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【俳句幼稚園企画】~ふるさと自慢、福島夏祭り編
人物編で、まさかの「季外れ」をやらかすという大チョンボをやらかしてしまいました😅
そんなわけで、夏祭り編はちゃんと夏の季語を使います。
ですが、東北民の方はお気づきでしょうか。
東北の「夏祭り」は、ほぼ全て、俳句の季節上では既に秋だということに😱
みちのく○大祭りと呼ばれるものは、ほぼ立秋の頃であり、秋なんですよね^^;
そんなわけで、必死で福島の「夏祭り」をかき集めてみました(笑)。
相馬野馬追
中村に馬駆け回る大暑の日
【季語】大暑
![](https://assets.st-note.com/img/1658800828881-uGbgjiLf4s.png?width=800)
今年、3年ぶりに相馬野馬追が開催されたというニュースが流れました。
公式サイトによると、相馬野馬追は一千年以上昔、相馬氏の遠祖である平将門が、下総国小金ヶ原に放した野馬を敵兵に見立てて、軍事演習に応用したことが、その始まりと言われています。
捕らえた馬は神馬として、氏神である妙見に奉納したとのこと。
福島県では毎年夏にニュースで流される風物詩であり、さながら戦国絵巻のようです。
句の中に入れた「中村」とは、相馬氏のあった居住地(現在の相馬市)のことです。
現在でも、相馬氏のご当主が先陣に立つそうですよ。
私も、小さい頃に1度だけ連れて行ってもらいましたが(会場は、南相馬市原町区にある雲雀ヶ丘)、渋滞がひどくて観覧を断念した覚えが……。
でも、一度は見てみたい夏祭りの一つです。
田島祇園祭
花嫁や祇園囃に送られて
【季語】祇園囃
![](https://assets.st-note.com/img/1658800940620-BNoG4tcTus.png?width=800)
「祇園囃子」というと、京都の祇園祭が思い出される人も多いのではないでしょうか。
ただ、日本三大祇園祭というものがありまして、京都祇園祭、博多祇園山笠、そして田島祇園祭を指すそうです。
ここで言う「田島」とは、南会津町にある旧田島町のこと。鎌倉時代の文治年間に、当主である牛頭天王・素戔嗚命を奉斎し、天王社として祀ったことが始まりだそうです。
祭りは3日間に及び、中でも7/23に行われる七行器行列が、有名だそう。
御神酒を入れた角樽3つ
赤飯を入れた足のついた「行器」が3つ
鯖を載せた「魚台」1つ
を、袴姿の男性や花嫁姿の女性により、氏子から神前にお供物を献上するという、神聖な行事です。
花嫁は40人前後とも言われ、色とりどりの晴れ着に身を包んで、それはそれは華やかだそうですよ😄
ちなみに、私自身はというと、偶然にも「神輿」を見た覚えがあります。高校生の時に、南会津の某地に学習合宿に行き、その帰路の休憩のときに、たまたまこの「田島祇園祭」に遭遇したのでした。
きうり天王祭
あやうく忘れそうになった、須賀川の夏祭りです😅
(→これが、一番お馴染み)
ねだりたる胡瓜二つと狼煙かな
【季語】胡瓜
毎年7/14日に開催される、須賀川の代表的な夏祭りです。時期的には梅雨時の祭りなので、割と雨に祟られやすいのが難点^^;
伝承によると、昔、この地方に疫病が流行り、人々は岩瀬天王(石背国17代国造、豊足彦)の祟りであろうと考えて、祀られていた旭ヶ丘から尊の霊を迎えて神事を行い、きゅうりを備えた所、疫病は沈静化してその後は疫病にかかる者がいなくなった、とのこと。
この伝承にもとづき、須賀川の人々は、2本の胡瓜を持参し、供えられたきゅうり1本を貰って帰り、それを食べると病気にかからないと言われています。
今年も残念ながら中止になってしまったので(3年連続)、待ちわびている方々の願いを、きゅうりと「祭り開催」の合図である狼煙に、託してみました。
そんなわけで、ラベンダー様の企画の、「おかわり」編でした(*^^*)
※画像は、福島観光フォトライブラリー様より拝借しました。
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