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メンタルが強い人がやめた13の習慣(読書感想)

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今回も読んだ本について感想をまとめたいと思います。

読んだ本は、

「メンタルが強い人がやめた13の習慣」

本書はベストセラーとなり、30か国で出版されています。

この本の著者はエイミー・モーリンさん。

彼女は現在、複数の大学でサイコセラピストをしており、

この本は彼女がこれまでのサイコセラピストとしての経験が元になっています。

自分の体験を元にして

メンタルが強い人がやめた習慣について書いている本です。


1;自分を哀れむ習慣をやめる

人間は自分のことを哀れんでしまいがちです。

例えば、

・私ほど苦労を抱えている人はいない

・私の人生がどれほど大変か誰もわかってくれない

・他の人たちは、私よりも楽な人生を送っていると思う

など。

しかし、この習慣は自分のメンタルを弱くしてしまいます。

人間は、「私ってかわいそう」

という思いに浸ることは心地よく感じてしまうそうです。

その結果この習慣がやめられないのです。

確かに状況を変えることはできないかもしれないけど、

自分の姿勢は変えることはできます。

自分をいくら哀れんでいても何も状況は変わらないし、

むしろ、哀れんでいる間に考え方も状況も変わってしまうので、

ダメになってしまいます。

この自分をダメにしてしまう「自分を哀れむ習慣」

これを改善するために挙げられているのが、

「感謝すること」

日頃から感謝する習慣があれば、自分を哀れむことが減っていくそうです。

本書では次のように書かれています。

自分を哀れむとは、「なんでこんな目に遭うの」

感謝とは、「私って恵まれている」

そこで具体的な感謝をする習慣として次のようなことが挙げられています。

・感謝日記をつけるー毎日少なくとも1つ感謝している事を書き留める。綺麗な空気が吸える、陽の光が見える、などといったどんな些細なことでも良い。

・自分を哀れみ出したら、チャンネルを変えるー意識して、「自分を哀れむモードに入ったな」と気づいたら、別のことに関心をむけて「こんな人生じゃなかったら、、、」と考え続けるのをやめる。この時に感謝日記を取り出して読むと効果的。

「感謝する人は病気になりにくい」

というアメリカ心理学会発行の専門誌に掲載された研究結果も出ているそうです。

まずは感謝する習慣を確立すること、

そして当たり前だけど、

何事にも感謝する事を忘れない。

これを自分で習慣にしていこうと思いました。


2;過去を引きずる習慣をやめる

2つ目は、

過去を引きずる習慣をやめる、です

過去のことを後悔している人はたくさんします。

あの時こうしていれば。。。

みたいな感じで。

そして、

過去の栄光について今でも話している人はたくさんいると思います。

人間は確かに自分をよく見せようとするので、

過去の栄光について話す事で、自分をよく見せようとしているのだと思います。

でも、なぜ過去について話すのでしょうか?

本書ではこの理由として、

「今」が不安だから「過去の栄光」にひたる

のだと述べています。

そして過去を引きずる問題点として、

・今あるチャンスを逃してしまう

・今後の準備ができない

ということがあります。

過去のことをいくら悔やんでも、

過去の栄光にいくらひたっていても、

今起きている現在を変えることはできません。

現在のことを変えられるのは今だけであって、

過去のことはどうにもならないのです。

だから、過去を受け入れて前に進むことが大切です。

過去の後悔については、ちゃんと自分で受け入れる。

そして、過去の栄光については、自分の胸にそっとしまって現在と向き合う。

こうすることで、本当に大切な「今」と向き合うことができるのではないのでしょうか。

結局、過去のことをいくら考えても、どうすることもできず、

大切なのは、

過去を踏まえた上で、今どうするのか。

自分が何かを変える、自分が頑張れるのは

今(現在)のことだけです。

決して過去ではありません。

世界的に有名なサッカーの監督がインタビューで次のように答えていました。

「リーグで優勝したら嬉しい。でも喜びにひたるのはメダルをセレモニーでかけてもらう時だけで、数時間後、家に帰る頃には既に次のシーズンについて考えている」 

これが全てを物語っていると思います。

向き合うのは過去ではなくて、常に今。

過去を引きずるのをやめて今の自分と向き合いましょう。


3:まとめ

僕がこの本を読んで印象に残ったのはこの2つの習慣です。

本書にはこれ以外に11の習慣が載っています。

どれも参考になるし読んでいて面白かったです。

日常の生活で意識して、

自分の「メンタルの力」を育んでいこうと思います。

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