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「私の勉強法」~歴史の学習

Xのタイムラインでnote社から「わたしの勉強法」なるタグが上がってきたので、アップしてみます。
現在は担当していませんが、過去には某サイトで「共通テスト」の勉強法などについてのコラムを書いていました。無記名ですけれど。

今振り返ってみると、根が「歴史オタ」故か、割とガチの勉強法や思考法を提示していたなあ……と思います。

まあ3年前の記事ですので、現代でも有効かどうかは、少々怪しいかもしれません。

というのも、2022年から新学習指導要領に従って、科目名や学習内容の狙いが、大きく変わってきたからです。

「歴史総合」が誕生するというのは、私が記事を担当していた頃から知っていたのですが、個人的には「日本史B」「世界史B」がどうなるのか、不安がありました。

結果としては、

日本史B→日本史探求
世界史B→世界史探求

という形に名前を変え、ちゃんと学習内容が継承されるようです。
良かった~!
マジで、古代・中世分野が切り捨てられるのでは……と危惧していました。

ちなみに、歴史総合は従来の「日本史A+世界史A」のようなイメージでしょうか。
私自身は、今で言う「世界史B+日本史B」の履修でしたので、近代史は詳しくやりませんでしたが……。
(この前の世代なので、そもそもABの区別がありませんでした)

それを踏まえて、私の現役時代の「歴史」の勉強法をば。

1.とにかく用語&年号の詰め込み

色々と批判はありますが、やはり歴史の学習ステップとしては、これが第一だと思います。

私の受験生時代は四半世紀以上前の話ですから、今のようにネットで気軽に参考書が購入できる時代ではなかったんですよね。
そんなわけで、私が愛用していたのは、地元の書店で手に入れられた上記の会社の「語呂合わせ」。
あとは、山川の一問一答でしょうか。
提示したのは一般市販本ですが、学校教材専用のものもありまして(一般には出回っておりません)、それをパーフェクトに回答できるまで、やり込みました。

少なくとも、これで平均点くらいはクリアできるはずです。
解答の際には当然問題文を読み込むはずで、その知識も頭に詰め込まれますしね。

2.自分で出題問題を作ってみる

多分、私の歴史の勉強法が他の生徒と大きく違っていたとすると、この方法です。
上記の一問一答をパーフェクトに答えられるのは勿論ですが、記述問題なども自分で作っていました。
なので、歴史系科目の「テスト勉強」は、一ヶ月前くらいからコツコツと進めていた記憶があります。
ただ、「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、苦痛だと感じたことはなかったですね。

自己流ではありますが、この方法までできると、先生の「問題の出題意図」が何となく見えてくるので、どのタイプの試験でも強かったのでは……と思います。

問題自体は用語集ベースで作っていましたが、「全ての教科書に掲載されている単語」は、マストアイテム!などの判断もつきますし。
ちなみに「用語集」も歴史勉強の際はマストアイテムです。
→未だに、新しい版を買って活用しています。

3.授業の板書を元に、自分なりの「歴史まとめノート」を作る

歴史の授業って、皆さんどのようにノートを作っていらっしゃるんでしょうか。
私もうろ覚えですが、授業のときは黒板のノートを写して(学校によってはレジュメを配布するかも)、テスト近くになると、それを自分でまとめ直していた気がします。

特に世界史は、「テーマ史」というか複数の地域にまたがる問題が出題されることがあるので、自分なりのまとめ直しが必要不可欠でした。
高校生でお金が無かったので、世界地図も手書き&自分で色塗りでしたし^^;

ですが、自分の手で書いたからなのか、その後随分と記憶が長く定着してくれていた気がします。

4.興味を持てそうな作品に触れる

古典文学の勉強として「あさきゆめみし」をおすすめされるのはデフォだと思いますが、歴史も「自分が興味を持てそうな」マンガなどから入るのが、おすすめです。
たとえば中国史であれば、横山光輝氏の「三国志」は鉄板ですよね。

あとは、個人的におすすめなのは篠原千絵さん。

たとえば、「天は赤い河のほとり」は古代ヒッタイトとエジプトの抗争などを扱っています。
若干ファンタジー要素もあるものの、マニアックな?オリエントの歴史を追いかけてみたい人には、ぴったりです。

また、個人的にちょくちょく追いかけているのがこちら。
オスマン・トルコ帝国の立役者、スレイマン后妃「ヒュッレム」が主人公です。

篠原先生の独自解釈は賛否両論ありますが、オスマン・トルコ帝国のウィーン包囲、モハーチの戦いなども出てきて、なかなか興味深い作品に仕上がっています。
歴史マンガなのである程度結論は予測できますが、それを差し引いてもおすすめ。

マンガでも小説でも構わないのですが、「面白そう」と思った時代の作品を読んでみるのは、いい気分転換になりますし、作品の中で事件のバックボーンを詳しく解説されていることが多いので、ぜひお試しあれ。

おまけ

今更恥晒し!という気もしますが……。
現役時代の、高校3年の私の通知表です。
一応理系クラスだったにも関わらず(なので、履修科目に基礎解析や確率統計がある)、数学が壊滅的💦
ただし、教育業に携わって数学を教えた経験もあり、この訳の分からなさが、現在の私につながっているのかも……。

ちなみに、大学入試は国語&社会の成績に助けられたお陰で、国立に入れたようなものです。
→数少ない、「英語+センター上位2科目の成績で評価」+「二次試験(小論文など)」で評価される大学でした。
(現在は異なります)

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