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幼少期〜小学生を大都会で過ごす。 父親の会社が経営破綻したことで 住む世界が一変。 8…

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幼少期〜小学生を大都会で過ごす。 父親の会社が経営破綻したことで 住む世界が一変。 8才から10年間、母親の地元 海と山の大自然の田舎暮らし。 人間の優しさと醜さを子供ながら 感じ未来に希望を失うが 繊細と大胆な人格が完成。 30歳独身サラリーマン 日常を記録。

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初めてヒトの死を知った日。

今日は大好きだった祖父の命日。 田舎の漁師町で漁師をしてた祖父。 3時起きで、よく漁に連れていってもらってた。 祖母の作るゆかりのオニギリと味噌汁を 漁船の上で食…

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2年前
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選ぶべくして選ばれた。

大自然からの帰り道の朝 車から見えるいつもの街並みは 現実を受入れられない子供の自分と 受入れなきゃいけないと理解する自分がいて 言葉にならなかった。 久しぶりの温…

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4年前
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初めてヒトの死を知った日。

初めてヒトの死を知った日。

今日は大好きだった祖父の命日。

田舎の漁師町で漁師をしてた祖父。
3時起きで、よく漁に連れていってもらってた。

祖母の作るゆかりのオニギリと味噌汁を
漁船の上で食べるのが好きだった。

海って限界がないというか
ずっと広がっている
大都会で育った僕には
線路や標識がない海を走る祖父の
感覚がなんとも不思議で
尊敬もしていた。

でも気づいたらいつしか祖父は
漁には出られない身体になっていた。

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選ぶべくして選ばれた。

大自然からの帰り道の朝
車から見えるいつもの街並みは
現実を受入れられない子供の自分と
受入れなきゃいけないと理解する自分がいて
言葉にならなかった。

久しぶりの温かい時間をシェアする初夏の夜
この仲間と、こうしていられるのは
いつまで可能だろう。
落ちてきそうな星空みながら黄昏た。

寂しいような嬉しいような複雑な感情。

遊びほうけていた高校生の頃
大人にったら親しい仲間となかなか会えないん

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