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期待以上すぎたパナマの入国、市内バス事情、滞在先、観光スポットのまとめ【前田家の世界一周】

コスタリカに2週間ほど滞在し、パナマへ移動する2日前。風の噂でパナマ-コスタリカの国境に近い道路が閉鎖されていることが分かりました。パナマへの移動は珍しく長距離バス(TICA)を使う予定だったため、もしかすると影響あるのでは?と思い、ふとTICAのサイトを見てみると、

ええ、思いっきりキャンセルになっていました。1ヶ月ほど前にバスチケットを購入していましたが、特にメールの連絡は来ていません。深夜便だったので、この日にサイトを見ていなかったら路頭に迷うところでした。おい、TICA(怒)!とちょいオコになったのは言うまでもないですが、もうしょうがないので飛行機を急遽おさえました。無駄な出費(怒)!

そんなトラブルから始まったパナマ訪問です。


コスタリカからパナマへ空の移動、出国事情

無駄な出費にイラつきながらも、バス移動であれば半日以上かけて移動するところが、飛行機だと1時間以内で到着できることに、ニヤニヤしてしまいます。今回お世話になるのはCopa Airlineです。

コスタリカの出国時に、チェックインカウンターでコロンビアから出国するチケットが確保できているか、証拠の提出を含めた確認がありました。コスタリカに入国する時から(過去のnoteをご参照ください)、このようにしっかりと確認されることが多いので、中南米に来られる方は要注意です。

なおコスタリカの空港(フアン・サンタマリーア国際空港)は、こじんまりとしていますが、綺麗で過ごしやすいです。

コスタリカのラウンジはめっちゃ広くてピカピカ

パナマへのフライトは1時間くらいです。

パナマシティについて

パナマシティはパナマ共和国の首都であり、かの有名なパナマ運河を持つ都市です。パナマの国自体は太平洋とカリブ海に挟まれており、パナマシティは太平洋側にあります。

パナマ運河が世界的な貿易において重要な役割を果たしていることもあり、他の中米の国と比較して豊かであるとも言われています。

パナマシティのセントロエリアには、その豊かさを象徴するような高層ビルやマンション、そしてグローバルなラグジュアリーブランドが入るようなショッピングモールもあります。よって、一般的には治安も良いと言われています。

一方で、私たちが滞在した場所のすぐ近くのエリアでは、見るからに整備がされていない道、ゴミの山がある地区もありました。歩いている人から危険な雰囲気はなかったものの、夜間であったり、1人では絶対に歩かない方が良いのだろうなと分かりました。

他の国と同様のアンテナを張り、当たり前の危機感を持ちながら生活をすれば、問題はないかと思います!

パナマシティの公共交通について

パナマの空港(トクメン国際空港)は、パナマシティの市内から少し離れた場所にあります。バスを使うと1時間強かかる距離です。Uberなどを使うと30〜40分くらいです。

パナマには午後の早い時間に到着したため、市内バスを利用して移動しました。

バスカードの買い方
パナマの市内バスに乗るためには、チャージ式のカードを購入する必要があります。

このカードは、空港のターミナルで購入することができます。第2ターミナルの出口を出て右側へ行くと、青いキオスクがあります。

このキオスクではSIMカードも売っているため、ぱっと見、バス用のカードを売っているようには見えないのですが、キオスクの横に「Tarjetas del METRO(メトロカード)」と書かれています。

カードは2USドルです(※パナマの通貨はUSドル)。1USドル分は、カードにチャージされた状態で渡されます。なお、このカード1枚を複数名で共有することができます。バスは片道1人、驚異の25セントです。

空港からの移動

空港から出ているバスは、厳密にいうとターミナルの目の前から出ておらず、ターミナルから10分ほど歩いた公道沿いから出発しています。ターミナルを出ると、バス停がある方向へ矢印が出ているので、見つけやすいです。また、パナマでは中米の中で珍しく、Google Map通りにすべてを見つけることができます。

私たちはS480というルートのバスに乗りました。

バスは前方から乗車し、カードスキャナーがあるのでバスカードをかざします。それが受理されると、腰の位置にある回転ゲート?的なものを回して入ります。大きなスーツケースを持っていると、回転させながら入るのが大変でした。

バスの中は清潔で、乗り心地も良いです。空港から出ていたバスでは、降車駅がアナウンスされ、電光掲示板にも駅名が出ました。降りる場所を間違うリスクがかなり低く、観光客にとってはありがたい仕様です。

降りる際にも回転ゲートがあります。大きなスーツケースを下ろすのにもたついていたら、私の前に降りた女性のアスリート風の方が、スーツケースを代わりに降ろしてくれました。パナマのバスには女神がいます。

カードのチャージ方法

バスカードはバスに乗る前にチャージをする必要があります。公式サイトを見る限り、指定のアプリからオンラインでチャージすることもできるとのことですが、何回トライしてもアプリが落ちまくりました。

