記事一覧
いるはずのない同級生
このお話は他のサイトで公開した物を書き直した物で、昔友人から聞いた話を一部付け加えて書いた物です。
さて今日はどんな話をしようかのぉ
ん?怖い話かえ?
そうじゃなぁ・・・
ふむ。
あれはわしがまだ小学生の頃じゃった
その時に住んでおった家のすぐそばに広い道があっての
道の両側にはおもちゃや人形やらの卸問屋が軒を連ねておってな
昼間には店員が忙しく立ち回っておった
その道を背中にし
鬼婆と若い旅の僧②-人の生き肝を食らう鬼-
夜半に目覚める僧N:僧は夜中にふと目を覚ました。隣の部屋でショリショリという音がしている
僧:ん。何の音じゃあれは。ん、んんー、か、からだが動かぬ。
(隣の部屋の襖が開く音
女:目が覚めたか
N:窓から差し込む月明かりで見て取れるその顔は鬼婆の顔だった
僧:お、おまえは誰じゃ。女は、女はどこへ行った。
女:あれもわしじゃ
僧:くっ・・・そ、そうか。おまえは噂に聞いた人を食らう鬼婆であ