エクササイズ難民の私も走ってみる


9月からダンスのレッスンを週一で取っていたのが、先々週から最低限の人数が確保出来ずクラスを一時閉鎖ということで、またエクササイズ難民になっている。ダンスは日本に住んでいた時に運動が苦手な私が奇跡的に続けられたことで、渡米後育児でいっぱいいっぱいで断念していたものの、やっと子どもたちの手が離れて通い始めたばかりだったのでがっかりどころの話ではない。ダンス自体もそうなんだけど、日本でダンスをしていた時の若かった自分や、ダンスを通して出来た友人達、彼らとの思い出も引っくるめた思い出ボーナスもあり、ともかくダンスがしたかった私は最近ちょっと脱け殻です。

ここは中流階級の白人の街という雰囲気なので、ヨガスタジオは数件あって景気が良いようなので、とりあえずヨガに通ってみようかなと思っている。私のとりあえず音楽が流して腰を振りたい(言い方)習性と真逆なヨガは若干退屈なんだけれど、近所のヨガスタジオでバー(Barre)のクラスが始まったようなので、それに挑戦してみようかなと思っている。バレエの基礎を使ったワークアウトなんだって。腰振ってくるね。(やめろ)

ともかく運動はやめてはいかんとここ2週間位毎日ランニングをしてみている。ランニングも敢えて自分からしたいエクササイズではないのだけど、人に会わなくていいし(introvert的には好ポイント)、我が家からダウンタウンまでの10分ほどの通りは緩い下り坂で走るのが楽しいし、登り坂の帰りはグダグダでも強制参加の犬と走るので、散歩だと思えばいいかという軽い感じでしている。(道聞かれたり、犬可愛いねとか声かけられるんだけど、多分感じが軽すぎてランニングしてると認識されてない笑。)

2019年でちょっと前の作品になるんだけど、先日観たアマゾンオリジナルの「Brittany runs a marathon」がとても良かったので予告編貼っておきます。
今年は、「This is us 」のファイナルシーズン、「Handmaid's Tale 」のシーズン6、それからfxの「The old man」、HBOの「Tokyo Vice」とハマったテレビ番組が多かったものの、映画はそんなに記憶に残るものが少なかったので、2022年も終わりに差し掛かりこの「Brittany runs a marathon 」見付けたのは収穫。

因みに今年観た映画のトップ3は、Netflixの「Hustle 」、この「Brittany runs a marathon 」そしてポールトーマスアンダーソン監督の「リコリスピザ」。年終わるまでにこれは観とけっていう作品あったら教えてください!

話を映画に戻すと、ランニングを始めて3年でニューヨークシティマラソンを完走したブリタニーオニールの話にインスパイアされて出来た作品だそうで、主人公が初めてランニングを始めたときに「まずは1ブロック走ってみる」がフルマラソンに挑戦するところまでにつながるのはとてもインスパイアリングで、コメディだと思って舐めてかかるとうっかり泣かされるので気をつけて下さい。

個人的にブリタニーの自信が足りないところがに勝手に共感してしまいました。アメリカに来て親になって本当に思うんですけど、子供に自信を与えるのは本当に大事。そして育児中に親は日々の生活で「すごいじゃん」なり「love you」とかの言葉を通して子供に自信を与えることが出来るんですよね。日本で育った人なら分かって貰えると思うんですけど、謙遜の文化って子供に傲らない謙虚さを教えると同時に自信を削いでしまう。「うちの愚息は」とか、「うちのはまだまだでき損ないで」とか、親のそういう言葉で自信は育たないよね。自分の中の自信が上手に育たなかった子どもは、いい年の大人になっても自信のなさといつもやりあわなきゃいけない。特に自己肯定力の高いアメリカ人と生活して思うのは、私は彼らとスタート地点から違うなと感じている。自信のない私はスタートラインにすら立つのが怖いし、立ってみたスタートラインが自分が立つべきラインかすら分からないんだから。

私は自分の子供たちは自分の才能や長所に疑いなく専念出来るように、自信を伸ばす手伝いを出来るだけしてあげたいなあと感じている。自信のない自分を認めてあげるのが一生の目標みたいな私のようではなく、得意なことで人生を楽しんで欲しいななんて思いながら観ました。
良作なので機会があったら是非。


さてさて最近愛について考えていて、次のブログで気が向いたら愛を語りたい。ということで

Frank Ocean Godspeed

すごく好きでここ数ヶ月毎日聴いてる。そしてたまたま先週の「Handmaid's Tale 」のフィナーレで「Godspeed (ご無事で)」ってマークがジューンに向けて言っていて、「おー使うんやね」と胸が熱くなりました。


では皆さん、次回カニコが愛を語るまでGodspeed!







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