しておく  
 (ただ、依頼する会社さんや印刷する紙により、元データの再現度は
  全く変わってくるのでズレる前提で少量で早めに1回出してみるのが   
  おすすめ)
・カットして外側の余白が少し狭くなる可能性を考慮して
 全体的に2-3mm内側に寄せておく

ポストカードを依頼したのは、バンフーオンラインショップさん
色合いについて散々に言ってしまってすみません・・・!でも

・お安い
・早い
・校正の確認も丁寧

と対応が素敵だったので、
色等の変更を事前にコントロールできそうであればおすすめ。

(あくまでご参考までに)
私の場合は、元のデータより実物の方がかなり紫っぽくなっていたので、Lightroomで言う「色かぶり補正」をグリーン側に-26~-28寄せたデータで
依頼。

9:展示用のボードを作ろう(まっさら)

不器用なりに頑張った・・・

いよいよ、最終段階。作品を展示するためのボードを作る。
写真をそのまま掲示すると、日が経つにつれてそり返ってしまうので、
写真の個展用にあらゆるところでお勧めされていた「ハレパネ」を使用。

厚いほど、大きい写真でもそりにくくなるそうで、
私の場合は、A4サイズで5mmの厚さのものを使用。

ボードの作り方はこんな感じ

1.  ハレパネの接着側の表面を3分割でカット
2.  表面のシールを真ん中のみ剥がしてまずは写真の中央を接着
3.  残る両端も写真に折れ目がつかないようにそっとシールを剥がして接着
4.  周りの余ったハレパネは定規でカット

ちなみにその他、使ったものは以下のリンクをご参照に。

「ひっつき虫」は個展をやる方御用達で、
壁に痕を残さずにボードや作品を接着できるもの。
展示期間や展示物のサイズ・枚数によるが、
2日間、A4サイズを10枚ほどであれば、1セットの発注で
全く問題なかった。

10:当日をイメージして小物を準備する

それっぽい文章を書いてみた

キャプションなるものを作ったり、タイトルを最終的に決めて準備したり、あわよくば感想もいただきたいと感想コメント用に
お気に入りのRollbahnのノートやらSARASAを買ったりした。

覚悟していたが、ハレパネの発注が遅かったせいもあって
キャプションとタイトル作り終わったったのは、
前日(というか当日の)午前2時だった・・・。

ちなみにキャプションに時間がかかった理由の一つに
Googleスライドで作ったらPDFにしたとき、フォントが違うものに
変換されてしまう罠に陥った
から。(ハレパネ関係ない・・)

その後Canvaに移行してみるも、納得するフォントが見当たらず、
結局Keynoteに落ち着いた。

フォントの違いでだいぶキャプションの雰囲気も変わるので、
キャプションもこだわりたい方は作品同様、早めの着手がおすすめ。


12:最終日が終わるまで楽しみきる!

いかがだったでしょうか?
だいたいの大事な準備については書けた気がしています。

当日のことは皆さんそんなに興味がないのではと思ってざっくり書くと、

1.  約束していた入りの時間に入り、オーナーさんとご挨拶
2.  レイアウトを確認しながら準備
3.  個展が始まったら、始まったよ〜とFB等で告知
4.  来てくださった知人との会話を楽しむ
5.  初めてお会いする方の場合は目線をキャッチして、場合によって
   お声がけしてみる(お好みに応じて)
6.  撤収時間を見据えて片付け
※全く想定していないありがたいことに、差し入れ・お祝いをくださる方が たくさんいてくださったので、大きめのカバンがいいかもしれません

といった流れ。

会場のレイアウトにもよりますが、お店の出入り口に
ポストカードと感想ノートを置かせていただいたことで、
お店にお越しくださったお客さんの視線がカードにいくようになり、
お声掛けさせていただくきっかけを掴め
たことは大きかったです。

当日になってあれこれ思うこともあるかもしれませんが、
もうその時には変えられないことに気を取られずに、
開催時間をフルで楽しみきることが大事!


私の場合は、来てくださった人と作品を通じての
話を増やすことを意識してみることで、
本来個展で作りたかった時間を過ごすことができた
と感じました。

このnoteを読んで、少しでも個展開催のハードルが下がった人が
いてくれたら嬉しいです!


個展をやってみてどうだったのかはまた別のnoteで書けたらいいな〜と
思っています。

ではでは!
(気になったことがあればお気軽にコメントください!答えられる範囲でお答えします〜)

この記事が参加している募集

#やってみた

37,319件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?