そのためバスの駅などでチャージ用のマシンを見つけて、手動でチャージをすることをおすすめします。記憶が定かではないのですが、現金のみの受付だったはずです。

このマシンは、エスタシオン・アルブルック(Estación Albrook)のものです(Google Mapのピンはこちら)。

パナマシティの滞在先

今回もAirbnbを利用しました。このAirbnbは過去最高に良かったです。

Airbnbのリスティングページはこちら

2021年に建物と部屋がリノベーションされていて、1階にはコワーキングスペースとカフェが併設されています。そのため、日中は建物のゲートが開いていて、人の行き来があります。それにより危険を感じる、騒音が気になることは一切ありませんでした。

それもそのはず。建物を上るエレベーターはパスワードが必要であり、部屋の鍵もスマートロックです。建物の入り口には常にセキュリティの方がおり、滞在している人の顔も覚えています。とても、安全です。

部屋はモダンなデザインで、広々としており、とにかくキレイでした。窓の遮音性が高いのか、外の音もほぼ聞こえません。インターネットも爆速で、ダウンロードで168Mbps、アップロードで74Mbps出ます。Netflixなどが見れる大きなテレビ、洗濯機と乾燥機、アイロンが完備されていて、シャワーの温度と水圧もかなり良かったです。

住み着いている無防備すぎる猫様もいます。

このように建物と部屋の質は最高なのですが、立地は絶妙でした。

Airbnb自体は、カスコ・ビエホ(Casco Viejo)と呼ばれる観光地区から歩いて10分ほどの場所にあり、非常にアクセスが良いです。大きめのスーパーも同じく徒歩10分圏内にあります。一方で、あまり治安が良くなさそうな地区だと思われる、エル・チョリーヨ(El Chorillo)が建物の反対側に広がっています。

Airbnbの窓を開けると、整備されていない町並みが見えました。繰り返しになりますが、危害を与えてくるような人が歩いているわけではありません。しかし、家の周りを夜にジョギングができるかというと、おすすめはできません。

それでもなお、過去1良いAirbnbだったと心から思える物件でした。もし気になる方は、良い点と悪い点をしっかりと考えた上でご利用ください。

パナマ運河へ行く

パナマといえば、ですね。パナマ運河を見学するには、ミラフロレス(Miraflores)側見る方法とアグア・クララ(Agua Clara)側から見る方法があります。私たちはミラフロレス側に行きました。

どちらから見るにせよ、2点、注意点があります。1点目は、それぞれの場所で船が通る時間が毎日異なることです。公式サイトに毎日スケジュールが掲載されています。事前に必ず確認した上で訪問しましょう

公式サイトはこちら

2点目は、船が朝に通る時間と、チケットオフィスが開く時間が合わないことです。基本的には、船が朝に通る時間と、午後に通る時間の2つに分かれています。朝の時間は8時までであることが多いですが、チケットオフィスが開くのも8時です。

ただネットで調べてみると、朝に訪問する方が良いと言われている方が多いです。どうやって間に合わせているのだろう?と気になっているので、分かる方は教えてください!

ちなみに私たちは午後2時頃に行きましたが、問題なく船が通過するのを見ることができました。

チケット購入
チケットはビジターセンターの窓口で購入することができます。カードの利用も可能です。

チケットの値段はこちら

パナマ運河を見るチケットを買うと、パナマ運河に関するIMAX上映のチケットが付いてきます。しかもそのIMAX、ナレーションがモーガン・フリーマンです。

パナマ運河を見るスペースには、屋根が付いていて観覧席も設けられています。

席が正面を向いている方に運河があります。

この観覧席の前に柵が立てられていて、訪れる人は基本的にその柵の前に立って船が来るのを待ちます。そのため席に座っていると見にくい可能性が高いです。私たちは幸いなことに柵の最前列を確保できたので、真正面で見ることができました。ちなみに最前列で見ると、太陽があたるのでめちゃめちゃ暑いです。帽子、サングラス、日焼け止めのフルコンボはマストです。

パナマ運河を実際に見ると、その狭さに驚きます。上の写真を見ても分かりますが、船と壁の間が非常に狭いです。この時の大きな貨物線が通った時のアナウンスでは1メートル以下と言っていました。デリケートな操作が必要なので、この細い水路に入ってから真ん中まで辿り着くまで20〜30分くらいかかりました。

パナマ運河は、水の力で運河のレベルを上げ下げすることで船を通します。水位は水路の横に穴が空いていて、そこから勢いよく水を出すことで水位を下げるようです。下がり切ったら、船の前方にあるゲート2つがブザーが鳴ると共に開門します。開門した時は、2つの世界がつながったような、そんな感じがして、感動しました。そして、この時点でクソ暑くて熱中症になりかけていたので、やっと空いた…と安堵の声がもれました。

船の行く先

大きい貨物船は、事前の検査や待機列などの関係から、パナマ運河を通るのに2日間かかるそうです。なっが!!!と思いますが、それでもなお、この運河が多くの船の長旅を救っているんですよね。すごいな。

通った後に気づいたのですが、船の後ろに「東京」と書いてありました。どうやら日本郵船の船だったようです。ここから日本に行くのかな?と思うと、ほんの少しだけ家が恋しくなりました。おとうさーん!おかあさーん!

