「遠距離現在」を見てきた
国立新美術館で開催中の「遠距離現在」を見た。
ついこないだも行った美術館だったので、また来たって感じがした。
ティナ・エングホフ〈心当たりあるご親族へ〉
この作品群が一番心に残った。
こういった写真がその区画中に展示されていて、誰かがそこで生きたり暮らしたりしていた気配があるのに、その人は孤独に死んでいったという事実が積み重なって、重かった。
その人のことを私は知らないし、生きた国も違うし関係もない。
こんなに生活の気配があるのに、身寄りなく亡くなってしまったというのが、寂しいなと思ってしまった。
徐冰《とんぼの眼》
本編は時間が合わなかったので、10分ほどのメイキング映像だけ見た。
企画展ページに予告編とメイキングがあるので見てほしい。
試みとして面白いなと思ったのもある。
その映像のすべてが演技ではなく、現実に起こったことだというのが、怖かった。
おわりに
ビデオ作品が多くて、時間の問題でしっかり見ることができなかった。
展示で1時間近い動画があるとき、すこし見るだけで終わりにしてしまうので、受け取りきれてないなっていつも思う。
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