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今の日本人にこそ、アートが必要なわけ。

ペイント・ラウンジを作るために
よく、「アートは生活をより豊かにしてくれるから必要!!」
なんて説明するのですが、実は言ってる本人が言語化できないので
改めて自分なりに考えてみました。

ペイント・ラウンジを作る目的は
アートをもっと身近に感じてもらうこと。

身近というのは『アート思考を体験する』ということ。

美術館へは1,000円、2,000円と入館料を払って観に行くのに、
街中に飾られている「絵」をみて、良いか・悪いかを聞かれると
「分からない」と、答えが返ってきます。
“人間”について、好き嫌いは言うのに
“アート”について多くの人は考えようとしません。
それは、日本の教育なのか環境なのかが、そうさせてきたのだと思います。
それがダメということですら広く議論されていないように思います。

ダメと言うと今までの文化を否定することになるので・・・
『アート思考を手に入れると良い』ことについて考えてみました。

【アート思考とは?】

「アーティストが作品を生み出す時の考え方、思考プロセス」
と、調べると出てきました。

例えば、ペイント・ラウンジでは
“描いた絵を持って帰って家に飾る”まで提案したいと思っています。
そうすることで、絵を描くときに “家に飾りたいものをつくる” という意識になり、純粋に自分が欲しいものを考えます。
絵を描いているときって、計算や勉強するときと違う脳を使ってる感覚があるんですが、どの色が好きで、どんな形が好きなのか、または嫌いなのか、もしくは何を表現・伝えたいのか、それは何故か。
いろんな自分と向き合って深く思考します。
これが「作品を生み出す時の考え方、思考プロセス」=「アート思考」ということだと思います。

【アート思考の必要性とは】

近年、ビジネス書に「アート思考法」を手ほどきする書籍が増えてますが、何故ビジネスに”アートが必要”なのでしょうか?

自分の価値観を養い、好きなものを「好き」って言えることは
ビジネスに限ったことではありませんが「何が良くて、何が悪いのか」という自分なり意見を持つことになります。
それは、自分と向きあい「問い続けること」、思考をより深くすること。
つまり、自分なりの哲学をもち、物事の判断基準が見えてきます。

日常において判断基準が明確化すると少し物事がスムーズに進むのではないでしょうか。

【アートが生活をより豊かにしてくれる2面性】

①視覚的アート
文章よりも“絵”にはたくさんの情報があり
例えば、プレゼン資料を作るときも文章よりも絵や写真を持ちゆることで
イメージを早く明確に伝えることができます。
アートはそこにあるだけで日常に彩をあたえてくれたり、ときには負の感情を表現したり、いろんな力があります。

②思考するアート
それだけではなく、アート思考を体験することで
もっとアートが身近に感じられるのではないかなっとおもっています。
審美眼を多くの人が持つことでアーティストの市場もより広がりを見せてくれるといいなっと思うのです。

【ペイント・ラウンジに想うこと】

専門でもないのであくまでも私の考察に過ぎませんが
ペイント・ラウンジが、そんなきっかけのなる場所になったらいいなっと
密かに思っています。
でも、まずは、絵の具の混ざる感覚や、紙と筆がこすれる感覚を少しでも多くの方に“楽しい”っと純粋に感じていただければと思っています。

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