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侮っていた綿100%の「縮み」問題…それでも化学繊維は混ぜたくない! #055

お風呂上がりから翌朝までノーパンで過ごせる『ととのうパンツ™️』、リラックスウェアとしてのふんどしブランド『sharefun®(しゃれふん)』を展開している中川ケイジといいます。小さいブランドを展開している僕たちが日々どんな想いで、どんなことをやっているのか。3歩進んで3歩下がるような日々を毎日このnoteで「正直に」「赤裸々に」お伝えします。
#小さくて正直なブランドの育て方


緊急事態発生です…

新作パジャマのサンプルを洗濯したら想定以上に縮みが出てしまい、愕然としています、、。

こんなに縮んじゃったら商品化できないじゃないか!

昨夜は取り乱して夜の遅い時間にも関わらず、商品企画、パタンナーさんに連絡して対策についてあれこれLINEやメールで投げつけてしまいました。

なんと4センチも!

肌に優しい繊維がぎゅっと詰まっていないコットン。着心地もとってもいいのにどうしよう、、。

生地メーカーさん、工場にも確認を取り、今できる対策を検討しています。

この生地の寸法変化率は、JIS L0217 103法(吊) で たて-5% よこ-8% となります。これは一般的に問題のない数値です。 単純にたてよこ1mの生地(製品)を洗濯して吊干し乾燥すると、縦方向に5cm 横方向に8cm 縮むということになります。
綿100%の丸編み生地においては、この縮みは避けられないものです。(もちろん、編み組織や編みゲージなどにより、違いはありますが)アパレルさんによりますが、この縮みを計算して製品のサイズ設計をされることが多いと思います。
仰る通り、御社の販売スタンスからすると、このことを明示され伝えられることは、お客様に親切ではないでしょうか。

生地メーカーさんからも即回答いただきました。

今できる対策としては、

・今のサイズMをSにするなどサイズパターンの再考
・工場で製品縫製後にワンウォッシュかけて縮ませてから出荷
・縮みが出ることを購入前に必ずアナウンス

工程も原価もかかるけれど必要なことです。

取り急ぎ12月2日の撮影分はなんとか対応して、それ以降の本格的な製造タイミングまでに上記の対策を準備していきます。


なるほど、、、。だから一般的なパジャマやリラックスウェアって、ポリエステルなどの化学繊維を素材に混ぜるのかー。肌に優しい「綿100%」って扱いが難しい、、完全に侮ってました、、。
でもやっぱり僕たちはどんな肌の人でも安心して使えるプロダクトにしたいんで、あくまでも綿100%にこだわっていきたいと思います。


本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!
ではまた明日!


【中川ケイジ PROFILE】
プラスチャーミング代表。2011年よりリラックスウェアとしてのふんどしブランド『sharefun®(しゃれふん)』を展開。2021年7月、お風呂上がりから翌朝までノーパンで履ける『ととのうパンツ™️』をリリース。使う生地はmade in japan。商品の生産も全て被災地。発送は就労支援事業所に依頼するなど【関わる人が全員ハッピーになる循環】を目指し、日々正直なブランド運営に奮闘している。2015年子育てのために都内から茨城県水戸市に移住。講演多数。週3でサウナ。
著書
『人生はふんどし一枚で変えられる』(discover21)※全文無料公開中!
『夜だけふんどし温活法』(大和書房)


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