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『「Gackt超思考術」Gackt著』ビブリオエッセー


《思いもよらない一冊は、自分じゃ選ばない本にあるのかもしれない》

目的は「自分が話すこと」ではなく、「誰かに伝えること」。

あー、そうか。
人間、特に記憶能力が著しく低い私は、同じフレーズを何度もインプットしなければ脳みそには格納されず、芯から響かないようだ。

伝わらないのは、相手のせいではなく、伝えられなかった自分のせいだ。
というような内容は、千田琢哉著書174冊の中でも何度も読んでいる。字面ではフムフムと分かったつもりでいたが、ようやくこの一冊で俯瞰した。

こうして書いていることも、果たして誰かに届いているのかはわからない。

私は随分と夢物語を語ってきた。
子供の頃の夢
中学生の時の夢
高校生の時の夢
大学生の時の夢
社会人になってからの夢
結婚してからの夢
‥‥
その多くは叶えてきた。

いい人生だったとも言えるが、肝心なことを忘れていたのだ。
「お金持ちになりたい」
と、御多分に洩れず思う。
薄々思い出していた人生最大の夢を、Gacktがはっきりと炙り出してくれた。
その夢を叶えるためにはお金持ちにならなければならなかったのだ。
今の暮らしに不満はないし、このままでも十分幸せな人生だと思えることは家族に感謝する。
が、私のラストボスはそれとは全く違うことなのだ。それは、自分の力で掴み取らないと意味がない。
これだけは、「続きはあちらで」と言えない。現生で叶えておかねば。

こんなもんかなぁっ、時代が時代だし、夢なんて持ったって、頑張っても何も変わらないし、自分なんて

などなど、今でいいやとか、諦めている人におすすめの一冊です。

*「Gackt超思考術」Gackt著
を読んでのビブリオエッセー
《思いもよらぬ一冊は、自分じゃ選ばない本にあるのかもしれない》

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