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興味関心があること考えていることを書く。最近は展示の感想多め。 数学、計算科学、美術、…

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興味関心があること考えていることを書く。最近は展示の感想多め。 数学、計算科学、美術、民族学、言語学あたりが気になってる。 https://twitter.com/k_akie7 https://bsky.app/profile/k-akie.bsky.social

最近の記事

VS『連続する共鳴』

「メディアアート」という単語を知ってまだ 1、2 年しか経っていないし、作品もいくつかしか見れてないし、よくわかってないままだ。 でも、なにか面白いことが体験できそうで気になってる。 連続する共鳴グラングリーン大阪に VS という施設のオープン展示を見てきた。 来場者の動きに応じて変わる投影と音が面白かった。 1つ目。 スマホを構えている感じがうっすら分かる。 最初の展示室なのもあって、出入りが多くていろんな動きがあった。 2つ目。 右端に見えているセンサーが、他にも

    • 国立国際美術館「梅津庸一 クリスタルパレス」を見てきた

      国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」で初めて作品を見た梅津庸一氏の展覧会が大阪で開催されていたので、見てきた。 https://www.nmao.go.jp/events/event/202400604_umetsuyoichi/ たいへんよかった。 区分けされた展示空間がそれぞれ違った雰囲気で作り上げられていて、部屋を移るごとに違う印象になっておもしろかった。 自分と10も歳が変わらない人ひとりが、これだけの量の作品を作って、存命の

      • 放送大学での2期目を終えた

        2024年1学期4月からの受講を終えた。 今期は3科目を取っていたので、なかなか大変だった。 試験結果はまだ出ていない。 講義情報ネットワーク(’18) シラバスを読んで想定していたよりも、難しかった。 各種通信プロトコルを1つずつやった。 アルファベット略称が多くて、私にはとても覚えきれなくて、やるそばから順々に抜けて落ちて行ってしまった気がする。 でも、通信ネットワークのことは、多少はわかるようになったと思う。 うっすらとした理解しかしてなかった IPアドレスのサブ

        • MOT「サエボーグ」「津田道子」TCAA受賞記念展を見てきた

          東京都現代美術館で開催中のもう1つの展示も見た。 サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」 小屋の向こうには鏡があった。 私と目が合った。 この英語を調べて知ったが、『ピーナッツ』に登場するルーシーが開いている精神科ブースのオマージュのようだった。 奥に進むと薄暗い中に、スケールの狂った輪郭の曖昧なわりに配色がはっきりしたなにかがある。風邪を引いたときに見る夢の中にいるみたいだった。 茶色のなにかには大きいハエのようなものがたかっていた。 赤い

        VS『連続する共鳴』

          MOT「翻訳できない わたしの言葉」を見てきた

          2回目の東京都現代美術館(MOT)。 気になっていた展示を、また見に来ることができてうれしい。 一緒にやっていた他の展示も見たので、また別で書く。 特に気になったもの南雲麻衣|Mai Nagumo 3つのエリアのうち、丸テーブルで流れていた家族とのコミュニケーションについて友人と日本手話で話している映像が気になって、長いこと見ていた。 楽しそうで、私がふだん話しているよりずっとおしゃべりだった。 見ながら『君の手がささやいている』という漫画のことを思い出していた。 こ

          MOT「翻訳できない わたしの言葉」を見てきた

          DAZZLE のイマーシブシアター

          現地で3回、オンラインで1回参加したので、感想を書く。 とりあえず現地での体験はとても楽しいです。 上野「Lost in the pages」この6月で終演してしまう。 初回はプレミアム、次にオンライン、2回目の現地は通常チケットと、すでに3回見た。 あと1回くらいオンラインでも見たいし、6月はまた現地でも見たい。 まだ知らない物語がある。 現地では、舞台と客席ではなく、同じ空間に一緒に存在することになる。 ダイナミックに動く演者さんを間近に見れたり、目線を合わせたり、ま

          DAZZLE のイマーシブシアター

          坂本龍一 + 高谷史郎「TIME」

          京都ロームシアターで見てきた。 舞台上に水が張ってある様子が気になったので。 2階席最後列の真ん中近い席で、舞台上の水面もよく見えた。 舞台舞台に中央には薄く水が張られていた。 波紋がないと、ノングレアの電源が切れたディスプレイみたいに見えた。 左右には小さな岩とレンガ、砂山があり、枯山水のようだった。 その後ろには大きなスクリーン。 境目もなく、前に人が立っても影ができなかったことを考えると、後ろから照射していたのだと思う。 そこに時々、舞台の様子がリアルタイムに映し

          坂本龍一 + 高谷史郎「TIME」

          国立西洋美術館「真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」と常設展を見てきた

          企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」と合わせて、常設展も見てきた。 この美術館も常設展が結構広くて、たくさん見れてよかった。 常設展解説も多くて、どういう絵なのかを知りながら鑑賞できた。 2階で終わりかと思ったら、1階にもまだ展示ゾーンが続いててびっくりした。 一部の展示方法が、企画展での田中功起さんのプロポーザルに合わせて、低い位置になっていた。 私は目線が合わないのでかがんで見ることになる。 通常の展示でも、光の当たり具合と私の身長との兼

