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バーでのお酒の頼み方について

先日、以下の記事を公開しましたが、バー初心者としては、そもそもバーでのお酒の頼み方が分からなくて困っているという感想をいただきました。

最低限のマナーを守ってお酒を楽しんでいただければいいと私は考えていますが、そのお酒を楽しむまでに至れないとバーの魅力が伝わりづらいと思いますので、お酒の頼み方の例を数例紹介したいと思います。

今回私が紹介する例にあてはまっていなくてもまったく問題はありません。あくまでこういうのがいいんじゃないかな?という軽い提案だと思っていただけると幸いです。

1.ベースとなるお酒を伝える

こちらは鹿児島の名店バー万さんのオリジナルカクテルです。
ベースは、ウイスキーとなっています。

カクテルは必ずお酒とジュースやお酒とお酒を混ぜあわせて作っています。
つまり、基礎となるお酒が必ずあるということです。
代表的なものとしては以下です。

・ジン
・ウオッカ
・ウイスキー
・ラム
・テキーラ
・ブランデー

メジャーどころはこんなところです。
どれをベースで選ぶかでもちろん味も大きく異なります。
自分の好きなベースを早めに見つけると次からオーダーがしやすいと思うので、いろんなベースのカクテルを飲んでみるといいかもしれませんね。

これにプラスして、ベース+アルコールの強さもお伝えするとスムーズかもしれません。傾向としては、アルコール強めのカクテルを選ぶとショート(S)カクテル、軽めを選ぶとロング(L)カクテルになることが多いです。

ギムレットはショートカクテルになりますので、アルコールは比較的強めです。一方、上で紹介したバー万さんのオリジナルカクテルは、ロングカクテルです。
見た目に違いがあるのでわかりやすいですね。

2.甘めのカクテル、
アルコール強めのカクテルなどを指定

こちらの頼み方もありだと思います。
お酒などを覚えたくない方にはこちらのほうがおすすめかもしれません笑

基本的にはこれだけ伝えれば、バーテンダーの方はしっかり考えてくださるものだと思います。
しかし、カジュアルめのバーだとこれだけでは伝わらないことも…
結果的にこのカクテルでいいですか?と逆に聞かれてしまうこともあると思います。(分からないから味わいだけ伝えてるんですけどね…笑)

ですので、情報を少しプラスして「甘めのショートカクテル」、「すっきりとしたロングカクテル」といったような伝え方をするとスムーズかもしれません。

情報が多いほうがバーテンダーの方としては、非常にありがたいものだと思います。

3.スタンダードカクテルを頼んでみる

少しカクテルの名前を知ってるぞ!という方は、スタンダードカクテルを頼んでみてはいかがでしょうか?

スタンダードカクテルという言葉の定義は非常にあいまいです。
これがスタンダードカクテルだ!とどこかに明確に定義づけされているものではないため、これは私の解釈になりますが、「世界中どこのバーに行っても通じるカクテル」のことを指すと思ってください。

例えば、カクテルの王様とも呼ばれる「マティーニ」。
世界中どこのバーに行ってもマティーニを頼めば、ジンをベースにドライベルモットを混ぜあわせ、ステアをしたものが出てくるものです。(オリーブが添えられることも多いでしょう。)
これが私的にはスタンダードカクテルだと思っています。

スタンダードカクテルの中でも特に代表的なものを挙げておきます。
これも私の主観ではありますがね笑
この中からご自分の気になるカクテルをオーダーしてみてはいかがでしょうか?

・ジンベース
 マティーニ(ジン+ドライベルモット+オリーブ、ショートカクテル)
 ギムレット(ジン+ライムジュース、ショートカクテル)
 ホワイトレディ(ジン+ホワイトキュラソー+レモンジュース、ショートカクテル)
 ジントニック(ジン+トニックウォーター、ロングカクテル)
 ジンフィズ(ジン+レモンジュース+ソーダ、ロングカクテル)

・ウオッカベース
 コスモポリタン(ウオッカ+ホワイトキュラソー+クランベリージュース+フレッシュライムジュース、ショートカクテル)
 モスコミュール(ウオッカ+ライムジュース+ジンジャービア、ロングカクテル)
 ソルティドッグ(ウオッカ+グレープフルーツジュース+塩・レモン、ロングカクテル)

・ウイスキー
 マンハッタン(ウイスキー+スイートベルモット+アロマティックビターズ+チェリー、ショートカクテル)
 ニューヨーク(ウイスキー+ライムジュース+グレナデンシロップ+シュガー+オレンジピール、ショートカクテル)

・ラム
 ダイキリ(ラム+ライムジュース、ショートカクテル)
 モヒート(ラム+ライム+シュガーシロップ+ミント+ソーダ、ロングカクテル)
 キューバリブレ(ラム+コーラ+ライム、ロングカクテル)

・テキーラ
 マルガリータ(テキーラ+ホワイトキュラソー+ライムジュース+塩・レモン、ショートカクテル)
 テキーラサンライズ(テキーラ+オレンジジュース+グレナデンシロップ、ロングカクテル)

・ブランデー
 サイドカー(ブランデー+ホワイトキュラソー+レモンジュース、ショートカクテル)
 ジャックローズ(ブランデー+ライムジュース+グレナデンシロップ、ショートカクテル)

ベースはワイン、ビール、日本酒、各リキュールなどもありますので、ぜひお気に入りのカクテルを探してみてください!

ここで余談ですが、思った以上にいろんなお酒を混ぜあわせてカクテルを作っているように思いませんか?
一杯1000円、たしかに高いかもしれません。しかし、その中にはバーテンダーの皆さんの技術料などもすべて含まれているんです。
本当においしいカクテルを飲むと、価格面でのハードルはどんどん下がっていくものだと思いますので、ぜひ騙されたと思っていろんなカクテルを楽しんでいただきたいです。

4.自分の好きなボトルのお酒を選ぶ

これも全然ありだと思うんですよね!

お酒のボトルは香水の瓶と一緒で非常にこだわって作られているものが多いです。
このボトルかわいい!かっこいい!一回飲んでみようっていう軽い気持ちでオーダーしてしまうのもいいと思います。

飲み方などはバーテンダーさんにおすすめを聞いて、それを頼んでみるというのが無難だと思います。

5.自分の今の気分を伝えてみる

これはちょっと難しいかもしれませんが、私はよくやります笑

例えば、今日すごく暑い!
こんな日はすっきりしたカクテルを飲みたいなあ
じゃあそれをバーテンダーの方に伝えてみようって感じです。

失恋したなどちょっとつらいことがあったときは、気分を伝えて強めのお酒をもらうなんていうのも悪くないと思うんですよね笑

しかし、これはうまく伝わらないことも多いと思うので、初心者の方が行うのはちょっと難しいかもしれません…

さいごに

本文の中でも触れましたが、バーテンダーの方に伝える情報は多いほうがいいです。

「ベースとなるお酒+アルコールの強さ」とか「ショートカクテルですっきりしたもの」など情報をひとつプラスするだけでオーダーの質?は上がるのではないかなと思います。

ここまでお酒の頼み方を紹介してきましたが、あまり気を張らずとにかくバーに行っていただきたいです。
本当に人間として最低限のマナーを守れていれば問題ない場所です。
カクテルなどに興味があるという方は、最寄りの駅周りで気軽にバーを探してみるのがいいと思います。

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!


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