#48 夢でつねられても、ほっぺは痛い。

 こんにちは、鏑木澪です。

「これは、夢じゃないよね?!」

 それを確認する方法のひとつに「頬をつねる」があります。
 物語などではよく見られる描写ですが、日常的に実践することはあまりなさそうです。

 そもそも、「現実かどうか」を確認するのに
 この方法はまったく当てにならないと個人的に思っています。

 だって、夢の中でも痛いんだもん。

 今回は、そんな「寝ている時に見る夢」の話です。
 夢の中の出来事ですが、ちょっとグロテスク(?)な話もしますので、苦手な方はこのあたりでストップしてください。

 また別の機会に!



 私は比較的リアルな夢を見ることが多いです。

 リアルといいながらも、一人称視点だけでなく三人称視点のこともありますし、アニメのようにデフォルメされた映像のこともあるので、「映画を見ている感覚」に近いかもしれません。

 映画の物語は、たとえノンフィクションでも、やはり物語でしかなく、共感はできても「現実ではない」のがわかっていますよね。

 それに近い感覚で夢を見ていることが多いです。

 ただ、音も色も匂いも気温も感じられますし、何より

 痛みがあるんです。
(夢の中だと痛みは感じないと聞いたんだが?)

「毎度毎度、痛いのか?」と聞かれたら、そんなことはありませんが、痛みを感じることは多いです。

 子供の頃は、夢の中でよく転んでいました。
 その頃は、転んだ瞬間(身体が地面につく前)に目覚めることが多かったので、「捻った足が痛かった」くらいでした。

 中学生からは、なんというか
「命の危機を感じるような夢」をよく見るようになりました。

「追いかけられる」
「襲われる」
「殺される」(「殺されそうになる」を含む)

 それが嫌で、夢の開始早々に自分を終わらせようとして、一晩のうちに何回もそういうことになっていた時期もありました。
(わけがわかりませんが、たぶん、病んではいないです。元気です!←)

 それで毎回、「その瞬間」があるわけですが

 大抵、痛いです。

 実際、身体が同じくらいのダメージを受けたらどれくらい痛くなるのかは、そうなったことがないので知りませんが、わりと自分の中では強いほうの痛みを感じることが多いです。

 目が覚めてしまえば、平気なことが大半ですが、毎日この調子だった頃はしんどかったです。
 ピークを過ぎてからは、そういう夢を見るのは”時々”で、最近は殆ど見ていませんでした。

 そう、数日前に久しぶりに見ました!(笑)

 これがまた妙にリアルなシチュエーションで、

 ・大学の学内アルバイトの仕事
 ・30分のプレゼンを要求される
 ・渡された原稿を暗記しろといわれ1ヶ月くらい練習
 ・本番前日に原稿が間違っていたと伝えられる
 ・新しい原稿はすべて英語
 ・徹夜してなんとか覚える
 ・当日、とりあえず問題なく終了
 ・拍手をもらえて安心
 ・聴衆の1人が立ち上がる
 ・「最低なプレゼンだった」といわれる
 ・上司がステージに上がってくる
 ・徐に取り出したナイフで上司に刺される

 あれ、なんか違和感があるぞ。

 痛くない!
(刺されたのに妙に冷静)

 胸に近いお腹を刺されて、それなりに出血もしているようでしたが、まったく痛みを感じませんでした。(珍しい)

 ・刺されたところを押さえて蹲る
 ・しばらくしてまわりを見ると誰もいない
 ・傷を押さえながら帰路につく
 ・道の途中、後ろから刺される

 これは、痛かった!
(この差はなんだ)

 それで、倒れて、自分の呼吸を聞きながらまわりを見ていましたが、しばらくすると瞼が重くなってきて目を閉じたら、現実で目が覚めました。

 どんな夢やねん。←

 いつもこんな夢を見ているわけではありませんから、心配には及びません。
 心配してくださった方(もしいたら)、大丈夫です。
 ありがとうございます。

 この夢にどれくらい”リアリティ”があったかというと、

 学内アルバイトをしていて、30分プレゼンをしなければならないことは実際にありました。
 英語、日本語、どちらもです。
 当日に、原稿の一部が差し替えになったこともありました。
 リハーサルの時に、「最低なプレゼンだった」に近いことをいわれたこともあります。

 原稿が間違っていたというのは、中学生で英語の暗誦コンテストに参加した時にありました。
 流石に前日ではなく、1週間くらい前に発覚しましたが、本来、練習期間が3ヶ月くらいある大会だったので、かなり焦りました。
 そもそも、先生が大会側からの連絡に気がついていなくて、原稿をもらったのが本番の約1ヶ月前、それから必死で練習して「これならいけるかも」と思っていたタイミングでした。
 遅れた上に間違った原稿を渡されていたのです。
「いや、ここ数週間、私がやってきたことって、なに? あと1週間で、もう1回それをやれと? 間に合わせるしかないのか」と、もちろん腹は立ちましたが、それよりも不安が大きかったです。

 こんなところでしょうか。

 夢の中の”上司”を「この人、私の上司なんだな」と認識してはいましたが、実際の上司とは別人でした。

 もちろん、今まで生きてきて誰かにナイフで刺された経験などありません。

 こういう夢って、どうやって作られているのでしょうか。

 因みに、「殺される(殺されそうになる)」「病気で死ぬ(死にかけている)」のは私の夢では、比較的よくあることなので、以前のように恐怖を感じることはあまりありません。

 今回の夢だと、
「ステージに上がってきた上司が助けてくれると思ったのに、そうじゃなかった」
 これがつらかったです。

 まぁ、ステージ上ではありませんが、こういうことも実際にありました。

 だから、ナイフが見えた時点で
「やっぱりそうだよね。私、役立たずだから」
 と、諦めの感情が湧いていました。

 それから、傷口を押さえて呼吸も苦しい状態で歩いているのに、まわりに誰もいなかったのは、寂しかったです。

 だから、後ろから「刺される」と感じた時、
 怖くもありましたが、正直、ホッとしました。

 刺した人の姿は見えなかったのですが、
 倒れた後はまわりにたくさん人がいたことに気がつきました。
 誰もこちらを見てはいませんでした。

 悲しいですね。

 夢の中まで、感情の忙しいやつです。


 こんな感じでわりと夢の内容をよく覚えているほうの人間だと思いますし、現実と重なる部分もあるので、「あれって、どっちの出来事だったっけ?」と思うことが、たまにあります。

 怖いですね。

 夢を見ない日は、おそらくよく眠れている日だと思うので、そんな日がもっと増えてほしいです。

 みなさんは、よく眠れていますか?

 快眠のコツなどあれば、ぜひ教えていただきたいです。

 ではでは〜


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