カニコ

カニコです。ダウンサウスに越してきました。日中イッヌ連れて歩いているアジア人を見たら多…

カニコ

カニコです。ダウンサウスに越してきました。日中イッヌ連れて歩いているアジア人を見たら多分私です。

最近の記事

カニコ、ボブディランを見にAthensジョージアに行くの巻

夫の同僚がボブディランのコンサートチケットをクレジットカードの特典か何かで安く取れるということで、じゃあダブルデートでボブディランを見に行こうぜと言うことで昨日行ってきました、隣の州ジョージアのAthens。 うちの車で行こうと同僚宅に迎えに行ったら、笑顔で一人で出てきて、「Are you all set?」って聞いたら「イエス!」、夫が「スーパーモデル達をピックアップとかいう予定ではない?」「ノー!」ということで、ダブルデートではなく姫状態で行ってきました。夫の同僚達は天

    • カニコ、Jon Batisteのコンサートで初アトランタの巻

      もう10日以上前の話なんですが、 先月誕生日だったので誕生日プレゼントで夫から貰っていたジョンバティーストゥ(日本語の表記だとバティステって発音するのかな)の「Uneasy 」ツアーコンサートに行ってきました。最近私の中で黄金のヒップホップリスニング期を迎えていて、特にカニエとTy Dolla Sign の「Vultures 」ばかり聴いていたので、コンサートの為にジョンバティーストゥの聴き込みが全く足りぬままでしたが何とかなるでしょうと初アトランタ。 夫が仕事だったので

      • The bear シーズン2 エピソード4 「Honeydew」に関するちょっとオタクめな感想

        Huluの「The bear」(邦題 一流シェフのファミリーレストラン←なんで?)のシーズン2のエピソード4ががっちり私の好み過ぎて4回観た。私の万年初心者の英語力もあるんだろうけれど、一回目は普通に、二回目は英語の字幕をつけて、三回目は字幕なしでビジュアルとサウンドに重点を置いて、四回目はこのブログを書くために観直し。四回観ても飽きない大変美しいエピソードである。 馴染みのない人にちょっと説明をすると、「The bear」は亡くなった兄が残したサンドイッチ屋をレストランと

        • スポーツはしたくなければしなくてもよいけれど、したら楽しいじゃんという話

          数日前にツイッターで「スポーツをしたことのない男はモテない。」みたいな話をしている動画がバイラルしているのを見た。私のTLでは圧倒的に否定的な意見が多かったんだけど、「男」限定で、スポーツをしていない男は男として成熟しないしモテないという話を、スポーツをしている(らしい)男性がモテてる男代表みたいな論調で捲し立てているので、色んな切り口で(トキシックマスキュリニティーの観点でもいいし、いやスポーツだけが男を成熟するわけじゃないだろうみたいな観点だったり)「おいちょっと待て」的

        カニコ、ボブディランを見にAthensジョージアに行くの巻

        • カニコ、Jon Batisteのコンサートで初アトランタの巻

        • The bear シーズン2 エピソード4 「Honeydew」に関するちょっとオタクめな感想

        • スポーツはしたくなければしなくてもよいけれど、したら楽しいじゃんという話

          私もかつて若い母親だった フロリダプロジェクト

          一昨年まで北フロリダのペンサコーラに1年弱、フロリダ最南端のキーウェストに2年住んでいたので、映画「フロリダプロジェクト」の風景が懐かしい。アラバマの州境にあるペンサコーラの雰囲気はもっと今住んでいるサウスカロライナの雰囲気に似ていて、ディズニーリゾートのあるフロリダオーランドが舞台の「フロリダプロジェクト」の空気はどちらかというとキーウェストに近いかもしれない。多くの観光客が訪れるトロピカルパラダイス。そのパラダイスで貧困ぎりぎりで生きている若い母親のヘイリーと6歳のムーニ

          私もかつて若い母親だった フロリダプロジェクト

          友達がいない私とジャックハーロウ

          アメリカに越して12年。夫の学校やら仕事やらで引っ越しが多くて、今住んでいるサウスの小さな街が6個目の街になるんだけど、住み始めて1年半、友達が出来る気配がない。子供たちが大きくなっているので、公園で世間話をして友達になるようなシチュエーションが失くなったとはいえ、夫のレジデンシーが終わるまでここに後4年半住む予定なのに、繰り返すけど全く友達が出来る気配がない。年々introvertを拗らせているとはいえ、私だけの問題だけではない気がしている。 みんな生まれも育ちもこの街の人

          友達がいない私とジャックハーロウ

          少年は残酷な銃を構える We need to talk about his gun obsession.

