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主体性_6:「信じる」とは何か?

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前回は、漢字の形を踏まえつつ、それを独自に崩して換骨奪胎かんこつだったいした『ひらがな』のしたたかさを見ました。


今回は、文字の形ではなく働きに着目し、言葉と宗教の関係をお伝えしたいと思います。

と言っても、もちろん特定の宗教を薦めたりするわけではないので、ご安心ください 😊
共有したいのは、『言葉』『信じる』ことの関係性についてです。
その意味では、宗教というよりも、哲学的な話と言えるかもしれません。


そもそも、正式に漢字が日本に伝わったのは、仏教の経典としてだったので、のっけから『言葉』『宗教』は密接に結びついていました。
お釈迦さまの教えを、耳からではなく、目から取り入れようとする活動が書写の連鎖だったと言えます。
あるいは、ものに記録して手渡しできるようにしたわけです。

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現在の日本の文化がいかにしてつくられたかを、ルネサンス以来の大きな流れの中でひもときます。

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