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就活軸&自己PR&やりたいことしっかりしてたら就活どうにかなる説


私は2021年2月現在就職活動を終えた大学4年生です。自分が就活生時代に50人以上のOB、OGの皆様にお世話になったという経験からその御恩を返すため、現在22卒就活生の相談に乗っています。
実際に約100人近い就活生の皆様のお話を聞かせていただき、自分なりに考察したことがあるため、文章に残そうと考えました。

あくまで私の個人の考えであることを念頭に置いて読んでいただけると幸いです。
また、就活のプロではないですし、採用に関する知識もないのでその分野に詳しい方々、ご指摘や異論があればぜひ教えていただきたいです。


最初に0番目として私が就活をするにあたり最も大事にしていた考え方は「等身大の自分が輝ける企業に入社する」ことです。この価値観に共感していただけない場合は以下書くこと全て「???」ということになってしまうので、違う考えをお持ちの方はこの段階で記事を閉じることを推奨します。


タイトルにもありますが、ズバリ、
就活軸&自己PR&やりたいこと この3つ固めましょう!そしたら就活なんとかなる!ってことです。

まずは簡単に三つの私なりの定義を記載しますね。

私なりの定義

就活軸→自分の中での企業を見るときの最低判断基準。これさえあれば説明会などで「なんかいいじゃん?」「なんか嫌だ」という言語化できないものを撲滅できます

自己PR→自分の本物の強み、根っからの性質を実際に理解していること。つまりどんな企業であれば自分の強みを最大限発揮できるかという理解に繋がり、企業とのマッチング度が高まる 

やりたいこと(人によっては、自分に適性があること)→シンプルに職種や業界。抽象的であれ、他人に与えたい価値。人生で無意識に続けていてこれからもするだろうな、ということ。

この3つが土台としてしっかりしていれば、『自分がこれさえあればやっていけるであろう環境や条件』『強みを発揮でき、それを求めてくれる企業』『職種/業界』という風に絞っていくことが可能だと考えています。
そして「企業がたくさんありすぎてわからない」または「行きたい企業が少なすぎる」ということはなくなっていくかと思います。
一つ一つ掘り下げていきますね。

①就活軸


これは就活をする際に「この条件がないと入社しないな」と考える判断基準です。例えば、一部の方々は『新卒の初任給はこれくらいがいい』など、企業HPの新卒採用の給料面だけをみてエントリーする/しないを判断することがあります。その人たちにとってはこれが就活軸です。「最低限この条件がない企業には入らない」という条件です。

さて、そんな中で私がよく遭遇する危ない就活軸は『絞れない就活軸』です。

象徴的な例だと『人を笑顔にする仕事がしたい』という類の就活軸です。

この考え自体は素晴らしいと思いますが世の中は人を笑顔にする仕事ばかりですよね?飲食店などでのアルバイトもそうです。そんな中でわざわざこれを判断材料である就活の軸に掲げる必要がないということです。こういうことが正に『絞れない軸』です。

就活軸は判断基準であるにも関わらず、企業さんを絞ることができないという結果に陥ってしまいます。

もう一つ危ない就活軸があり、それは『優先順位が明確化されてない就活軸』です。

例として『全国転勤がない』という軸を持っている方がいらっしゃるとしましょう。そんな方に「あなたが今すごく行きたいと思っている第一志望の企業が、もし自分の代から全国転勤に制度が変わったら、内定取れたとしても辞退しますか?」と伺います。そうすると「いや、今第一志望の企業だったら全国転勤になったとしても入りたいです」というような返答があるとします。そうなるとこの『全国転勤は嫌だ』という軸は優先順位が低くなっていますよね。それより第一志望の企業に入ることの方が大事だからです。

なのでこの方にとって第一志望企業の他の要素の方が、自分の中で優先度が高かったことになります。つまり「全国転勤がない」というのは妥協できる優先順位の低い軸になっています。

立ち返りますが就活軸は最低限の条件という指針です。指針がブレるということは企業を見る目もブレます。

『絞れない就活軸』
『優先順位が明確化されていない就活軸』

この2つには注意してください。私があげた例はわかりやすくするため極端な例ですが、今自分が掲げている就活軸がそのようなものになっていないかをよく確認してみてくださいね。
しかし軸に優先順位をつけるというのは大変難易度が高く、私の場合4ヶ月ほど就活軸をブラッシュアップし続け、3月本選考直前段階で、追い込みとして丸一日思考し続け、優先順位を選定しました。

②自己PR


これは、ひとつ、幹となる自分の強みです。自己PRの相談を受けると「これだとA社にはウケが悪いですかね?」「このエピソードで話すとしたら行動力ですかね?」というような、エピソードから抽出しようとしたり、企業の求める人材像に当てはまるものを無理やり出してくる方がいらっしゃいます。
上記のようにしてしまったら、いざ内定が出て働き始めたのに企業側として「あれ、この子〇〇な強みがあると思って採用したのに全然発揮してくれないな?」となりますし、自分としても「〇〇な強みを活かした仕事を期待されているのに全然できない、期待にこたえられない」という残念なことが起きてしまいます。等身大の自分でいることができず、働いていて劣等感などを感じ、辛いのではないかと私は推測してしまいます。
ぜひ、自己PRは、「どんな環境・どんなことをしてても持っている強み」を考えて欲しいです。