          皆さんは「少年は残酷な弓を射る(原題 We need to talk about Kevin)」という映画を観たことがありますか? 生まれたときから育てづらいとずっと思いながら育てていた息子が、ある日狂暴な事件を起こすというフィクションで母の目を通して描いています。 さて私の話。私の家の隣は小さな路地を挟んでアパートがあるんだけれど、その一室で6年生の息子とお母さんが暮らしている。お母さんのボーイフレンドらしい人も一緒に住んでいるが詳細は分からない。少年のお父さんは彼が小さ

          少年は残酷な銃を構える We need to talk about his gun obsession.

          カニコ、ニックケイヴのコンサートでアッシュビルに行くの巻

          去年サウスカロライナに引っ越してから2回目のアッシュビル、ノースカロライナ。前回は三女のジムナスティックの大会と観光でしたが、今回は夫が大ファンのニックケイヴのコンサートでのアッシュビル。 因みに私はニックケイヴは夫が車で聴いてるときに流し聴くぐらいであんまり詳しくないので、このブログはニックケイヴをよう知らない初心者の私によるニックケイヴについてのブログです。玄人の皆さんごめんね。ごめんね。 ニックケイヴはオーストラリア出身のポストパンクからキャリアを始めたシンガーソング

          カニコ、ニックケイヴのコンサートでアッシュビルに行くの巻

          最近の音楽への雑感 前編 RenとかKnox Hill ヒップホップ

          私は90sキッズなので、ビギーだのJ Dilla、 D'AngeloだのEn Vogue、SWVのあの頃のR&Bとかヒップホップを永遠に聴くことが出来るんだけど、「昔の音楽は良かったのに今の音楽ときたら。」とかしたり顔で言うおばちゃんになりたくないので(切に思う)、若いアーティストの音楽も自分の趣味の範囲でピックアップして聴くようにしている。昔みたいに「私はヒップホップヘッズだから、ロックだのカントリーだの聴かんし!」みたいなことも言わんようになった。ジャズ、オールドスクール

          最近の音楽への雑感 前編 RenとかKnox Hill ヒップホップ

          インセルとかフェミニズムとか非モテとか

          皆さんは「インセル(Incel)」という言葉をご存じだろうか? 今まで文脈で聞いたことがなくて、意味を知らずにいた言葉だ。インターネットからの派生語で「involuntary celibate 」の略で直訳すると「望まない禁欲者」。自分は魅力がないために女性と性的な関係が持てないと考えていて、一般的に女性や、女性とセックスが出来る男性にたいして敵意を持つオンラインコミュニティのメンバーの若い男性(オックスフォード辞典から和訳)という意味らしい。日本語で言う「非モテ」とか「弱者

          インセルとかフェミニズムとか非モテとか

          ネットフリックスの「Beef」と、アメリカでアジア系を10年強やってる私

          アジア系アメリカ人の割合は7. 4%だそうだ。マイノリティの人口が比較的都市部の方に集中しやすいと想定すると、田舎でアジア系が珍しいということは十分あり得る。去年引っ越して来たサウスキャロライナの小さな我が街のアジア系の割合は0.71%。私と子ども達はこの街のユニコーンである。時々長女は学校でアジア系のステレオタイプに基づいたジョークを言われたことを帰って来て話すことがあるけど、本人は面倒臭いのかあんまり気にしてないようだ。(彼女の言葉を額面通りに取るのであればだけれど。)

          ネットフリックスの「Beef」と、アメリカでアジア系を10年強やってる私

          学校とかスクールシューティングとか

          ニューオリンズに住んでいたときに少し治安の悪い地域から、治安が比較的良いチャータースクールに息子を通わせていた友人が言った。「子供はみんな良い子たちなんだよ。」 でも歳を重ねると周りの大人たちが抱えるドラッグの問題に巻き込まれる子供たちがいるんだと友人は私に説明した。ドラッグ関連の話にはギャングが関わって来るので拳銃の心配も出てくる。自分の息子をそこから出来るだけ遠ざけたいと言う。 私たち家族がこのダウンサウスに越して一年弱。去年の今頃私たちはインターネットで家を探し、不動

          学校とかスクールシューティングとか

          エクササイズ難民の私も走ってみる

          9月からダンスのレッスンを週一で取っていたのが、先々週から最低限の人数が確保出来ずクラスを一時閉鎖ということで、またエクササイズ難民になっている。ダンスは日本に住んでいた時に運動が苦手な私が奇跡的に続けられたことで、渡米後育児でいっぱいいっぱいで断念していたものの、やっと子どもたちの手が離れて通い始めたばかりだったのでがっかりどころの話ではない。ダンス自体もそうなんだけど、日本でダンスをしていた時の若かった自分や、ダンスを通して出来た友人達、彼らとの思い出も引っくるめた思い出

          エクササイズ難民の私も走ってみる