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やらぬ善よりやる偽善

ありがたいことに、noteを始めてから何度か公式マガジンで取り上げていただいたり、他のクリエイターの方にnoteやTwitterでシェアして頂く機会があります。

シェアしたくなる想い

私自身も、他のクリエイターの方の作品をシェアすることがありますが、やはり、「シェアしたい」と思うのは、次のような場合です。

  • 自分自身がその人の作品が好き(もしくはファン)である

  • 有益な情報を多くの人に知ってもらいたい

  • 全く関わりがなくとも、シェアする価値を感じた場合

ところが、厄介なことに。
それが理解できない人、というのも中にはいるのですよね。
法律用語風に言えば、「拡大解釈」とでも言うのでしょうか。

色々勝手に解釈するのは先方の自由ですけれど、それを上から目線で語られてもなぁと感じる次第です。

さて、そんな私が少しだけ参加させていただいたのが、こちら。

元々、私が俳句を始めるきっかけになったのは、昨年秋の「白杯」。

その時に白鳥を詠んだ句があり、「鳥恋」の主催者である橘鶫さんからもコメントを頂きました。
そして、冬の沙々杯用に取っておいた句に、やはり「鳥」の句があった次第です。

このときは、当時のフォロワー様を始めとして内々の方を中心に楽しんでいただいたのですけれど、その中から、「尾長鴨」の句を冬の「鳥恋」用に選出。

そして、春の鳥恋の頃には、割と当初から「チャリティー寄付」の構想が持ち上がっていたので、それもあって積極的に参加していました。

そんなわけで、現時点ではいよいよ各種作業も大詰めとのことです。皆様ご多忙にもかかわらず、本当に頭の下がる思いです。

原体験

クリエイターの権利については人一倍小うるさい?私にしては珍しく、積極的に作品を提供したのは、やはり「チャリティー」という要素が大きかった。
それと、発足の経緯や途中経過も丁寧に報告されていて、関係者皆様のクリエイターとしての取り組み方に、好感が持てたのもあります。

昨今のウクライナ情勢もそうですけれど、外から「偽善ではないか」というのは簡単なんです。
なぜならば、そういう無責任な声を上げる人は、自身が安全地帯にいるから。

ですが、災厄に見舞われている当人や生き物たちは、「Help」の声を上げる気力すら、奪われていく。
かつて私自身が東日本大震災のときに、そのような境遇に置かれ、そして多くの方の善意に救われた経験があったからこそ、似たような境遇にシンパシーを感じるのかもしれません。

たとえ、偽善と言われてもいい。
グズグズと外から的はずれな意見を並べ立てるよりも、まずは行動を。それで、少しでも誰かが救われるならば、良いのではないでしょうか。


世の中には「チャリティー」を装って、無償の愛を奪い取ろうとするTakerも数多くいるのは、確かです。
私自身、そういう人にターゲットにされかけた経験も、何度もありますし。

ですが、そういう経験を重ねてきても尚、救いたい・協力したいという思いは、尊いものではないでしょうか。
そのような意味で、自分にできる形で、声をあげようとしている文筆家も多くいらっしゃる。

仁矢田様は、元々私が彼女の小説に興味を持ち、密かに小説を愛読させていただいている作家のお一人です。
今回は、他のプラットフォームの仲間を中心に、ウクライナ避難民の方のためにご自分なりのやり方で、支援に取り組んでいらっしゃるとのこと。

さらに、どのような経緯でnoteを読ませていただいたのかは、もう記憶が定かではありませんが。
リアルな東欧の姿を伝えてくださっているのは、こちらの方です。

テレビや大手のメディアが伝えない、東欧の姿がそこにはありました。

ここまでジャンルも表現方法も三者三様ですけれど、どの方々も「言葉の力をどのように使いこなし、人々に想いを伝えるか」ということを、非常に大切にされている、と私は感じています。

言葉を紡ぐということ

言葉を紡いで、その力を利用して他の方に何かを訴えるというのは、やはり一定の責任を持つと思います。
ときには、どうしても強い言い回しや言葉を選び、感情的になることもあるかもしれません。
ですが、本当にそれは、世間一般に投げかけるだけの価値があり、そして利己的ではなく利他的な目的に叶うものなのでしょうか。

プロ・アマチュアを問わず、言葉を発し、ネットの世界を利用して広く伝えようとする際には、誰しもが考えなければならないことなのかもしれません。


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