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成功の天秤 4/6:バランスを取る別の要素

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この記事は、『成功の天秤 3/6』からの続きです ▼▼▼




重さではなく、軽さを利用する


『見る自分』『見られる自分』が過不足なく釣り合っている自己受容の状態に、『他者の価値観が加わってきた時にどうするか?』という形で『成功哲学』を解説しています。

人間は社会的な動物なので、その活動は否応いやおうなく他者との関係がベースになるからです。

ここで、あらためて『何を成功とみなすか?』という問いを掲げてみたいと思います。

というのも、ひと口に『成功』と言っても、その基準は人によって異なるからです。
お金をたくさん儲けること、有名になること、大切な人と愛情あふれる生活をおくること……

多様性が尊重される今日であれば、なおさらいろんな形の『成功』が思い浮かびます。
具体的な例を挙げればきりがありませんが、ひとまず抽象的にまとめれば『自分の望みがかなうこと』と言えるでしょう。

そして、その望みをかなえようとすれば、多くの場合は他者の協力が必要になります。
その意味でも、『他者への感謝』が大切であることは、ご理解いただけると思います。

一方、まったく異なるアプローチとして、浮遊力のある気球を使う方法が考えられます。
あくまでイメージなので『中の気体は何?』とか聞かないでくださいね 😊

ともかく、人からどう見られようと、『いずれ自分はこうなりたい!』という夢や理想の浮遊力があれば、他者の価値観に押し潰されにくくなります。

今はまだ何者でもない、あるいは実力のない自分であっても、『未来の理想的な自分像』を描ければ、大きな困難にも立ち向かえます。
それこそが、『自分の可能性を信じている状態=自信を持った自分』です。

ただし、このバランスも危ういと言えば、危うい状態です。
というのも、見る自分側に『他者への感謝』がないので基本的には釣り合ってはいません。

この状態で『他者の価値観』を無視すると、一気に全体が崩れます。
独りよがりでは、なかなか成功できない由縁ですね。


安定感のある発展可能性


どういう要素を使うにせよ、左右のバランスを取りながら全体を大きくしていかなければ、ちょっとしたきっかけで破綻します。

であれば、『見る自分』『見られる自分』が左右で釣り合ったところから、『なりたい自分』をイメージして顔を上げる流れが順当です。
謙虚な姿勢をもって、『上を向いて歩こう』と 😊

この位置関係は、一見お金や権力が肥大した形と似ていますが、安定性や発展可能性がずいぶん違います。

というのも、仮に同じように何かの気球を『見る自分』側につければ水平には戻せますが、あまりにも要素が偏り過ぎているからです。

また、『じゃぁ、この先どうなるの?』という発展性が感じられません。

一方、『なりたい自分』の図の場合には、同じように何らかの気球が『見る自分』側につけられれば、再びきれいなバランスが取り戻せます。

ちなみに、『他者への感謝』は現状に対する肯定によって生まれます。
人生にはいろいろと辛いことが起きますが、『それらがなければ、今の自分はなかった』と思えるならば、自然と他者に感謝できます。

つまり、『これまでの自分の選択は間違っていなかった』と感じられるので、これからの『なりたい自分』も信じられる道理です。

その境地を、自己啓発や心理学では、いろんな言葉で表現します。

『思考は現実化する』
『全ての因は我に在り』
『全部が、自分の責任』
『起きることは、全て自作自演』
・・・

そこから、『なりたい自分』を思い浮かべると、希望を持って顔を上げた『見る自分』になれます。

逆に、現状を否定的に捉えるならば、『他者への感謝』も起きにくく、これまでの自分の選択が間違って感じられるので、『なりたい自分』に自信が持てません。

『他者への感謝』という視点は、多くの場合、道徳的・倫理的な観点から推奨されますが、実は『なりたい自分』をリアルに感じられる要素でもあるのです。


では・・・
一旦『なりたい自分』でバランスが崩れた天秤を水平に戻すには、『見る自分』側にどんな気球をつけたら善いでしょう?

思い浮かんだアイデアがあれば、コメント欄にお書きいただけると、とても嬉しいです。
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正解・不正解はありませんし、人によって考え方は違って当たり前。

ともあれ、わたしにはわたしなりのイメージがあります。
続きはこちらの記事で ▼▼▼


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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世の中に、笑顔あふれる家庭と職場を増やしたい、と思っています。

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