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初めてヒトの死を知った日。
今日は大好きだった祖父の命日。
田舎の漁師町で漁師をしてた祖父。
3時起きで、よく漁に連れていってもらってた。
祖母の作るゆかりのオニギリと味噌汁を
漁船の上で食べるのが好きだった。
海って限界がないというか
ずっと広がっている
大都会で育った僕には
線路や標識がない海を走る祖父の
感覚がなんとも不思議で
尊敬もしていた。
でも気づいたらいつしか祖父は
漁には出られない身体になっていた。
選ぶべくして選ばれた。
大自然からの帰り道の朝
車から見えるいつもの街並みは
現実を受入れられない子供の自分と
受入れなきゃいけないと理解する自分がいて
言葉にならなかった。
久しぶりの温かい時間をシェアする初夏の夜
この仲間と、こうしていられるのは
いつまで可能だろう。
落ちてきそうな星空みながら黄昏た。
寂しいような嬉しいような複雑な感情。
遊びほうけていた高校生の頃
大人にったら親しい仲間となかなか会えないん