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教採合格後にやっておいた方が良いこと

 みなさん、こんばんは。KOHです。

 今日は、よく聞かれることがあるので、「教員採用試験に合格した後にやっておいた方が良いこと」について自分なりの経験から考えたことを書きたいと思います。

 結論としては…遊ぶことです!笑

 ただ「遊ぶ」にはいろんな意味があり、様々なことをやってみて「経験値をあげる」ということが大切かなと思います。

 教員の仕事は、「勉強を教えること」がメインだと思われていますし、自分もそう思っていました。しかし、仕事を始めてみて…あえて誤解を恐れずに言えば、「勉強を教えること」は「様々な業務の1つでしかない」と、つくづく思います。

 テスト作成、成績処理、部活動の練習、大会参加の申し込み、学校行事の運営、○○委員会の運営、クラスや部活動の会計処理、保護者対応、生徒の対人関係や問題行動の対応などなど…やることはたくさんあります。

 高校の授業は「専門性」が求められるといわれますが、学校は多様です。専門性の高いことを教えて、大学進学を目指すなんてのは、ほんとに県内数校です。それ以外は、専門学校、就職を目指す生徒たちで、むしろそっちの方が多いんですよね。

 ちなみに僕が勤務している学校では、広島と長崎に原子爆弾が落とされたことを知らないとかカタカナの「シ」と「ツ」の区別がつかないという生徒も在籍します。

そして、いわゆる教育困難校になればなるほど、「どうしても頑張れない人たち」に描かれるような、いわゆる「難しい子」が存在します。

  そういう生徒たちと関わると、必ず「まじか…?」って驚いたり、今までの自分の常識みたいなものがぶっ壊れるような感覚になるんですよね。また、本人は見た目普通にしているので、わかりにくいですが、かなり過酷な生活環境にいる生徒もいます。

  そういう生徒たちに対して、問題行動が出てきたと時に「なんでいうこと聞かないんだ!?」とか「何回同じこと言ったらわかるんだ!?」とキーッと怒っていたら、生徒たちは不安が先にきます。(僕はこれでだいぶ失敗しました…。生徒に申し訳ない。)

 実際怒りたい気持ちもありますが、大切なことは今後どう良くしていくか?です。そういう生徒に対しても、その行動の背景を理解しながら、居場所を作ってあげなければいけない。何でも受け止められるようにならないといけない。そのためには、いろんな経験をして、いろんな人たちと関わって社会の奥深さを知って、自分自身の器を大きくしておくことかなと思います。

 一方で、中には自分のスペックを超える生徒も存在します。頭の回転が速く、たくさんの情報を処理することができ、感受性が強い。将来、この生徒は楽しみだなという生徒です。  

 自分よりも能力の高い生徒に何を教えるか?そして、その生徒をどう成長させるか? 

 自分が勝っているものは何か?少しだけ長く生きてきた経験かと。見てきたもの、聞いてきたもの、感じてきたものを伝える。そういう生徒たちは、スポンジのように吸収して一人で成長していきます。

 だから、自分がそれまでの人生で様々な人と関わってきた、経験してきたということは大きな武器になると思います。

 総じて、やっぱりたくさん遊んで「自分の経験値をあげる」ということが大事かと。

 最近、学校に対する社会の風当たりは冷たいですが、僕はこの仕事が結構好きです。生徒たちは毎日笑わせてくれるし、今まで自分自身が勉強してきたこと、経験した良いことや悪いことすべては、伝えることで誰かのプラスにすることができる。成長に繋げられる。それが魅力とやりがいだと思っています。

 今まで長々と書いてきた教員採用試験突破法は、一応、これで終了です。全部読んでいただいた方、ありがとうございました!感謝です!

 今回書いた記事がすべての人に当てはまるわけではないと思いますが、少しでも誰かの参考になれば幸いです。

 「もしかして一緒に働くことになるかも…!?」という妄想を膨らませながら、合格を祈っています!

 それでは!

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