この世界は心の鏡
この世界は、心模様でできている。
そんなことを思いながら、青空の下を車で走らせた。
こんな町、こんな世の中、こんな居場所なんてと
暗がかってしまう時はきっと心も曇りがかっている。
とてもご機嫌で同じ景色を見た時、そこはまるで別世界。
こんな町でも、こんな世の中でも、こんな居場所さえも
なんだか許せるし、愛せるし、何より優しくいられる。
何もないと嘆く田舎道も、遠くに白がかる山々も、
たまにはいいよなって思えたり、
別に悪くないよなって思えたりする。
きっと必要ないものなんてないんだよなって思う。
自分がこんなにもご機嫌でいられる理由はなんだろう。
こんなにも隠しきれない笑顔に出会えたのはなんでだろう。
一瞬を永遠にしたい気持ちは今も変わらないけれど、
そんなことを想っていられる時間が何よりの幸せだ。
人嫌いなんてのも、本当はそんなこと思ってないはず。
誰より人を見てしまうから、辛くなるのかなって
今なら違う目線で見つめられるよ。
五感は日々、研ぎ澄まされている。
誰もがそれぞれにいい所がある。
わたしはそんなものを見ていたいから、
そんな気持ちを大切に持ち続けていたい。
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