#44 苦手な英語に、Try.(?)

 こんにちは、鏑木澪です。

 みなさんは、英語が得意ですか?

 今日日、第二言語として英語が話せるのは当然で、それ以外にもうひとつ話せる言語があったほうが良いなどといわれています。

 母語である日本語すら危うい人間としては、なかなか厳しい世の中です。

「はやく、”ほんやくコンニャク”(ドラえもんの秘密道具)ができたらいいのに」

 長年、そう思いながら生きてきました。

 子供の頃は、
「英語が話せれば、世界中のいろいろな人と話ができる」
 そう信じていました。

「言葉が通じれば、わかり合える」と思っていました。

 少し考えればわかることですが、
 日本語母語話者同士でも「わかり合うこと」などできません。

 同じ言語を話していたって、「理解し合うこと」など不可能なのです。

”That which we call a rose by any other name would smell as sweet.”

『ロミオとジュリエット』にこんなセリフがあったと思います。
(手元に資料がないので、自分の記憶を頼りに書いています)

「薔薇を他のどんな名前で呼ぼうとも、それは甘く香る」

 言葉は結局、
「言葉にできないものを表現するための道具」でしかありません。

 言葉自体はただの音の羅列であって、意味などないのです。

 そう考えると言語学習の意味を感じられなくなってしまい、
 言語の成り立ちやそれが思考に与える影響のほうに興味がいきました。

 ですから、学生時代はそういうことを学びたいと思っていました。

 しかし、道具というのはそれを「どうやって作るのか」よりも「どうやって使うのか」を知っていたほうが便利な場面が多いです。
 気がついたら目の前の課題をこなすために、「ルールを暗記する」ような言語学習をしてしまい、もとから苦手意識が強かった言葉に対して、もはや嫌悪感に近いものを覚えるようになりました。 

 これって、やる意味があるのか。

 義務教育時代にクラスの中で「私だけ理解できていない」と感じたところから、英語の授業が恐怖でしかなく、それを克服するために勉強していたら一番成績の良い科目になりましたが、私の中では「苦手なもの」「理解できないもの」であることに変わりはありませんでした。

 これは、小説が好きだといいながら「国語の授業が苦手だった」のと同じです。

「音の羅列に他人とまったく同じ意味を見出せ」と強制されているように感じてしまい、それが苦痛でしかなかったのです。

「他人と同じように理解したい」
「もっと他人を理解したい」

 そう思ったところから、心理学に興味を持ったこともありました。

 精神分析学、行動心理学、社会心理学、人格心理学、臨床心理学、認知心理学、深層心理学……

 そういった本を読み漁り、大学で授業(専攻外科目)を受けたこともありました。
 これによって、私は自分が「他人を理解したいのだ」と思っていましたが、本当は「自分を理解したかったのだ」と気がつきました。

 大学の専攻を心理学にしたいとまわりの大人を説得しようとした時の大義名分は
「自分と同じような境遇の人たちの力になりたい」でしたが、実際は
「過去の自分を理解して、助けたい」だったのかなと思います。

 そんな、いってしまえば「不安定」だった私に心理学を選択させなかったまわりの大人たちは、正しかったといえるでしょう。

 それを専門に学ぶような学校に行かなくても、
 自分が知りたければ勝手に調べます。

 それくらいの距離があってよかったのだと思います。

 積極的に学ぶことのできる環境にいるとますます、
「心」というものに対して悲観的な感情を育てることになったでしょう。



 以前、

 あまり洋楽は聴かないのだけど、その理由が「歌詞がわからないから」なので、やっぱり、私の中で「歌詞が意味のある言葉であること」は大事なはず

「#2 おかえり、といいたいそうです。」

 そんな話をしていたのですが、最近
「英語で歌われている曲」を聴く時間を作っています。

 思ったより簡単な英語が使われている曲や過去に歌詞を理解しようと自分なりに訳したことのある曲を中心に聴いています。

 最近聴いている洋楽のプレイリストを掲載しておきます。
 気が向いた時に更新していきます。
(この選曲にも時代がでているとツッコみが入りそうです←)

 言葉の意味を拾おうとすると、私は音楽を「聴きにくい」と思うことがあるのですが、単純に
「メロディに対してこの音(発音、母音と子音の組合せ)」
 そう思って聴くと面白いと感じました。

 日本語とはリズムも違います。

 そうすると曲作りのアプローチも変わってくるでしょう。
 私は、バンドル版のボカロちゃんも購入しているので、英語が話せる子たちもいますから、いずれ英語の曲にも挑戦してみたいです。

 もっと中国語を勉強して、中国語の曲にも挑戦したいと思っています。
 洛天依ちゃんの声が好きなので、導入したいです。

 なかなか、敷居が高いですが。

 頑張ります。

 音楽は世界共通言語のひとつだと、個人的に思っています。
 私がこれまでに学んできたどの言語より、親しみやすいと感じているのでこれからも大切にしていきたいです。

 ではでは〜


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