          国立西洋美術館「真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」と常設展を見てきた

          国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」を見てきた

          この企画展が見たくて東京に行った。 常設展と合わせて、その甲斐があった。 おもしろいものを見れたなと思う。 ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?想像していたよりも絵画作品が多いと感じた。 壁に順に吊るしてあるような展示もあれば、西洋美術館らしく過去の西洋作品と並べて展示していたり、普通とは違う展示方法を取っていたり、そういった面白さもあった。 ときどき受け取りきれない作品もあったし、自分にはあわないなと思う作品もあった。 特に好きだなとか気になった作品

          国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」を見てきた

          東京国立近代美術館に行ってきた

          「美術館の春まつり」というイベントが気になってはじめて行った。 皇居のお堀の傍に立つ、眺めのいい美術館だった。 1階から4階まであってかなり広かったし、企画展と常設展の両方を見たので、全部を見て回るのに4時間くらいかかった。 週末だったので夜20時まで開いていたので助かった。 中平卓馬展前情報なしで見たので、よくわからないままに見てしまった。 ただの写真ではなかった。 インスタレーション的な作品もあったし、その当時のことを考えると先進的なことをしていたのだろうと思う。そ

          東京国立近代美術館に行ってきた

          「遠距離現在」を見てきた

          国立新美術館で開催中の「遠距離現在」を見た。 ついこないだも行った美術館だったので、また来たって感じがした。 ティナ・エングホフ〈心当たりあるご親族へ〉この作品群が一番心に残った。 こういった写真がその区画中に展示されていて、誰かがそこで生きたり暮らしたりしていた気配があるのに、その人は孤独に死んでいったという事実が積み重なって、重かった。 その人のことを私は知らないし、生きた国も違うし関係もない。 こんなに生活の気配があるのに、身寄りなく亡くなってしまったというのが、寂

          「遠距離現在」を見てきた

          数学検定 準2級に受かった

          2024年1月の検定試験で準2級に合格した。 2023年GW頃からやり始めた数1Aの範囲の確認を込めて受験したので、無事受かることができてよかったなと思う。 次は、数2Bの範囲が終わったら2級を受ける。夏頃にできたらいいな。 はじめて数学検定を受けたので、その記録。 試験の所感1次と2次があるが、どちらも時間は余った。 センター試験・共通テストくらいの想定をしていたので、それと比較すると時間はそれなりに余裕がある。 特に1次は途中退室もできないので、見直しを3周した(そ

          数学検定 準2級に受かった

          岡本太郎記念館と美術館

          岡本太郎記念館も岡本太郎美術館も、それぞれ一度は行ったことがある。 開催中の企画展も違うし、やっぱりもう一度行きたかったので、また行ってきた。 記念館は、南青山なので比較的行きやすい。 美術館は、川崎市の奥の方、登戸駅が最寄りなので、すこし遠い。新幹線だと東京・品川・新横浜のどの駅からも1時間ちょっとかかる。 岡本太郎記念館街中でちょっと横道を覗きこんだら、樹木がうっそうとしている区画が見える。熱帯に生えていそうな常緑が塀からはみ出しているのが、岡本太郎記念館だ。 特に

          岡本太郎記念館と美術館

          五美大展を見てきた

          ちょうど関東に行く用があったので、国立新美術館でやっていた五美大展を見てきた。 5つの芸大が合同で開催しているので、作品数がかなり多い。駆け足だったゾーンもあるが、休憩を除いて3時間ほど見ていた。体力があればもう少しゆっくり見たかったなと思う。 ヘッダー画像は、多摩美術大学 先生 佳蓮『Excuse me』 多摩美ゾーンの入り口に吊ってあった。「この囲いのなか」とは。 あいにくの雨だったが、乃木坂駅からは一応傘なくても入館できたし、屋外展示ゾーンも傘が用意されていたので見

          五美大展を見てきた

          放送大学での1期目を終えた

          2023年2学期10月から放送大学で受講をしていた。 はじめてだったのでまずは1講義だけだったが、無事終えることができた。 試験も合格して単位が取れていた。 はじめて放送大学で科目履修をしたので、今回で仕組みや流れを把握できた。 講義『計算の科学と手引き』について今回受講したのは「計算の科学と手引き」の1科目だけだった。放送授業だからインターネットでいつでも受講できるし、提出課題も単位認定試験もWebで完結できた。 全15回の講義のうち、半分くらいはそれなりに理解ができ

          放送大学での1期目を終えた

          芸大の作品展を見てきた

          芸大の卒展というものを見たくて、行きやすい距離にある2か所に行ってきた。関西だと、東京に比べると多くはないけど、いくつかやってるとこがある。 いろんな作品を見ることができて、気になる作者も見つけることができたので行ってよかった。 見た中で特に気になった作者や作品について、投稿NGじゃないものは写真も載せながら、私の好きポイントや感想を書いた。 絞ったつもりだけど、それでも多くなってしまった。 大阪芸術大学 大学院修了制作展2023キャンパスは遠くて行けなかったけど、スカイ

          芸大の作品展を見てきた