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#吾輩は女装子である
女装官能小説「蛹と蝶」第16話「お尻の誘惑」
その日は、永谷に弄ばれるがままに何度か「女」となって、ドライオーガズムの快感を深く体に刻印され続けた。振袖袴姿で 、あくまでもプレイとして男を卒業して女になった気分を楽しむ日くらいに考えていた自分が甘かったのだ。その日を境にして、自身の肉体はもちろん男性ではあるのだが、性的快感の回路がより女性的な傾向に変質したことに気づかざるをえなかった。
永谷が言っていた通り、山芋成分のローションの効果なの
女装官能小説「蛹と蝶」第15話「女になる」
ローションなのだろうか、冷やりとした感覚のあとに、何かがスルリと自分のケツマンコに入ってきたのだ。
(ああ、ついに男のチン○が入っちゃった?明美、女になれたの?女になれたの?)と、マゾヒスティックな感情に昂ったのは一瞬で、すぐにそれが勘違いであることがわかった。少し痛みは感じたものの、滑らかに挿入されてきたそれは永谷の中指だったのだ。
「ペニスを入れてもらって、女になれたと思ったかい?明美ちゃん
女装官能小説「蛹と蝶」第14話「おしゃぶりの悦び」
ホテルの部屋に入るなり、黙ったまま永谷に身を寄せようとしたが、押し止められた。「明美ちゃん。もうわかってるでしょ?自分の欲望を言葉にすると恥ずかしくて感じちゃうんでしょ。何がしたいの?ちゃんと言葉にしないと!ずっと今日のことを想像しながら、練習してたことがあるんでしょ。」
ああ、そうなのだ、恥ずかしい欲望を口にすればするほど 、明美は興奮してしまうのだ。「はい、ご主人様。おち○ぽを、明美におし
女装官能小説「蛹と蝶」第11話・夜を待ち焦がれて
明としての日常が帰ってきた。しかし、元通りではない。明でいる間中ずっと、明美になった時の興奮や喜びが頭から離れてくれない。仕事をしている時もふとした瞬間にマゾ・メイド明美のイメージが頭をよぎり、夜になって明美となる一時を待ち焦がれている自分がいることに驚いた。やっと仕事を終えて自宅へ戻ると、セーラー服やメイド服など明美を再起動するためのスイッチには事欠かない。とるものも取りあえず、セーラー服を手
もっとみる女装官能小説「蛹と蝶」第9話・痴戯
痴戯。
痴れ、戯れる。
そこから先は、まさにその言葉のままに、永谷と明美は性の戯れに堕ちていった。堕ちたのは明美だけで、永谷は冷静にシナリオを進行したにすぎないのかもしれないが…。トラップと企みに満ちた、永谷の言葉なぶりに、明の中に潜んでいたマゾメイド明美の血はすっかり目覚め沸き立ち、永谷の言葉と手技で心も体も玩ばれるがままになっていたのだ。玩ばれるがままになることが、より明美の快楽を強