例えば行動力を例に取ると、本当に本当に常に行動力がある方なのでしょうか。ある条件でしかそれは発揮できない、とかではないですか?どんな時でもその力発揮してますか? 人間性格等はグラデーションなので・・・
興味あるものには行動力全開でいけるけれども、そうでないものには発揮できないことってないですか?
自分の強みは様々にあると思いますが【自分の長所や強みを生み出す根っこになる自分の要素】を探して欲しいです

「どうして私は行動力があるのだろう?」まで掘り下げて欲しいです。「私が行動力があるのは✖️✖️というどんな時でも変わらない性質があるから!」
と言えるまで到達できたら本当の自己PRが書ける・話せると思います。

多分相当難しいです。一日、二日では見つからないと思います。日々生活をしながら、過去を振り返りながら生活していたらやっと見つかるかなくらいだと思っています。
そして「これだ!!」と思うものが見つかったらきっと自分に自信がもてますし、面接などでも、「この私の強みを強みと思ってくれない企業はこっちから願い下げだ」というマインドで挑めると思います。(まあ一個さらに大変なことをお伝えすると、自分の本質的な強みがわかったとて企業さんが本当に求めてる人材を理解するのにはOB、OG訪問や積極的な説明会参加などをしなければならないので就活に終わりはないですね・・・。)

おそらく、自分の多数ある長所や強みを書き出し、逆ロジックツリーを書くことが最も根っこの部分まで辿り着きやすいかなと思います。おススメです。


③やりたいこと(自分に合っていること)


この(自分に合っていること)というのは本当に自分がやりたいことがなかった場合です。
まずやりたいことに関する下記具体例をお読みください。

私がお話させていただく就活生の方は「音楽に携わりたいです!」などのフォーカスを絞ったやりたいことをお持ちの方がいらっしゃいます。極端な例ですと、「どうして音楽ですか?」と聞くと「人々に感動を与えたいからです!」さらに質問させていただくと「本や映画、また接客レベルの高いレストランやアパレルショップなどでも感動することってあると思うんですけど、どうして音楽なんですか?」「自分が好きで、自分が感動をもらった分それを恩返したいです」「逆に音楽だけでしかそれって与えられないでしょうか・・・?」というように話をすすめていきます。

ここで既に気づいた方がいらっしゃるかと思うのですが自分の興味を持つこと、やりたいと思うことって【自分が経験・体験したことでしかない】と思います。
それ故にBtoCである食品業界、化粧品業界、テレビなどのマスコミ業界などが就活生の人気が高まりやすいと考えます。

私がいつもお力添えするときは2つ、いつも質問させていただいています。
一つ目は「本質的なやりたいことってなんでしょう?」です。
感動を与えたい、なのかもしれないですがこれを具体的に自分の中で定義つけてみて欲しいです。
感動/ とは?⇨人の心を動かす/ とは?⇨人の心を動かし、何か行動のきっかけを作る/ きっかけってどうやったら生まれる?⇨自分もやってみようと思える強いメッセージ性/メッセージって何?⇨人々の想い/それってどうやったら伝えられる?・・・

あくまで例えですが↑のように考えていきます。

どうやって伝えられる?というところまで考えていくとするともしかしたら「伝えること」に焦点をおいたやりたいことが見つかるかもしれません。

伝える、という仕事であればライターや広報、広告などの企業も選択肢に出てくるかもしれません。

二つ目は「自分が過去に人にしてあげた、無意識にしていたことで喜ばれたことややりがいを感じたことは?」という質問。

私の考えですがこの「自分が過去に人にしてあげた、無意識にしていたことで喜ばれたことややりがいを感じたこと」ことが自分が本質的にやりたいことなのではないかと考えています。
私の具体例をあげさせていただくと、
日常的な例で挙げると「ES〇日までだよ、気をつけて!」と友人に伝えたり、「次回の授業中間テストあるらしいよ!」などなど無意識に伝えている自分がいました。

こんなことから【知らないことで損する人を減らしたい、また自分が熱い想いを持っているものを伝搬したい】という価値観があることに気づきました。

私はエンタメ業界を志望していたのですが、この軸に気づいてからは「届ける」ということに着眼点をおき、WEB広告企業や届けるプラットフォームを持つようなIT企業などもみ始めるようになったのです。

結論、私が考える「やりたいこと」、というのは【過去に自分がやってきて今後もやるだろうな】ということです。
一つ目のように、今ある自分のやりたいことを本質的に深く掘り下げて答えにするのもありだと思うのですが私は二つ目の方がより本質的だし継続性があるし一時的な思いではないので、仕事として取り組んだ時に嫌なギャップが少ないのかと思います。

今やりたい!と思うことは音楽の仕事だとして、それをいざ、社会人になって実際にやってみたら「あれ、待って全然やりたくない」と思うことを避けるためにも私は②をお勧めします。


最後に まとめ

・就活軸・・・判断基準 『絞れない就活軸』『優先順位がない就活軸』には注意。
・自己PR・・・【自分の長所や強みを生み出す根っこになるもの】
・やりたいこと・・・【過去に自分がやってきて今後もやるだろうな】ということ


です!

この三つをきちんと自己分析を踏まえて熟考し、自分なりの答えがあれば、企業の選定から、志望動機なども問題なく伝えられると私は考えます。
(たまに就活生の方の心配事として学生時代に頑張ったことがかけない、とかですがもうそれは過去の事実を伝わりやすいように書くしかないものなので難しくはないです)


あくまで私の考え方です。少しでも皆さまにとって新しい気づきなどになれば嬉しいです。

このような長文、駄文を最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも読んだ方々の参考になれば嬉しいです。



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