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感情の嵐の中で私を救うもの
こんばんは。
またまた久々の投稿です。
ここ数ヶ月で取り巻く環境がいっきに変わり
荒れたりハイになったり落ち込んだり
ジェットコースターでした。
わたしにとって苦しい時
助けてくれるのはいつでも読書でした。
もちろん助けてくれる友人や知人もいます。
でも、助けて。
って言える冷静さは嵐の渦に飲み込まれているときにはいつだって失っているのです。
吹き荒れる嵐をおさめるには、わたしには本が必要でした。
小さいときからずっと。
苦しい私のそばには、絵と本がありました。
そんな訳で最近読んだ本たち。
奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業 ――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために
人目や評価を気にしてしまうひとに。
自分の価値は他人の評価や名声、権力ではなく
心のあり方であるということ。
そんなことは言われなくても知ってるよ!
と感じることもあるかもしれないけど、実際に
奴隷という苦境の中で、唯一自分の自由にできるものは意思だけである。
という場所にたどり着いたひとの説得力というか。
押し付けがましい感じがないのも良かったのかな。
時代や文化が現代の日本とは違うので、イメージしづらい部分もあるけどきちんと解説も入れてくださっていて、易しくしすぎず
かといって固くしすぎずの塩梅が程よかった。
この本は今後生きていく中で繰り返し読むのだろうな、読まなくとも思い出すんだろうな。
と思う本でした。
本当は現物で欲しかったのですが、衝動を止められず電子で買ってしまったのが悔やまれる。
いつか実体として手に入れたいです。
マンガでわかる 愛着障害 自分を知り、幸せになるためのレッスン
ちょっと記事を書くために改めてタイトルをみたら
やたらキャッチーでちょっと戸惑いました(
愛着障害について、入門編のような位置づけの本。
自分の生きづらさについて、子供時代の傷が原因であるということは早い段階でわかっていたのですが
それに対する対処があるとは心にも思わず
三十代も半ばにきてしまいましたが、
それを受け入れるための土台を作るための時間も必要だったのだろうと感じています。
土台がなければそもそもこの本までたどり着かなかったと思うしね。
少しずつ積み重ねてきた結果が、いま色んなことに結びついているなと実感しています。
愛着障害のキーワードにピンときた方は是非。
親といるとなぜか苦しい: 「親という呪い」から自由になる方法
こちらも漫画でわかる〜の岡田先生訳の本。
この本を開くにはわりと勇気というか、思い切りが必要でした。
でも罪悪感を感じている時点でなにかしらあるんだよな。と読了後、しばらく時間が経った今では思います。
わたしは小さい頃から見てきた機能不全家族の役割について、思い違いをしていた。
それが現実の不調となって現れたとき
わたしに起こったことはなんだったのか。
あのときの体験で、本当にわたしは何を感じていたのか。
見つめなおす時が来たんだと思いました。
そして事実を認識した時、はじめてひとは
それに対処することができる。
社会人であれば当然のトラブル対応の基本ですが、自分に適応するのはなかなかむずかしいものです。
時間はかかったけど、この本にたどり着いて良かったと思いました。
これで本当に、義務感からではなく心から家族を愛せる。そして自分のことも愛することができる。
そう感じさせてくれた書籍です。
岡田先生の本、とてもお世話になってるのですが1点気になることといえば、安全地帯を持つというところで、ひとというものにフィーチャーしすぎなとこかなぁ。
安全地帯は必ずしもひとである必要はない、
というところももう少し主張してもらえたら嬉しい。せっかく素晴らしい本なのにその部分で反感を買ってしまうレビューをみてちょっと悲しかった。
そりゃ安全地帯にされる方の方からしたら大変よな‥って。にんげんだもの‥
発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47
これは全然最近読んだものじゃないんだけどせっかくなので紹介しとく。
まだ会社員だった頃、わたしは自分がADHDなんじゃないかと疑っていて、自分なりにいろいろな工夫をしまくっていた。
ケアレスミスが半端ないので自分用のチェックツールを作ったり、アラームを活用したり、片付けの動作を少なくしたり。
そんな試行錯誤の日々の中でたまたまみつけたコラムでこちらが紹介されていたので購入。
自分がすでにやっている対処も、新しくこれやってみよう、というものも、これはやらねぇな、
なんてものもあったけどなにより同じ感じの人がいろいろ工夫しながらなんやかんや生きてる。
っていうのはすごくためになったのもあるけど
励まされたのがおおきい。
友達でもなんでもないけど、強くいきていこうな。
って思った(小並感
根本を解決するようなものではないのであくまでもライフハックとして活用する目的でどうぞ。
身近なひとでADHD疑いのある人を理解するのにもいいかも。
おわりに
いまも大変なのは変わりないけど、
確実に自分を知って、大切にできる地盤を作っていってる。
そんな感覚があります。
もちろん支援してくれるひとがいるということが一番大きいのですが、それと並行して知識を得るということはわたしの心の安寧を取り戻す手段としてとても大切なことでした。
嵐がきたらまた本を読みます。
そしてまたひとつ、知識を増やします。
そうしたら、わたしは嵐に飲み込まれるだけでなく、それをじっとやり過ごすだけでなく、またひとつ自分を好きになれるのです。
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