現代人が今伸ばしてゆるめるべき9部位とは?
年齢にかかわらず、
やれば必ず効果が見込めるストレッチ。
ならばひたすら実践するのみ。
でも一体どこをどうやって伸ばせばいいのでしょうか?
現代人が今伸ばしてゆるめるべき筋肉について考えると
可及的速やかにゆるめたい筋肉はトータルで9部位。
今ゆるめたい筋肉は、この9部位
1位 大臀筋:座っているときは弛緩した状態。そのまま一日何時間も固定されているのがお尻の筋肉。
2位 胸鎖乳突筋:首が前に出る姿勢でスマホを見ている最中は収縮しっぱなし。凝りの蓄積レベルは高い。
3位 梨状筋:お尻の深層にある筋肉。大臀筋が硬い人はもれなくこの筋肉も硬くなっている。
4位 僧帽筋上部:大きな僧帽筋の中でも上部の筋肉はストレス性の肩こりに関係する部位。
5位 ハムストリングス:ここが硬くなると骨盤が引っ張られて後傾するので腰に負担がかかり、腰痛が発症。
6位 広背筋:背中の凝りに関連する筋肉。硬くなると手をまっすぐに上げることが困難に。
7位 大胸筋:猫背姿勢を続けていると、大胸筋は常に縮こまった状態に。肩こりや巻き肩にも関与する。
8位 腸腰筋:腰と太腿を繫ぐ筋肉。運動不足の人は衰えがち。硬くなると腰痛を引き起こすことも。
9位 下腿三頭筋:歩行時の蹴りの動作に関わる。硬くなると静脈の血流が悪くなり、むくみなどが起こる。
世界一座っている時間が長い日本人の硬くなりがちな大臀筋、
スマホ操作で縮みっぱなしの胸鎖乳突筋、大臀筋とセットで伸びにくくなっている梨状筋はベスト(ワースト?)3の筋肉。
以降は肩こりや腰痛などに関わる筋肉が続いていきます。
ストレッチメソッドは3段階のレベルで構成。同じ部位をほぐすにしろ、
人によって関節可動域にはそれぞれ差がある。
現時点の柔軟性に適した、
無理のないレベルのメソッドを
実践していきましょう。
ストレッチの進め方
【ストレッチのレベルは3段階】
レベル1:最小限の可動域でターゲットの筋肉をゆるめる。カラダの硬さを自覚している人、ここ数年、運動経験がない人はここから。
レベル2:レベル1を楽にこなすことができた人は関節の可動域をより広く取ったレベル2に挑戦してみよう。無理のないストレッチの目安は筋肉が震えたり痛みを感じないこと。
レベル3:レベル2でも物足りなさを感じる人は最強ストレッチのレベル3へ。最大可動域での動きでターゲットの筋肉をより広範囲に伸ばせるメソッド。これが習慣化すれば怖いものなし。
床に座ったり寝たり、
椅子や壁を使うストレッチは
自宅で集中的に行いましょう。
さらに日常生活で手軽に行えるストレッチを取り入れれば効果は倍増。
スキマ時間の習慣にしていきましょう。