パナマの観光名所

Casco Viejo地区
カスコ・ビエホ(Casco Viejo)はパナマシティ南東部あります。ユネスコの世界遺産に登録されている歴史的な地区です。この地区の特徴はコロニアル様式の建物です。何となくヨーロッパを思い出させるような街並みですが、カリブ海の雰囲気もあり素敵でした。

街歩きをしているだけでも十分に楽しい地区で、モダンなレストランやカフェも多くあります。政府系の建物もあるため警察官の方が立っていることも多く、観光客として安心して歩けます。

海岸沿いのエリア(Google Mapでこの辺)へ行くと、パナマシティの都会的な街並みと、パナマ運河を待つ船の行列と、コロニアルな街並みという全く違う景色を見れるビューポイントがあります。

都会的なセントロエリア
運河待ちの船
コロニアル

パナマはいろんな顔を持つ国で、その様子が見てわかる場所でした。

カスコ・ビエホ地区で歩きまくって疲れたら、ぜひ行っていただきたいカフェ「Pepe Café」をご紹介します!

Google Mapの場所はこちら

こじんまりとしているカフェで、おそらくイタリア人のオーナーご夫婦が経営されていらっしゃいます。イタリアンスタイルのカフェなので、マキアートを頼むと、スタバスタイルではないマキアートが出てきます。本格的なコーヒーで2.75USドル=405円でした。コスパ良い!

もちろん美味しい

Wi-Fiはなかったので作業カフェとしての利用は難しいかもしれません。でもオーナーご夫婦のお人柄が暖かくて和むので、ぜひ行ってみて欲しいです。

Mercado de Mariscos

「シーフードが…食べたい…」と嘆く夫のリクエストで、JICAの援助で作られたメルカド・デ・マリスコス(Mercado de Mariscos)へ行ってきました!

Google Mapの場所はこちら

メルカドの横にレストランが連なっていますが、その前に市場内も見てみることにしました。

シーフードのメルカドって結構臭いが強いイメージがあったのですが、ここはそこまで強くなかったです。清潔に保たれている証拠なのかもしれません。

売っていたシーフードの中で1番多かったのは海老でした。

すごく買いたかったのですが、次の日にパナマを出発予定だったので泣く泣く断念。おとなしく隣のレストランへ行くことにしました。

レストランエリアに行くと客引きがエグレベルで、声をかけられ続けます。しかも、どのお店もメニューと価格がほとんど同じです。途中からどうでもよくなったので「椅子が木だから、なんか雰囲気が良い」っていう雑な理由でお店を決めました。

大体のメニューは、8USドル〜12USドルです。

ミックス・セビーチェを2人で分けて、メインはコルビーナ(Corvina)と呼ばれる魚のニンニクグリルにしました。

コルビーナは白身魚でクセが全くなく、柔らかい身が美味しかったです!サイドのフライド・プランテーンは、ニンニクの味を調和してくれました。

ショッピングモール、そして

マルチプラザ・パシフィック・パナマ(Multiplaza Pacific Panama)と呼ばれるショッピングモールへ行ってきました。パナマシティのセントロエリアにあり、色んなブランドが入っている、ザ・ショッピングモールです。

Google Mapの場所はこちら

滞在していた期間が、ちょうどパナマの独立記念日(11月3日)とかぶっていたため、街中ではパナマの国旗が多く掲げられていました。モールには、巨大な旗がありました。

このモールに行った理由は、近くにどうしても行きたかったラーメン屋さんがあったからです。

Google Mapの場所はこちら

あ、あじせん!?!?しかもパナマ!?!?

もしかすると、名前をパクっているラーメン屋かもしれないと思い行ってみたら、ちゃんと味仙の海外支店でした。しかも2階建ての豪華なお店です。パナマシティに他2店舗も展開されています。

もちろん日本の味です。普通の味仙ラーメンは、9USドルで食べれます。コスパ!

ご満悦

まとめ

パナマに来て思いました。

パナマって、本当にイメージがなかったんですよね。パナマ運河の存在は知っていたし、その技術や重要性もわかっていました。でも街並みとか、住んでいる人の想像って全くついていませんでした。想像しようとすら思ってもいなかったです。

実際にその街に足を踏み入れて、空気をすって、汗をかいてみると、地図上にあった国の形が、3D、いや4Dになってリアルに見えてくる感覚がありました。より鮮明なパナマの情報と感覚が自分の脳の中に保存されて、ちょっとレベルアップした感じです。

パナマ、良い国だったなあ。


\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。

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