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どんな仕事も面白がるアイデアを。

「楽しいはつくれる!」これは、私のキャッチコピーでもあるのですが、しんどいと思う仕事こそ、どうしたら楽しめるか?ーそんな風に自分に「積極的な問い」をするようになって人生の景色が変わってきました。
建設会社で新規開発業務に携わっていると、常に課題だらけです。
同業界の方は、わかると思いますが建物が出来るまでのプロセスはとても楽しいと言い難い状況ばかりです。なぜかそんなハードな環境を選んでしまったからこそ、「逆境をプラスに転換する」というクリエイティブな視点が培われました。
そんな私は、社内外の調整業務で今も絶賛壁にぶち当たっておりますが、それでもなお「どんな仕事も面白がろう」と決めたのは、書籍「アイデアは考えるな。」で面白法人カヤックの柳澤社長の考えに触れたからです。
「あぁ私、この方の考え方好きだなぁ」と純粋に思いました。

アイデアを求められる仕事をしている方、そして「今仕事が面白くないなぁ」と思っている方にぜひ触れてほしい考え方だと思い、書籍の一部を紹介したいと思います。

楽しく働くには?

この本は、タイトルにあるように「アイデアをたくさん出すための秘訣」がテーマになっているのですが、「楽しく働く秘訣」が詰まった一冊です。なぜなら、楽しく働くにはアイデアが必要で、アイデアをたくさん出せるようになると、仕事が楽しくなってくるからです。「面白法人カヤック」を創業した柳澤社長は、創業以来徹底的に仕事が面白くなるよう楽しく働けるよう工夫してきたと言います。「面白がり屋」を増やすことに熱い想いがあり、面白がり屋になるには3つのことが重要であると言います。

①とにかく乗っかる
目の前に現れた機会にまず乗っかることが重要です。自分の中の壁をなくし、面倒くさそうな仕事こそ、とにかく乗っかってみることが重要なのです。理不尽なクライアントがいた時も、口癖は「逆に面白い」でいきましょう。

②自分からアイデアをたくさん出す
練習すれば誰でも自分からアイデアを出すことができると信じ、10個アイデアを出すことから始めましょう!重要なのは、すごくないアイデアで良いというマインドセットです。ありえない案を出す過程も楽しみましょう。

③楽しいと周囲に伝える
楽しいとわざわざ口にすることで、周囲の雰囲気も良くなり、パフォーマンスも上げられるようになります。そして「楽しそうに働いているのでぜひ仕事をお願いしたくなりました」と次の仕事が舞い込んでくるのです。

アイデアは質より量

すごいアイデアを出している人は、その何倍もすごくないアイデアを出しています。
ポイントは何かアイデアを考えてください、と言われたらまずは10種類のアイデアを出すことです。一つアイデアを出してくださいと言われると、人は唯一の解を探そうとしますが、世の中の問題は一つの正解しかないことは稀です。名著『アイデアのつくり方』には、『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない』という有名な言葉があります。
回転寿司も、ベルトコンベアからインスピレーションをうけて、回転率に課題があったお寿司屋さんから、発明されたもの。
すごいクリエイティブディレクターは天才だと感じてしまうこともありますが、同じ人間。誰もが平等に、アイデアを思いつく力をもっていることを認識することが重要なのかもしれません。

発想法「マンダラチャート」

世の中には多くの発想法がありますが、ここでは「マンダラチャート」という発想法が紹介されています。3×3のマスを使ってアイデアを出していく方法です。真ん中にアイデアを出したいテーマのキーワードを書き入れます。その周りに、真ん中の言葉から連想されるワードで残りのマスを埋めていきます。この方法は、大谷選手が目標達成のためにやっていた手法ということで、話題になりました。真ん中の夢(ドラフト1位8球団)を達成するために、必要な要素を8つ記入しています。
体づくり、人間性、メンタル、コントロール、キレ、スピード160km/h、運、変化球
これらを達成するために必要な行動を更に拡げて描いています。

大谷選手が描かれたマンダラチャート

私自身も、一級建築士の学科試験で科目ごとに目標点数を達成するために、どんなアクションをすれば良いか?というアイデア発散にこのマンダラチャートを活用していました。結果、学科試験は一発で合格することが出来、その効果を実感しました。
「これはすごい」と、マンダラチャートの講習にも通い、最近では所属しているコミュニティでワークショップも実施しました!
今年の後半戦の人生目標を各分野ごとの視点でマンダラチャートで描くワークショップ。マンダラチャートを使い、俯瞰した視点で自分と向き合う時間をとることで、自分はどんな風に生活を送りたいか、そのためにどんなアクションが必要なのか、思い出すきっかけになるのです。

各分野の目標を書いたら、そのためにできるアクションを周りにかきます。

最近、仕事でもプライベートでもワークショップのファシリテーションをやらせていただくことが多いのですが、チームのアイデア出しには最適な手法だと感じます。メンバーでのブレストには、以下のポイントが大事だと言います。

①とにかくアイデアの量を出す
②とにかく相手を否定しない
③とにかく相手の意見に乗っかる

先日、誰もが知る大企業のデザイン部の方からも教えていただいたのですが、ワークショップは上記のようなマインドセット、参加者の意見をひきだす場づくりがめちゃくちゃ大事だとか。私が最近主催したワークショップでは、ニックネームをAIで命名し、その時間はニックネームで呼び合う(えらい人にも)
bgmをかける、菓子を用意する、のびのびできるゆとりあるスペースで行う、ふせん、ペン、模造紙を活用する、といったちょっとした工夫を積み重ねました。結果、活発な議論がまきおこり、楽しかった!と前向きな感想を頂きました!みなさんも、ぜひ職場でワークショップをとりいれてみてください。

ごきげんらいふの実現にむけて

私が目指すライフスタイルは、真のごきげん らいふです。
物心共に自立をし、心から通じる仲間と、1秒でも多くワクワク楽しい時を創造していきたい。
ごきげんばかりではいられないこのご時世、ごきげんにいるには沢山のアイデアが必要なのです。
一人ひとりから、たくさんのアイデアが生まれ、そのかけ算で、世の中がちょっと面白く、楽しく、ごきげんになりますように。

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