「カミングアウト」という壁

こんばんは。Kです。
台風が来ています。こんな時は自分の無力さを痛感しますね。台風に立ち向かえないのは当然ですが、とはいえ、家に引きこもったままでいるのも負けたような気がしてしまいます。


さて、今回は「カミングアウト」について少しお話ししようと思います。みなさん、「カミングアウト」ってご存知でしょうか?


いつかのnoteで"Kはセクシャルマイノリティーであることを周囲の人に公表していない"と書きました。いわゆる「クローゼット」です。
基本的にはKがセクシャルマイノリティーであることは公表していません。
しかし、ごく少数の友人には打ち明けています。この告白が、ここでいう「カミングアウト」です。


なぜ、Kは周囲の人にセクシャルマイノリティーであることを伝えていないのか。
それは「カミングアウト」の壁が高いな、と感じているからです。


KはTwitterでセクマイ(セクシャルマイノリティーの略)用のアカウントを運用しています。(リアルな友人と繋がりのあるアカウントでは発信しない、できない内容を呟いています。もちろんやましいことではありませんよ。)普通の個人アカウントですが、フォロー/フォロワーのほとんどがセクシャルマイノリティーの人です。
当然、タイムラインにもセクシャルマイノリティー関連の話題が豊富に上がっています。


そんな中で、カミングアウトについての投稿を目にすることもあります。 時には親しい人にカミングアウトした人が、相手のリアクションによって傷ついてしまったケースも。。。
そんな投稿を目にすると、決まって悲しい気持ちになるのです。Kにとって、カミングアウトは非常に勇気のいる行為。きっとその投稿をした人も勇気を持ってカミングアウトしたのではないかと思うのです。しかし、その末に傷ついてしまった。カミングアウトするほどですから、信頼していた相手なのかもしれないのに。


Kがカミングアウトの壁が高いな、と感じるのは以下の理由からです。

・相手が受け入れてくれるかどうかわからない、否定されるのが怖い
・カミングアウト後も今まで通りの関係でいられるのかどうか不安
・アウティングしなそうなのか慎重に見極めたい

幸いなことに、今のところKはカミングアウトした相手のリアクションによって傷ついたことはありません。
正直、今はかなり慎重に、相手を選んでカミングアウトしています。もしかしたらそこまで慎重にならなくても、Kが傷つくことはないのかもしれない。そう思うほど、慎重になってしまっています。

ツイッターで見かける投稿に関して言えば、相手が受け入れてくれなかった、否定されてしまった というケースが多いように感じます。
あまり見かけませんが、同性の友達にカミングアウトして、「え、ワイのことは好きにならないでね?」的なリアクションをされたケースもあります。なんとなく、嫌悪感が透けて見えますよね。とても、傷つくと思います。


以前のnoteで、こんなことを書きました。

セクシャルマイノリティーが身近な存在として感じられるようになって初めて、理解や共感を得ることができるのではないか

セクシャルマイノリティーへの理解や共感をもっと得ることができれば、カミングアウトの壁の高さも緩和されるのではないかと思うのです。
しかし、身近な存在として感じてもらうためには、誰かのカミングアウトを要するのもまた事実のような気がしています。
これでは堂々巡りの議論になってしまいますね。蛙が先か、卵が先か。
カミングアウトが先か、理解/共感が先か…


昨今はメディアでLGBTが取り上げられることが多いですね。認知が広まっているのは確かです。
カミングアウトすることが正だ、とはKは思いません。自分の中に大切にしまっておくことも、1つの生き方です。誰かに言わなければいけないことではありませんし、傷つくのは怖いです。(もちろんカミングアウトしない人全員が傷つくのを恐れているわけではないでしょう。)


とはいえ、Kの場合は、カミングアウトする事で、少しだけ生きやすくなるような気もしているのです。
Kが感じるセクシャルマイノリティーであるが故の生きにくさは、また別の機会に投稿しようと思いますが、自分のことを理解してくれる、わかってくれている人がいるって、とても心強いことだと思います。


なので、Kは本当は今より広い範囲の人にKがセクシャルマイノリティーであることを知ってほしいな。と思っています。でも今は正直まだ少し怖いです。


最後に、コメントで疑問質問をいただければnoteにして回答したいと思います。何かあればぜひぜひ、お気軽にコメントをください!


それでは。

K

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