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最初なので

2024年5月1日
キリがいいので今日からぼちぼち書いていこうと思ってます。


まず始めに言っておきたいことがあります。

筆者はかれこれ10年以上、うつ病(診断は病院によってうつ病だったり抑うつ神経症だったり、はたまたADHD、強迫性障害と分かれます)の治療のため心療内科に通い続けています。障がい者手帳精神2級も持っています。今年の2月からは精神科にも通いながら治療に取り組んでいます。


誤解のないように説明すると、うつ病などの心身症には「完治」という概念はありますが、再発の割合が約50%と非常に高い病気です。「完治」とまではいかなくても、「寛解」といって症状が軽くなり以前のように日常生活を送れるレベルまで症状を改善させることもありますが、それでも再発しないと断言できる医学的根拠はまだありません。さらに寛解と再発を繰り返すことで重症化のリスクも高くなります。そして症状が長期化する理由としては、患者本人のみならず、仕事や対人関係、家族や生育環境といった様々な要因や環境が複雑に絡み合っているため、本人の意思や医師の技量だけで再発を防ぐには相当な困難を伴うということが挙げられます。


近年、パワハラ、モラハラ、虐待といった話題がメディアやネットでも頻繁に取り上げられるようになり、うつ病やパニック障害といった診療内科や精神科のカテゴリーに入る患者は増加傾向にあると思われがちですが、筆者はそうだとは思いません。あくまで推測ですが、これまで見落とされてきた潜在的な患者がメディアやネットなどを経由して心療内科もしくは精神科のある病院に通うようになっただけであって、実際に通院している患者数は未だ氷山の一角に過ぎないと考えられるからです。それでも日本人の15人に1人はうつ病を経験した、あるいは治療中と言われています。これは世界的に見てもかなり高い数値なのだそうです。そして、かつて統合失調症を精神分裂病と呼ぶなど禍々しい世間の目もあって、受診の機会を避ける傾向があったことも大きな影響を及ぼしていたのではないかと思われます。筆者も例に漏れず、幼い頃から情緒不安定などといった、6歳の子供が漢字で書けるような言葉じゃないだろうというような(それ以前に我が子をそんな言葉で形容する親自体がおかしいのですが)レッテルを張られていました。


とはいえ、筆者が知る限りうつ病とは無縁だろうなと思っていた友達であっても、うつ病などの精神疾患で治療を受けた(受けている)友達の人数は他の人と比べても多いと思います。原因は様々ですが、薬を飲まなくてよくなったほど改善した人もいますし、筆者のように長年通院と服薬を続けながら完治あるいは寛解を目指している人もいます。


こうした長年の治療を経て、そして筆者の人生の分岐点になったのではないかという方たちとの出会いを通して、自身で見出した一つの考えがありますが、それについては後日書いていこうと思います。


では。



追記:先日病院でADHDや統合失調症の治療に使う薬を処方されました。筆者自身、ADHDやASPの可能性は何となく感じていましたが、統合失調症に関しては違うかなと長年思っていたので意外でした。この辺りの話もいずれできたらいいなと考えています。

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